麒麟がくる 第39回「本願寺を叩け」のネタバレとあらすじと感想

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」は、NHK総合にて日曜夜8時、BSプレミアムにて午後6時、BS4Kにて朝9時に放送中です。

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前回のあらすじ

天正2年(1574年)7月、坂本城預かりになっていた三淵藤英(谷原章介さん)は、追放された将軍・足利義昭(滝藤賢一さん)と密かに連絡を取り、織田信長(染谷将太さん)を討つ計画を立てたとして、切腹を命じられました。

紙切れ一枚での突然の命令に、藤英を一廉の武将と慕っていた明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)は怒りを覚えます。

信長に減刑を申し出るという光秀を藤英は「謂れのない情けは武士の恥」と押しとどめ、切腹を受け入れ、幕臣として誇り高く潔く散ったのでした。

その年の秋、河内の三好を駆逐する戦いに出かけた光秀。

城主には逃げられたものの城は落とし、また出直しと居城に戻ってきた頃、美濃の稲葉一鉄(村田雄浩さん)の下から斎藤利三(須賀貴匡さん)が光秀のもとに付きたいと逃げてきたのです。

主の劣勢を感じるとすぐに敵対している相手に寝返り、次々と主君を変える稲葉を尊敬できないといい、信長にすら意見できる誠実な光秀の下でなら身を賭して働けると訴える利三。

その利三の扱いについて、光秀は岐阜の信長から稲葉に返すように命じられます。

しかし、利三を稲葉に返しては利三の命はないと感じた光秀はその命令を拒否。

利三の命で稲葉のご機嫌を取ろうとする信長に光秀は苦言を呈し、将軍追放に関しても公衆の面前で将軍に恥をかかせたことに憤り、紙切れ一枚で切腹を命じた件にも意見したのです。

信長は激高し、一度は出て行けと光秀を遠ざけるのですが、すぐに思い直し光秀を呼び戻すと、光秀のご機嫌を取りながら丹波攻略を命じ、利三の件も稲葉に話を通すと了承したのでした。

京の若宮御殿に参内した信長。

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東宮から慕われる信長を見た二条晴良(小籔千豊さん)は、信長に帝の譲位について相談します。

譲位には莫大な金額が必要となるため、信長も三条西実澄(石橋蓮司さん)もあまりの乗り気ではなかったのですが、二条晴良の積極的な意見により帝の意思を尊重すると信長は口にしたのでした。

同席した実澄は、二条晴良が己の立場・地位を守ろうと信長を取り込もうと目論んでいるのではないかと推測していました。

帝も二条の焦りを感じ、信長が二条と近づきすぎて義昭のようになってしまわないかと危惧していました。

そして、信長をよく知る人物・光秀と話がしてみたいと呟いたのでした。

丹波攻略を命じられた光秀は、丹波と縁の深い近衛前久(本郷奏多さん)に会いたいと伊呂波太夫(尾野真千子さん)のもとを訪れました。

前久はまだ丹波に潜伏中のため、光秀が丹波に行こうとすると案内として伊呂波太夫は三河の百姓・菊丸(岡村隆史さん)を紹介しました。

偶然から菊丸の筆跡をみた光秀は、菊丸が武田信玄死亡の紙をくれた人物だと気づきました。

丹波の町や他の情報にも通じた菊丸の正体について、光秀は気づき始めていました。

無事丹波に到着し、前久に対面した光秀。

丹波の街を攻めるのではなく、丹波の民の気持ちが知りたいと、丹波の国衆・小畠との面会会を希望したのでした。

前回、第38回「丹波攻略命令」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

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それでは、第39回「本願寺を叩け」のあらすじと感想です。

