MENU

おんな城主 直虎「第34回 隠し港の龍雲丸」のネタバレとあらすじと感想。

  • URLをコピーしました!

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第34回「隠し港の龍雲丸」を観ました。

井伊側から矢を放ち、井伊から徳川へ攻撃したように見せかける罠を仕掛けた近藤康用(橋本じゅんさん)。徳川の敵と見なされた政次(高橋一生さん)は処刑されることに。直虎(柴咲コウさん)自らが磔になった政次の胸に槍を打ち込み、手にかけます。2人は裏切り者の家臣と、裏切られた主人という役を演じきりました。

cd7e3280e49388c537ee9d785d235046_s_090317_101339_AM

今回のサブタイトルは「隠し港の龍雲丸」ですね。元ネタは「隠し砦の三悪人」でしょう。黒澤明監督、1958年製作の時代劇です。戦国時代、敗軍の大将が世継ぎの姫と財宝を守りながら、敵陣を突破する脱出劇です。

この「隠し砦の三悪人」ですが、ジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ」をはじめ、多くの映画に影響を与えた名作です。ちなみに、樋口真嗣監督と嵐の松本潤主演で、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」と言う題名で、2008年にリメイクされています。

前回の第33回「嫌われ政次の一生」を見逃した方は、是非、こちらをご覧下さい。

おんな城主 直虎「第33回 嫌われ政次の一生」のネタバレとあらすじと感想。

目次

政次の死を受け止めること

政次だけが罪をかぶることで、井伊家にはそれ以上の咎め立てはありませんでした。

川名の隠れ里にも政次の死が知らされ、家臣の面々は悲しみます。なつ(山口紗弥加さん)は「殿のお手にかかったのならば、何よりの本望でしょう」と、死を受け止めました。

直虎は龍潭寺で1人囲碁をします。南渓和尚(小林薫さん)が川名に行くよう勧めますが「今宵、但馬が来るやも知れません」と答えました。おかしいと感じる南渓と昊天(小松和重さん)。

直虎は政次の死を受け止めきれず、館に徳川軍が来る前、かつ近藤が何かを企んでいることを察知しているという架空の状況で、心が止まってしまったのです。誰よりも一番信頼していた相手を自分の手で殺した現実に、心がついていかないのだと思うと、見ているこちらも胸が締め付けられます…。

瀬戸方久の内通

家康(阿部サダヲさん)の元に、瀬戸方久(ムロツヨシさん)があらわれました。種子島などの軍備を手土産に、徳川へ内通しようとしているのです。

龍雲丸(柳楽優弥さん)は龍潭寺を訪れ、直虎の様子がおかしいことを知ります。南渓和尚は「あやつを城主にしたのはわしじゃからの。かようなところまで追い詰めたと思うとの…」と、どうしたらいいのか悩みます。龍雲丸は「本人は案外幸せなんじゃねえですか」と言います。今はそっとしておくしかないと判断したのかも知れません。

遠江の国主たちの、今川への忠誠心は根強く、徳川は苦戦します。今川方は浜名湖岸の領地を次々と奪還。さらに今川家臣・大沢の軍勢が、気賀の町に攻め込んできました。気賀の城主・瀬戸方久は徳川へ内通していることがばれて逃げ出し、城は乗っ取られます。

商人の中村与太夫(本田博太郎さん)は船で気賀を離れますが、龍雲丸と一味は気賀に残ることに。龍雲丸には何か考えがあるようです。

政次の辞世の句

いつも政次と話し込んでいた井戸端で、直虎は政次を探します。そこに井伊谷三人衆の1人・鈴木重時(菅原大吉さん)が、政次の辞世の句を届けにきました。

辞世の句を読んだ直虎は、自分が政次にとどめを刺したことを思い出し「ああ、もうおらぬのでしたね、但馬は」とつぶやきます。そして「私が…」と泣き崩れてしまいました。

鈴木は「流されるばかりで情けのうございます。何かお役に立てることがあれば、お申し付けください」と言いますが、南渓和尚は「では教えてくれますかのう。但馬を生きて返す術を」と鋭く切り返します。

戦場になった気賀

掛川城の守りが堅く、攻めあぐねる家康。湖岸からの侵攻ルートも苦戦します。

家康が陣を構える引間城に、方久が助けを求めて転がりこみます。中村屋も船を率いて謁見を求めました。

家康は中村屋の船を使い、城の隠し港に船をつけ、町民だけを助けるように指示します。そのあとに武将の首を取り、大沢を降伏させ、湖岸ルートを突破する作戦です。

徳川の動きとは別に、龍雲丸は囚われた町人を隠し港の船で助けようとしますが、大沢方の武将に気づかれます。龍雲丸は武将を捕まえ「侍は侍同士、てめえらで戦え。人の褌で相撲取ってんじゃねえよ、ばーか!」と大立ち回りをします。

遠くに中村屋の船が見え、援軍だと喜んだのも束の間、大量の矢が飛んできます。徳川の家来・酒井忠次は町人を逃がす約束を反故にし、そのまま攻め込んできたのです。

政次の件といい、家康は約束を守るつもりでいても、家臣が勝手に約束を破ってしまうパターンが多いですね。

気賀の町は徳川からも今川からも兵が押し寄せ、町は戦場と化し、民は次々と殺されました。

龍雲丸が追い詰められ、背後から刺されます。振り返ると刺したのは直虎だった…という夢を見て、直虎が目覚めました。直虎は龍雲丸に何かあったのかもしれないと、部屋を飛び出しました。

次回は、「蘇りし者たち」です。

おんな城主 直虎「第35回 蘇りし者たち」のネタバレとあらすじと感想。

方久は龍潭寺に気賀の状況を知らせますが、すでに気賀の町は、変わり果てた状態に…。

龍雲丸や一味はどうなったのか、次回がとても気になります。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次