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おんな城主 直虎「第49回 本能寺が変」のネタバレとあらすじと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年12月10日、第49回「本能寺が変」が放送されました。

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今回のサブタイトル「本能寺が変」は、いろいろ調べてみまたしたが韓流ドラマの「お父さんが変」が元ネタってことにしましょう。この「お父さんが変」は、スカパーやJ:COM、ひかりTV等のKBS Worldで観ることができます。これを機会に「お父さんが変」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

前回、甲斐から尾張へ戻る織田信長(市川海老蔵さん)を、浜松でもてなした徳川家康(阿部サダヲさん)。その返礼として、安土、京、堺に案内したい。と徳川の重臣全員も一緒に、安土城に招待されます。

重臣も一緒に呼ばれたことに警戒する家康。そこへ今川氏真(尾上松也さん)を通じて、明智光秀(光石研さん)から「もてなしの返礼という形で織田領へ招き、家康他、主だった武将を皆殺しにする計画。」と聞きます。光秀はその計画を利用して逆に信長を討つと言います。その為には、家康に囮として安土に来て欲しいとの事。井伊のおとわ(柴咲コウさん)のもとには、人質として、明智の嫡男が来ていました。

迷いに迷い、家康たちは信長の誘いに乗り、安土に向かうのでした。

途中で井伊万千代(菅田将暉さん)、小野万福(井之脇海さん)、奥山六左衛門(田中美央さん)、中野直之(矢本悠馬さん)、松下常慶(和田正人さん)は、井伊のおとわ(柴咲コウさん)を訪ね、明智の謀反が成功したら、家康たちが戦に巻き込まれないよう、無事に三河へ逃げ戻るための道をつけて欲しいと頼みます。

明智の謀反は成功するのか?

前回の第48回「信長、浜松に来たいってよ」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第49回「本能寺が変」のネタバレとあらすじと感想です。

目次

おとわ、逃走ルート確保に奔走

まず織田は、安土城で家康たちを歓待し、そのあと堺行きを勧めます。その裏で家康たちを襲う支度をし、最後は本能寺で開かれる茶会で家康たちを一網打尽に討ち取る計画。

明智は用意された兵を使って、信長を不意打ちで襲うというシナリオです。

天正10年5月15日、安土城に到着した家康たちは、元武田家臣、穴山信君(田中要次さん)も同じ席に招待されていると知り、面倒だと感じます。

そこへ明智が現れ、一通り挨拶を済ませると膳が運ばれてきます。徳川側の人間が緊張しているのを見て穴山が理由を尋ねます。酒井忠次(みのすけさん)と石川数正(中村織央さん)は「ほとんどの者が、安土が初めてなので。」とごまかします。

穴山がなかなか鋭いので、徳川の者たちは慌てるのでした。

その頃、おとわは直之と六左衛門、瀬戸方久(ムロツヨシさん)と一緒に、万千代に言われた通り京に行き、茶屋四郎次郎(辰巳拓郎さん)という商人に三河への逃走ルートについて相談します。

茶屋は、ルートはふたつあると言います。

一つは宇治から甲賀を抜け、伊賀を通り伊勢に出て、知多に渡るルート。もう一つは、堺より船で紀伊半島を沿って知多へ渡るルート。

おとわは、宇治からのルートを茶屋に任せて、自分は堺に行った気賀の商人、中村与太夫(本田博太郎さん)に聞いてみる事にしました。

堺へ着いたおとわ。あまりの賑わいに驚き、いつか気賀で着けた南蛮のひらひらした首飾りを実際にしている人たちをみて方久に指をさして「まことにつけておる者がおるぞ。」と、はしゃぐのでした。

中村屋は、久々の再会にポルトガル語で迎えます。おとわは早速、京で謀反が起こる事と、三河への逃走ルートの相談をします。

中村屋の話では、堺から海路で知多へ入ろうとすれば、どこかで一度船を寄港しなければならないが、謀反が起きて織田と明智の戦が始まれば、港に船を寄せるのが難しくなるとの事。

そこでおとわは、立ち寄る港、紀伊の比井へ下見に行き、そこで船乗りから戦支度が始まっている事を聞きます。日高、富田の港も同じような状況でした。おとわは寄港せず、一気に知多に行くのが最も安全と考えます。