右大将・信長

天正3年(1575年)、足利義昭に変わり畿内を掌握した信長ですが、信長に逆らう勢力は、各地に残っていました。

本願寺・丹波・雑賀衆・西には毛利・北には武田・上杉・一向宗と信長の周りには敵ばかりです。

顕如率いる本願寺に対し、信長はもう5年も攻略を続け、天下静謐を目指していました。

そんな中、朝廷は武士には異例の高い権大納言・右大将という高い官職を信長に与えました。

しかし、信長は京から離れ、岐阜に戻ると次なる戦のための支度に取り掛かったのです。

三条西実澄は、岐阜の信長のもとに赴き、京には京の理がある、高い官職に就いたのであれば京に滞在し、朝廷のしきたりに従わなければ困る、と言い募ります。

帝を疎かにしては困る、と実澄が苦言を呈すると、信長は息子・信忠に家督を譲ったため信忠を京に置き、京の仕儀は信忠に任せる、と言うのです。

実澄が難を示し、いつまで戦を続けるのか帝が心配していると言い募ります。

すると信長は、かつて帝に献上した蘭奢待をなぜ敵対している毛利に渡したのかと言い始めました。

毛利は本願寺を裏で支えているいわば敵方なのです。

信長は帝に不信感を持ち始めていました。

信長は天下布武の旗印の元、京に近い近江の国・安土に新たに城を築き、政の中心を移し始めました。

本願寺との戦い

天正4年(1576年)、天王寺砦を拠点に、本願寺と熾烈な戦を続けていました。

そんな中、本願寺攻めの総大将・原田直政が討死。

戦意を失った織田軍は打って出ることも逃げ出すこともできずに追い込まれ、天王寺砦に篭城し4日が経過していました。

もうすぐ信長が来る、それまでに何か策を、と焦る家臣たち。

光秀が他の砦と示し合わせ一気に攻め込もうと提案していると、そこに甲冑も付けずに信長がやってきました。

「何を手間取っている」と家臣を睨みつけるのです。

討死した原田の家来を呼びつけると、原田の家来の中に一向宗徒がいる、と言いいきなり呼びつけた原田の家臣を蹴り飛ばしたのです。

信者であるために、鉄砲に弾を込めずに撃った者がいる、と信長は激高します。

光秀が信長の蛮行を止めても、激しく激高した信長の暴挙は止みません。

それどころか、「数ではない、気合が足りないのだ、何をぐずぐずしているのだ!今すぐ討って出よ!」と佐久間信盛(金子ノブアキさん)や松永久秀(吉田鋼太郎さん)らに罵声を浴びせるのです。

光秀が、敵は手強く、中には雑賀衆も数多くいて、正確に撃ち込んでくる、皆疲弊しているのです、と訴えると、信長は「自分が出る、必ず勝てる、儂が負けたことはない」と周りの制止を振り切って鎧もつけずに前線に出てしまいました。

