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おんな城主 直虎「第45回 魔王のいけにえ」のネタバレとあらすじと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年11月12日、第45回「魔王のいけにえ」が放送されました。

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今回のサブタイトル、「魔王のいけにえ」の元ネタは、「悪魔のいけにえ」でしょうか?1974年公開のアメリカの名作ホラー映画です。その後のホラー映画に多大な影響を与えた、ホラー史に残る大ヒット作です。これを機会に是非見直してみてはいかがでしょうか?

前回、田中城攻めをする徳川家康(阿部サダヲさん)に同行し、初陣を果たした、井伊万千代(菅田将暉さん)と小野万福(井之脇海さん)。そこで寝所で家康を襲おうとした間者から、身を挺して守った万千代。その功で一万石を賜りました。

家康を襲った武田の間者は、信康(平埜生成さん)の側近の武助で、岡崎はそのような不始末を出したとして連帯責任を問われ、岡崎衆を岡崎城下から追い出すという、重い処分を受けました。

浜松と岡崎との間で不穏な空気が漂ってきました。家康と信康の関係はどうなるのか?

前回の第44回、「井伊谷のばら」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第45回、「魔王のいけにえ」のネタバレとあらすじと感想です。

目次

浜松で男子が誕生

浜松で家康の側室が長丸、のちの秀忠を出産。家康の生母の於大の方(栗原小巻さん)は、誕生を喜びます。於大の方が、「若い者を長丸の守り役に付けたい。」と希望しているのを聞いた後、榊原康政(尾美としのりさん)から呼ばれたので、万千代は、自分が守り役に任じられたと勘違いし喜びます。前回の終わりの予告の時にこの場面が出ていたので、前回のあらすじの最後に、「守り役になるようです。」と書きましたが、万千代の勘違いの一場面でした。

榊原に呼ばれた万千代は、岡崎に男子誕生を伝えに行くよう命じられます。

報告した後、瀬名(菜々緒さん)は、ますます岡崎の立場が危うくなると明らかに不快感を露にします。そして信康と正室徳姫との間には子がなく、長丸が信康の後を継ぐことになるのでは?と、信康に側室をつけるよう提案します。

信康は徳姫の父である織田信長(市川海老蔵さん)の手前、躊躇しますが、もし側室に子供が生まれても母は徳姫であることを約束してならいいだろうと瀬名は強くすすめるのでした。

瀬名はおとわ(柴咲コウさん)にも側室候補を頼む文を出します。瀬戸方久(ムロツヨシさん)を通じて浜松で男子が誕生した事を聞いたおとわは、「お家騒動に巻き込まれたくない」と側室候補を探すことを露骨に嫌がります。

そんなおとわに南渓和尚(小林薫さん)は、「昔は皆を助ける竜宮小僧になると言っていたのに、何だか冷たい鬼ばばあになって。瀬名が頼みごとをしてくるなど、よっぽどの事ではないか。」と言います。確かに井伊が倒れてからのおとわは、ひっくり返ったみたいに何もしない人になってしまいました。和尚の言葉に反省した様子のおとわです。

信康に内通の疑い

その頃、信長にも徳姫から手紙が届いていて、側室の件は筒抜けでした。信長は新しく出来た安土城を祝いに来た、酒井忠次(みのすけさん)に、「信康が徳姫に相談もなしに側室を置き、その上武田に内通しているのでは?」と疑いをかけます。しかもそれら全て家康からの指示なのでは?と問い質します。持ち帰って真偽を確かめようとする酒井を、信長は追い詰め「信康が勝手にやっておる事と?」と追い込みます。信長のあまりの恐ろしさに酒井は認めてしまい、信康を斬るとまで請け負ってしまうのでした。

酒井から事の次第を聞いた家康は、「忠次、まさかこの機に乗じて信康を廃してしまおうと思うておるのではあるまいな?」と酒井を叱りつけます。家康の言葉にその場にいた本多忠勝(髙嶋政宏さん)も榊原も、万千代も驚きます。

