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軍師官兵衛 第22回「有岡、最後の日」のネタバレとあらすじと感想。

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「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から12月21日まで放送された大河ドラマです。

2018年4月からNHK BSプレミアム日曜昼12時から、大河ドラマアンコール枠で再放送しています。

2018年8月26日に放送されたのは、第22回「有岡、最後の日」です。

前回、織田の総攻撃を撃退した有岡城。重臣たちが荒木村重(田中哲司さん)に感心するなか、織田信長(江口洋介さん)は、黒田(小寺)官兵衛(岡田准一さん)が寝返って策を与えていると思い込み、人質に取っていた松寿丸(若山耀人さん)の首をはねるよう命じました。

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羽柴秀吉(竹中直人さん)に代わり、信長の命令を実行したと見せかけ、松寿丸を匿った竹中半兵衛(谷原章介さん)は、自分の命が長く持たない事を悟っていました。

前回の第21回「松寿丸の命」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第22回「有岡、最後の日」のあらすじと感想です。

目次

疑心暗鬼の有岡城

官兵衛が土牢に入れられて半年が過ぎていました。

再三の要請にも関わらず、有岡城に毛利の援軍は来ず、城内には不穏な空気が漂い、疑わしい人物はすぐに切り捨てるという悲惨な状況に陥っていました。

そんななか、先に有岡城に潜入していた井上九郎右衛門(高橋一生さん)の手引きで、有岡城内に潜入した栗山善助(濱田岳さん)は、水堀を泳いで渡り、官兵衛がいると思われる土牢の小さな穴から声をかけ、生存を確認しました。

善助は「必ずお救いする。」と約束し、官兵衛は牢番に気付かれぬようそっと涙を流したのでした。

半兵衛死す

美濃菩提山の半兵衛の庵では、松寿丸が剣術の稽古にいそしむなどして穏やかに過ごしていました。松寿丸に会いに来たおね(黒木瞳さん)に、死期を悟った半兵衛は「それがしは軍師。死ぬのは戦場と決めております。」と、播磨の秀吉のもとに戻ると言います。

そして松寿丸に、官兵衛に渡して欲しいと軍師の証、軍配を預けていきました。

播磨平井山の秀吉の陣に到着した半兵衛を、秀吉は病が治ったと思い歓迎しました。

秀吉は職隆(柴田恭兵さん)から、官兵衛が現在有岡城で捕らわれの身であると知らせを受けた事を半兵衛に話します。

官兵衛が裏切っていなかったと確認した半兵衛は、秀吉に促され、松寿丸を匿っている事を打ち明けました。おねも知っていたと聞かされた秀吉は「二人揃って主を騙しおって!」と言い、大喜びしました。

信長の命に逆らってまで松寿丸を匿ったのは、官兵衛を失わない為であったと、隠し立てした事を半兵衛は謝ります。秀吉は「お主は誠、あっぱれな軍師じゃ!」と笑い飛ばし許しました。

「毛利の援軍がなければ、有岡、三木、本願寺は落ちる。」と半兵衛は、有岡城から官兵衛を一刻も早く救い出すための策を進言します。

毛利の動きを封じるには、宇喜多直家(陣内孝則さん)に、備前美作の本領を安堵して、味方につける事。半兵衛は使者を蜂須賀小六(ピエール瀧さん)にするよう言いました。

半兵衛は秀吉に策を伝えて間もなく、秀吉、小六、小一郎(嘉島典俊さん)、石田三成(田中圭さん)に見守られながら息を引き取りました。

石田には「知恵がよく回るが、それに頼りすぎるところがある。もっと人の心中を察しなされ。」秀吉には「これからは何事も官兵衛をお頼りなされ。天下を。」と言い残していきました。

天正7年6月13日。36歳の若さでした。

一方、岡山城の宇喜多は病にかかっており、嫡男の八郎(のちの宇喜多秀家)の元服まで持たないかもしれないと、死が近い事を感じていました。

宇喜多は、竹中半兵衛、官兵衛の代わりにやって来た小六に不満を感じながらも、本領安堵を条件に織田につくことを決めたのでした。

これまで、どうやっても織田につかなかった宇喜多でしたが、病には勝てなかったんですね。どんなことで織田に落ちるのだろう?と思っていましたが、意外な結末でした。

有岡城を脱出する村重

兵を挙げて8か月。有岡城下でも「荒木様は毛利に見捨てられたのではないか?」という噂が立っていました。

村重は、毛利の援軍が来ない事に疲弊し、フラフラと城内を歩き回っていました。

九郎右衛門から、疑心暗鬼でいる有岡城内の事を聞かされていた、城下の善助と母里太兵衛(速水もこみちさん)は、「織田が攻めてくれれば…」と救出の機会をうかがっていました。