数多の鉄砲の前に無防備に姿を晒す信長に、敵の鉄砲が撃ちかけられます。

自らも鉄砲を持ち応戦しますが、信長の足に鉄砲が被弾。

光秀が身を挺して信長を庇いますが、信長は足を撃たれて負傷。

光秀は家臣を呼び暴れる信長を抱えさせると戦場を離脱、命からがら砦へと戻ったのです。

信長の無茶な行いに呆れた松永久秀が、無事に戻った光秀を労っていると、その光秀がぐらりと傾き、そのまま高熱を出して倒れました。

光秀、倒れる

斎藤利三らに付き添われ、京の邸に運ばれた光秀。

瀕死の光秀をみた妻・煕子はすぐに光秀を部屋に運ぶよう指示をすると、着の身着のまま深夜の京の町を走り、望月東庵(堺正章さん)のもとに急ぎました。

煕子の必死な様子に驚きつつ、光秀のもとに行くと、光秀は丹波から続く戦と、度重なる疲労、怪我の傷から毒が回り瀕死の状態になっていたのです。

大阪の医者は仏罰を恐れて怯えるばかりなので、京に運んだのでした。

光秀の脈を見た東庵は、医者として手を尽くすが、後は神仏が加護をくだされよう、といいます。

東庵の言葉を聞くと、後を婚家から駆けつけた岸やたまに託し、煕子は家を出ました。

煕子自身も胸を押さえ蹲るなど、体調が優れなかったのですが、光秀の回復を願って、冷たい雨が降る中、お百度参りを始めたのです。

光秀のもとに戻らない煕子を心配した駒が神社に行ってみると、雨に打たれたまま倒れる煕子の姿がありました。

駒に助けられた煕子ですが、気を取り戻すとすぐに光秀の身を案じます。

落ち着いた様子だと聞かされると、少し安心した様子を見せました。

あんなに取り乱した様子の煕子を初めて見た駒は、驚きます。

煕子は今までは、武家の妻として取り乱した姿は見せまいと気丈に振舞っていただけだといいました。

本当は怖くて仕方が無かったのだと零します。

煕子はかつて越前で生活に困った頃に売ろうとしていた数珠を駒に見せると、駒に質屋を教えてもらったおかげで随分助けられた、と笑いました。

着物や紅や鏡、何も売るものが無くなった時には自分の髪まで売った、思ったより高く売れたと笑う煕子。

しかし、駒が守ってくれたこの数珠だけは売らずに済んだと駒に見せたのでした。

数日後、煕子や娘が見守る中、光秀が目を覚ましました。

すぐに東庵を呼び見てもらうと、東庵は力強く頷きました。

家中の者、皆が安堵の声を漏らしたのでした。

本願寺叩きの方法と大和の守護

数日後、木下藤吉郎を引き連れた信長が光秀の館を訪れました。

信長は負傷した足を引きずっていました。

回復した光秀は床を上げて2人を出迎えます。

信長は、本願寺を叩く戦い方がわかった、と言い始め、本願寺を海路から支えている毛利水軍を抑えるために、九鬼水軍を使って水路を断ち、毛利水軍を追い払うというのです。

そうすれば本願寺は補給を絶たれ干上がる、と自信たっぷりに話すのです。

光秀もその策を妙策だと同意します。

そしてもう1つ、戦死した原田に変わり、大和の守護として筒井順慶はどうかと信長は言うのです。

光秀は、筒井と長年争い大和を治めてきた松永久秀が黙ってはいない、京を追放した義昭のように戦いの火種を撒き散らすようになってしまうのでは、と反対します。

ならば自分が、と藤吉郎が手を挙げるのですが信長は取り合いません。

大和の国衆は家柄を気にする、お前では務まらん、というのです。

そこに、光秀の娘・たまが挨拶に訪れました。

たまを見た信長は、光秀によく似たたまを気に入り、良い嫁ぎ先を見つけてやろう、安土の城を見せてやる、と言い始めました。

日輪のように光り輝く城、その壮大な景色を城の天辺にある天守から見下ろす様は絶景だと信長は意気揚々と語ります。

たまが「夢のようです」と答えると、信長は天守の話を詰めなければならん、と立ち上がりました。

帰り際、大和の守護はやはり筒井順慶にする、と言いおくと信長は帰って行きました。

光秀に話があると残った藤吉郎は、天王寺の戦いで本願寺に懲りたようだと光秀に報告し、これまで本願寺の強さを伝えても聞く耳を持たなかった信長のいい薬になったのでは、と肩をすくめました。