「確かに私は、今川を好ましく思うておりませぬが。」と酒井が言うと、さらに怒った家康を榊原が「まず調べましょう。織田に申し開きをするのにも、まず向こうが上げた話をまこと、根も葉もない嘘であるかどうか。それを調べねば、無実であると出られませぬ。」と間に割って事を収めました。

榊原は岡崎へ出向き、家康が岡崎へ、信康が浜松へ移動することで「浜松と岡崎との垣根を取り払い、家来たちを岡崎城下に戻してやりたい。」という考えを伝えに行きます。

信康と瀬名は喜びます。榊原は、新しく来た側室に、たまたま元武田家臣の娘が選ばれている事を知り、それを内通とされたのではと推測します。

さらに、長丸が誕生したことで立場が弱くなる信康を取り込もうと、信長が明智光秀(光石研さん)を通じて、信康に家康と同じ「従五位下」という官位につけると誘ったのを、賢明な信康が、徳川同士での争いをさせようという信長の考えを読み、断っていたことも知ります。そしてこの事が、織田の言いがかりのきっかけになったのではと考えるのでした。

信康は、家康が全部分かってくれていると思って、細かい織田とのやりとりを家康に伝えていなかったのです。武助の件で出来た隙間に織田がつけ込んできた形です。

岡崎の内情を知った浜松では、酒井が「もはや信康様のお首を差し出す他、ないのでは?織田に逆らえば、叩きのめされるのは必至。それに信康様ご自身も理由をお作りになった…」と言い出します。「誰のせいでこうなったと思うておる!己の手落ちを棚に上げ、信康に濡れ衣を着せると言うのか!」と家康は激高します。

「私の手落ちでございますゆえ、あえて皆が言いにくい事を申し上げております!」と酒井は泣きながら訴えます。家康は「そなたはもう織田に馳せ参じよ。」と静かに言ってその場を去ります。そして一人になって碁を打ちながら必死に考えるのでした。

万千代は部屋の外で控えていて、榊原に質問をします。「徳川は織田にとり、武田つぶしの為の大事な味方のはず。それを何故かような事を。」

「味方ではあるが、徳川が大きくなり過ぎるのは織田の望むところではないのだ。大方様の兄、水野殿が武田と通じた故に殺せと織田から言われた話を覚えておるか。あれも織田の言いがかりだ。結局織田に逆らえず我らは大方様の兄上を斬った。」榊原は答えます。

万千代と万福は納得します。「知らぬ事にしておいてくれ。弱腰を家中にさらす事になる故な。」榊原は二人に口止めをするのでした。

家康、涙の決断

人を寄せ付けずひとりで考えていた家康を、榊原の話に出ていた大方様、於大の方が訪ねに来ました。誰も入れぬようにと家康に言われていましたが、三人は家康に取り次ぎます。

於大の方は家康に会うなり、手をついて頭を下げ「私からお願いがござります。殿、信康をお斬りなされ。」といきなり言います。

「仰せの意味が分かりかねますが。」家康は抵抗します。「折よく長丸も得た事ですし、信康がおらぬようになっても大事はござりませぬでしょう。」於大の方は言います。

「人の子の母とは思えぬお言葉。」家康は怒りをにじませながら言います。

「人の子の母であるがゆえ、言うております。獣はお家の為、我が子を殺めたりは致しませぬ。なれど武家とはそういうものです。お家を守るためには、己自身、親兄弟、子の命さえ人柱として断たねばならぬ時がある。その中で生かされてきたのですから、そなただけが逃れたいと言うは、それは通りませぬ。」そういうと於大の方は立ち上がり家康の手を取ります。そしてもう一度「それは通らぬのです。竹千代。」と幼名で家康の名を呼びました。

於大の方も家康も、目に涙をいっぱいためて二人で黙って耐えます。家康はうなだれ嗚咽を漏らします。そして「分かりました。母上。信康を斬ります。」と言うのでした。

外で聞いていた榊原は目を閉じます。万千代も驚きながらも同じように目を閉じました。

なんですかね、この展開は?全然訳分からないんですけど!次の子が生まれたから大事ない?どういう理屈ですかね?それでなんで納得するんですか?家康は!ちょっと忖度し過ぎなんじゃないですかね?!冗談じゃないですよね。このドラマで、酒井忠次ってろくな事してきませんよね?井伊谷城開城の時も、近藤の企みと分かっていて黙っていたし、堀川城でも龍雲党の皆も命落としているし!いらん事しかしませんね!