中村屋は南蛮船でないと難しいと言い、龍雲丸(柳楽優弥さん)なら、つてがあるとの事で、おとわはポルトガル語の通訳をしているという龍雲丸のもとへ行くと、挨拶もそこそこに「頼みがある」と言います。

話を聞いた龍雲丸は、船を貸してくれる南蛮人に、お金と女を用意しないといけない。と言い、遊び女には飽きているから、尼さんであるおとわ自身に南蛮人の相手になるよう、言ってきます。龍雲丸は怒っていました。おとわは話を受けました。

せっかくの再会!だったのにおとわはなんなんでしょう!私は、中村屋に連れられておとわがやって来た時の、龍雲丸の第一声が何か、がとても気になりました。尼の格好をしていたから「尼小僧様」なのか「とわ」なのか…?

正解は「とわ…。会いに来てくれたのか。とわ。」でした。なのにおとわは「頭、久しいの。急ぎ頼みがある。」でした。先週から楽しみにしていたのに、がっかりでした。

中村屋もウキウキしていたのに、なんて人でしょう!?

光秀が毛利攻めへ

その頃、家康たちはしばらく安土に滞在し、信長の歓待を受けていました。信長が舞を見せても家康にはあまり興味がないようで、反応が薄いです。

そこへ伝令が来て、「中国の羽柴様より、高松城の清水宗治が思うよりしぶとく、援軍をお願いしたいとの事。」と言ってきました。信長は家康たちへの饗応はいいからと言って、光秀に援軍に出るよう言い渡します。それでもなかなか承知しない光秀を「行けと言うのが分からんのか!この金柑!」と光秀を「金柑」と呼び足蹴りします。

血で汚れた靴を拭く光秀に信長は「そなたが頼りじゃと言うておるのじゃ。」と打って変わり優しく囁きます。光秀は承知して準備に取り掛かるのでした。

慌てる徳川一同。部屋に籠って、外に聞こえないよう小声で相談します。万千代が光秀に確認すると「大事ない。こちらで工夫すれば、このまま筋書き通り進められる。」との事。榊原康政(尾美としのりさん)は信じてよいのかと疑います。

数正は、信長を殺すと言うのも嘘でやはり自分たちを殺そうとしているのでは?と言い出します。もう何が何だか分からなくなってきたのでした。

忠勝は策を思いつき、皆にこそこそと話すのでした。

食事の為、集められた徳川の者たちと穴山の者たち。こそこそと話している家康たちに穴山は不審がります。

そこへ信長自身が先頭に立ち、食事を運んできました。信長は家康に膳を差し出します。

「先ほどは、とんだ不始末をお見せし、ご無礼つかまつった。金柑を外してしもうたゆえ、今宵は余がな。」と言って、自らご飯やおかずを目の前で綺麗に整えて家康の膳に並べます。

家康が恐縮していると信長が、「せっかくなら、膳の上の景色も美しい方がよかろう。」と言って配膳を続けます。

緊張に耐えられなくなった忠勝が、「恐れながら!我らは早々に三河へ戻ろうかと存じます!毛利攻めはお家の一大事!我らもご加勢つかまりたく存じますが、いかかで。」と切り出します。

「日の本一のつわもの、本多平八郎の言葉は頼もしいが、徳川殿の力を借りずとも事は間に合う。」と信長は断ります。

忠勝が食い下がろうとすると信長は「そなたらをねぎらいたいのじゃ。どうかもてなしに、つきおうて頂きたい。」とこれまた優しい言葉を皆にかけます。

家康は信長の顔を見つめると、信長も口元を少し緩ませ、笑ったように見えました。家康はその顔を見て、緊張が解けていくようにごく小さく息を吐くのでした。

なんだか、信長が楽しそうにしていると思いました。表情があまり変わらないから、楽しんでいるのにも気づいてもらえない人が私の友達にもいます。そういう人って分かりにくいので、知らないうちに周りに気を遣わせているんですよね。