三河の徳川

三河・徳川家康(風間俊介さん)は、武田勝頼の動向に目を光らせていました。

家康の妻・築山殿は、長篠の戦い以降、三河のことを気にかける様子のない信長に対し、見捨てられたのではないかと危惧していました。

築山殿は神仏を恐れず戦を仕掛ける信長に恐れを抱いていました。

家康は、信長の娘・徳姫が嫡男・信康に嫁ぎ、今まさに世継ぎが生まれようとしている最中に築山殿から聞く信長への反感に辟易していました。

そこに、徳姫が女児を出産したとの知らせが入りました。

築山殿は、お世継ぎは御預けか、どこまでも役に立たない嫁御だ、と毒づきながら立ち上がりました。

築山殿が去ると、家康は菊丸を呼びます。

京の様子を聞くと、大和の守護は筒井に決まったこと、織田家譜代の家臣と新たに加わった家臣との間に意気込みの差が有り家中は一体ではない、と報告します。

家康が、信長は徳川のことをどう思っているのか、と尋ねると、菊丸は言い難そうに信長は安土の城のことで頭がいっぱいで三河のことは忘れているようだと答えます。

やはり、信用できるのは明智様ではないか、と答えると、家康は思案するように頷きました。

妻・煕子の死

京では、光秀と入れ替わるように煕子が胸の病で床に伏しました。

左馬助が駒と計り、煕子の闘病平癒のために伊呂波太夫の一座を招き、踊りが披露されていました。

左馬助も舞を披露し、場を和ませています。

久しぶりに楽しい時を過ごした煕子は縁側に座り、その余韻に浸っていました。

そこに現れた光秀は、煕子の体を気遣いつつ、昔煕子からもらった温石を見せて、ずっと持っていたと、昔を懐かしみました。

煕子は、坂本城を見に行き、夢のように思ったことや、越前での暮らしは子供たちが小さかったこともあり苦しくも張りがあったと昔を思い返します。

光秀は自分の留守をよく守ってくれたと煕子に感謝を伝えました。

煕子は、越前に向かう時、駒から麒麟の話を聞き、世を平らかにし、麒麟を呼ぶ者が貴方であったならとずっと思っていた、と光秀に告げます。

後いくつ戦を凌げば穏やかな世が来るのか、岸やたまの子は戦を知らずに育つのだろうかと、平和を願いました。

眠くなりました、と光秀に寄りかかる煕子を光秀はしっかりと支えたのでした。

天正4年(1576年)秋、煕子はその生涯を閉じました。

次回、第40回「松永久秀の平蜘蛛」

大坂本願寺攻めを行っていた松永久秀が突如逃亡を図りました。

伊呂波太夫の導きで松永に会った光秀は、逃亡の理由を聞くと、大和守護の座を筒井に与える信長の態度が許せないと言い、自分は信長と敵対する本願寺に付くと明言したのです。

最後に

今回は、信長の狂乱ぶりに驚かされました。

激しい気性であることは十分承知していたのですが、あれほどまでに荒れ狂う信長の姿に仰天しました。

また、それを恐れず身を挺しても信長を諌める光秀の姿。

激しく容赦なく家臣を足蹴にする姿、怪我をした腕を踏みにじる信長の狂気に震え、かつて楽しげに民と語らっていた信長はどこに行ってしまったのかと、悲しくなってしまいました。

光秀が倒れ、これまで冷静に気丈に振舞っていた煕子の狼狽ぶり、そして献身的な看病に胸を突かれました。

しかし、その直後煕子が倒れ、儚くなります。

苦しい中もずっと支えあっていた2人を考えると、光秀の喪失感の大きさがわかりますね。

朝廷に不信感を抱き、神仏にも恐れを抱かず刃を向ける、その一方で家筋を慮りこれまで長く仕えた者を切り捨てる非常さ。

側近でさえも手を焼く信長にただひとり意見する光秀の苦労の大きさがよく伝わる回でした。

次回、40回「松永久秀の平蜘蛛」では、とうとう久秀が寝返り、信長に刃を向けます。

松永久秀の死にはいろいろは逸話がありますが、今回の大河では一体どのように描かれるのでしょうか。

近頃酷くなってきた信長の傍若無人な様をみると、本能寺の変ではどの説を選択するのか考えてしまいますね。

尺が少なすぎて、大きな戦いが一言で終わってしまうという何とも残念ではありますが、光秀、信長を始めとする全てのキャラクターが素晴らしい味を出してくださっているので、毎回目が離せません。

もう終盤となり、怒涛の展開が目白押しですが、最後まで頑張って付いていきたいと思います。

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