於大の方も急に出てきて何言ってんの?って感じです。到底納得できません。

家康が信康を捕らえさせる

おとわは、南渓和尚と一緒に岡崎の瀬名を訪ねてやって来ます。瀬名とおとわは、15年ぶりの再会を喜びます。「井伊から側室は出せないが、子宝祈願をしに来た。」と南渓は言います。瀬名は大いに喜んで信康と徳姫を呼ぼうとしますが、ちょうどその日は、浜松から家康が来る日で、祈願は家康が来てからと話が弾みます。

しかし部屋の外で騒ぐ声が聞こえてきました。

驚いて外に出て声のする方に行くと、榊原が信康を捕らえているところでした。石川数正(中村織央さん)が後ろから現れた家康に理由を聞きます。

代わりに榊原が「武田と内通したる廉にて、信康様を大浜城へ幽閉した上、死罪とする事になった。」と大きな声を張り上げて岡崎城中に聞こえるよう言います。数正は「何かの間違いにござりましょう。信康様は武田と内通などなしておりませぬ!」と必死に訴えます。

「武田の元家臣を側室に入れたと聞いたが。」榊原が言うと、瀬名が駆け出し家康に訴えます。「殿!その者らは既に徳川に下った者たち!もしそれを罪と言うのならば、その者らを選んだは私!私をお裁き下され!」家康は一点を見つめて聞こえないふりをします。

「殿!聞いておられますか?信康は、内通などしておりませぬ!私をお裁き下され!殿!」瀬名は必死に言います。

「奥は乱心しおった。下がらせよ。」家康は瀬名に目をやらず、家臣に瀬名をどかせるよう指示します。押さえ込まれた瀬名はなおも必死に訴えます。

決意を固めてきた浜松の一同は、万千代も含めて揺らぎません。その場に居合わせたおとわもどうしてよいか分からず座り込みます。

「私の!私の首でなんとか!なんとかなりますまいか!信康様の落ち度ならば、守り役でございます、私の落ち度!」次は信康の守り役の平岩親吉(モロ師岡さん)が訴え出ます。

すると後ろで控えていた岡崎の家臣たちが「それがしも腹を詰めまする。」「拙者も!」と口々に訴え出てきて、今すぐ腹を斬らん勢いです。

信康は、そんな皆に涙を流しながら「鎮まれ!」と言って黙らせ立ち上がり、「私は内通などしておらぬ。これは何かの間違いだ。しばしすれば疑いはきっと晴れる。殿が晴らして下さるはずだ。短慮には走るな。血気にはやるな。さような事をしてよい事は一つもない。

それこそ、かような事を仕掛けた輩の、真の敵の思うつぼだ!よいか。俺は必ず戻ってくる。その日まで皆、待っていてくれ。」と声を振り絞って家臣たちに言うと、家康の方を向き、決意を固めてお辞儀をし、自ら歩いていくのでした。

松下常慶(和田正人さん)が今川氏真(尾上松也さん)のもとを訪ね、真っ白な扇を差し出します。「我が主からの密書にござります。」と常慶が言うと、氏真が表裏を確認し、何も書かれていないことを見てから扇を火であぶります。

「太守様、徳川に力をお貸しください。」そう書かれていた密書を読むと「泰勝、出かける支度を整えよ。」と氏真が言います。常慶が「では、お力添えいただけると?」と確認すると「瀬名の父は我が一門。信康は今川の血を引くものじゃ。かような話、力添えせぬ理由がどこにあるというのじゃ!」氏真は言うのでした。

つづく…です。

最後は氏真のかっこいい顔で終わりました。

次回、第46回「悪女について」です。

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氏真がどのようにして助けようとしてくれるのでしょうか?

史実として信康が自害するのは決まっていますが、どんな話になるのでしょう?


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