ふてくされる龍雲丸

一方、堺ではおとわが南蛮人と二人で、部屋でお酒を飲んでいました。おとわの顔は引きつっています。いよいよ顔を寄せられそうになった時、南蛮人の首に吹き矢が飛び南蛮人は布団へ倒れ込みました。

窓の隙間から龍雲丸が「これでまあ、目が覚めた時には何も覚えちゃいねえ。もう、ようございますよ。」と言います。部屋に入ってきた龍雲丸は「あとは話をまとめておきますゆえ。」と言って南蛮人が残したお酒を飲もうとすると、おとわが盃を払いのけます。おとわは自分でも薬を盛っていたのでした。おとわは、龍雲丸は必ず来てくれるとは思っていましたが、念の為自分でも対策をしていたと言います。それを聞いて「勝てねえ。」と龍雲丸は言うのでした。

外に出て、船の上で話す二人。おとわは龍雲丸が怒っている理由を聞きます。龍雲丸は9年ぶりの再会なのに、挨拶もしないで頼みごとをしてきたおとわに怒っていたのです。

おとわはすぐに謝りました。

おとわは龍雲丸は船に乗っていると思っていたのに、通訳をしていると知り驚いていました。龍雲丸は「堺では言葉が出来る奴は重宝されるし、食いっぱぐれない。なんぼでも銭は稼げるし、子供でもすぐ始められる。」と言い、おとわを感心させます。

おとわは、戦をなくす戦の為、虎松が仕える、今回のことに関わっている事を龍雲丸に話します。龍雲丸は手伝うと言います。

「戦がのうなったら、あんたも堺に来てくれることですし。」と龍雲丸が言うと、おとわはきょとんとします。なんと!おとわはすっかり龍雲丸との約束を忘れていたのです!

女は過去の人をすぐに忘れてしまうんですよ。もう龍雲丸の事は過去の人扱いだったわけです。

「まあ、思い出す暇がねえほど、日々が満ち足りていたという証でさね。」と龍雲丸はフォローするのでした。悲し過ぎます。

光秀の嘘を見抜く家康

万千代は、おとわたちに経過を報告しに来ました。毛利攻めに行った明智の真意を、常慶に探ってもらっている最中でした。

光秀は愛宕神社に戦勝祈願に訪れ、おみくじを引いていました。二連続「凶」でした。

6月1日、堺に来ていた家康たちに明智の様子を常慶は報告します。おみくじを三度も引いたと聞いて、忠勝は「相当迷うておられるのか。」と言います。策が実行されない可能性もあるという事です。

報告後、常慶は京へ上ります。

そこへ織田の使者の長谷川秀一(木下政治さん)が「準備が整ったので、明日京に参るよう。」家康たちに伝えに来ました。

京では、信長が家康に渡そうとしている茶入れを、念入りに選んでいました。信長は家康が茶道などには無頓着なので、「少しは「箔をつける」という事を覚えさせねば。」と嬉しそうです。

しかしそこへ明智の軍勢がゆっくりと山道を進み、近づいてきていました。おみくじの三度目は「大吉日」でした。

「敵は本能寺にあり。我に続け!」明智の軍勢はスピードを上げて進んでいきました。

翌朝、船で待っていたおとわと龍雲丸のもとに、直之が、万千代たちが京に向かった事を報告に来ます。

家康は「そもそも織田様が我らを殺すという策など、ないのではないか?長い付き合いじゃ。何をするか分からぬお方じゃが、此度の織田様が、我らに殺気を抱いているようには、どうにも思えぬ。このまま京にて茶を飲めば、済むのではないか。」と言っていたのです。

念のため、忠勝に先に行って物見をさせていましたが、おとわは方久からお金を出させて龍雲丸に人を雇わせ、一芝居打つよう頼みます。

徳川と穴山の一行が、京に向けて山道を歩いている目の前に、龍雲丸と商人らしき者数人が逃げてきたように装って現れ、「京で謀反が。」「恐ろしくて逃げてきた。」と口々に言います。

穴山は慌てて、「誰が誰に?」と詳しく聞いてきます。

答えに迷っていると、後ろから今度は常慶が現れ、「明智に急襲されてございます。」と言います。京では既に戦が始まっていました。

家康たちが、信長が明智に討たれたことを聞いても落ち着いて、逃げようとしているのを不審に思った穴山が、「先ほどから、お話がおかしい。何やら謀反が起こる事を知っていたかのよう。」と言うと皆慌てます。