村重は、なかなか来ない毛利軍にしびれを切らし、自ら毛利輝元(三浦孝太さん)に援軍を要請する為、大事に持っていた茶碗のコレクションから、手土産にするものを選んでいました。

だし(桐谷美玲さん)は「城主が城を抜け出すなど!家中の者が聞いたら何と思うか…」と言いましたが、「お前や子どもを守る為にはこれしかないのだ。必ず援軍を連れて戻ってくる。わしを信じよ。」と村重は追い詰められた目をして言います。だしは村重の言う事を受け入れました。

城を出る事にした村重は土牢に行き、「おことも飲め。」と官兵衛に酒をすすめました。無理に飲もうとして咳き込む官兵衛に「わしにつけ!」と村重はなおも誘ってきました。

「信長にだけは死んでも頭を下げぬわ。」と、毛利に直談判して援軍を要請しに行くと言います。そして「まだ死ぬなよ、官兵衛。」とお酒を置いて去っていきました。

天正7年9月2日夜。村重は織田軍の厳重な包囲網をかいくぐり、舟で密かに有岡城を脱出しました。

安土にいた信長に、滝川一益(川野太郎さん)から村重の有岡城脱出の知らせが入りました。

信長が怒り狂っていたところに、秀吉も宇喜多を調略した事を報告に来ました。信長は「勝手な真似をしよって!宇喜多の調略など許さぬ、攻め滅ぼせ!」と言い、周りにあったものをことごとく蹴り飛ばしその場を去っていきました。

秀吉がすがっていこうとするのをお濃(内田有紀さん)は「今は何を言っても無駄です。」と止めるのでした。

尼崎城に入った村重にも、宇喜多が織田に寝返った事が知らされると「もはや毛利は来ぬ。」と村重は呆れて笑います。

天正7年10月15日。織田軍が有岡城下になだれ込み、町を占拠。城の目前に迫りました。

だしに織田の使者から「尼崎にいる村重が降伏すれば城の者の命は助ける。」との申し出があったことを知らせが来ました。

荒木久左衛門(井上肇さん)が、尼崎城にいる村重に降伏するよう迫りましたが、「降伏はせぬ。」と村重は会うことすらしませんでした。村重にはもはや生き抜く事でしか信長に対抗できる策が残っていなかったのです。

官兵衛救出

村重が降伏を拒否し、久左衛門も逃げ、池田和泉(海部剛史さん)が自害しました。

土牢の牢番をしていた加藤又左衛門(浜田学さん)も、官兵衛を長く番をしていた事で情が移っており、「もう、この城も終わりだ。今まですまなかった。間もなく織田が攻めて来る。それに乗じて逃げるがよい。」とだしの命令だと言って、牢の鍵を開けました。

鍵を開けてもらっても動くことも出来ず、横たわったまま話を聞く官兵衛。

「御方様は城に残る。わしも最後まで戦うつもりじゃ。息子の玉松だけは上手く逃げてくれればいいが…それだけが気がかりでならぬ。」と話す又左衛門に「わしが預かろう。」と官兵衛は言います。

又左衛門は笑って流そうとしますが、官兵衛の真剣な目に「まことか?」と言うのでした。

銃声が鳴り響き、織田軍が総攻めを始めました。

だしは覚悟を決めて、まだ赤ちゃんである息子を侍女のさとに預け、城から脱出するよう促しました。土牢の牢番をしていた又左衛門は討ち死にしました。

善助、太兵衛、九郎右衛門は、織田軍が有岡城に攻め込む隙をぬって土牢へ向かいました。鍵が開いている土牢を開け、三人は官兵衛を引きずり出し、救出しました。

「善助…九郎右衛門…太兵衛…。待っておったぞ。」官兵衛は言います。感動の再会を果たし官兵衛は太兵衛に背負われ外へ出ました。

官兵衛は太陽の光を浴び「生きておる…」とつぶやきます。

太兵衛も「殿は生きておられます!」と力強く返事をしました。

今回はここで終わりです。

やっと、や~っと官兵衛が救出されました!善助たち家臣の執念もすごかったです!

対して村重は哀れでした。最後まで残ってくれていた身内まで逃げてしまって、だしも赤ちゃんを手放さなければいけなくなってしまいました。

ここは自分の意地を通さずに、信長が命を助けるなんて嘘かもしれませんけど、女子供を守る素振りだけでも見せて欲しかったですね!村重というキャラクターは好きだったので、非常に残念です。

官兵衛に「まだ死ぬなよ。」と言った事だけに唯一の優しさが見えました。

次回、第23回「半兵衛の遺言」です。

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