とっさに龍雲丸が「徳川様、このあと京に上られるのでございますか?徳川様は仇討ちに上られるのでございましょう!」と口を挟むと、「さようでございます。」と次は万千代が言います。家康もつられて芝居して「京に上らねば。」と言います。

今度は榊原が「お待ち下され。仇を討つと言われましても、我らにも十分な手勢がありません。」と言い、「お考え直しくだされ。」と数正も言います。

すると次は家康がその場に座り込み「腹を切る。仇討ちも出来ぬでは上様に向ける顔がない!」と万千代に介錯まで頼みます。

皆で家康を止めた後、榊原が「織田様の為を思うなら、急ぎ浜松へ戻り、直ちに兵を率いて参戦致しましょう!」と言うと皆立ち上がります。穴山はまだ疑っているような顔です。

タイミングよく茶屋が現れ「徳川様!京は一大事でございます。」と言うと、万千代が大きな声で「茶屋様は道がお詳しいはず。三河へ案内してもらいましょう!」と掛け声を上げると皆も一緒に声を上げます。

茶屋は宇治からの三河への道を案内するのでした。

穴山に突っ込まれてからの大根芝居は笑えましたね。榊原だけは、嘘っぽくなかったです。

徳川と穴山の一行が途中の休憩地点に着くと、万福と本多正信(六角精児さん)が手助けに来ました。万福は万千代の無事を心から喜びます。

榊原が「穴山はやはり騙せぬか。」と言うと、忠勝が「徳川は弱みを握られた事になるゆえ、上手く謀らねば。」と言います。その会話を聞いていた正信が何かある様子でした。

そして翌朝。穴山がどこにもいません。榊原が「織田に走られたか。」と心配していると、正信がどこからか戻って来て「穴山殿を案内しておりまして。先に発たれるというので、野伏に襲われたりせねばよいのですが。」と言い、落ち着いて食事の準備をします。

万千代が事情を聞こうとするとまた「野伏に襲われたりなど、せねばよいのですが。」と言います。何かを悟ったようにシーンとする一同。家康たちは出発しました。

こののち、穴山信君は土一揆により命を落としたと言われるのですが、…正信に殺されたんですかね?

三河へ帰還

万千代たちは無事、岡崎へ戻ることが出来ました。忠次は「上方に馳せ参じるのはよいにしても、織田につくべきか、明智につくべきか。」と言います。

上方の様子は全く分かっていません。常慶も京に着いたぐらいの頃です。

「上方に向かわねば良いのではないか?例えば、当主が戻らぬようになってしまった穴山殿は、困っておるのではないかの。」と家康が言うと、「最後を共にした我らでございます。ここはひとつ、穴山に人をお送りし、お助けせねば。」と正信がスッと入って来て言います。

忠勝は「きったないのう、考えが。」と顔をしかめて言います。

「穴山領の世話をしておったと言えば、織田が勝とうと明智が勝とうと、どうとでも言い訳は立ちまするな。」酒井が言います。

「雌雄が決するまで、時を稼ぐことも出来まする。」榊原が笑顔で言います。

「そういう事じゃ。」家康がはっきりとした口調でそう言うと、瀬名(菜々緒さん)の紅入れを見つめます。そして「また空き城を拾うか?」と言う家康に「それがよろしいかと。」と返してきた瀬名の言葉を思い出します。

家康は立ち上がり「徳川はこれより、空き城を拾う事に徹する!」と宣言するのでした。

一方その頃、おとわは堺の南蛮船の上にまだいました。謀反の成り行きを見守ってから戻ると言います。龍潭寺には明智の嫡男がいました。その子の為の策を考えなければならないからです。

今回はこれで終わりです。

次回、最終回「石を継ぐ者」です。

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最後の回まで直虎、いますね~。あまり後々の世の事まではやらないのでしょうか?

伊賀越えも芝居の部分が大半で、逃げるのはあっという間でした。

さあ、最終回です。

最後まで見届けますよ!!


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