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麒麟がくる 第41回「月にのぼる者」のネタバレとあらすじと感想

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2020年大河ドラマ「麒麟がくる」は、NHK総合にて日曜夜8時、BSプレミアムにて午後6時、BS4Kにて朝9時に放送中です。

目次

前回のあらすじ

天正5年(1577年)、反織田勢力の中心となった本願寺との戦いの最中、突如、松永久秀(吉田鋼太郎さん)が陣から逃亡、織田陣内に衝撃が走りました。

京に戻った明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)は、伊呂波太夫(尾野真千子さん)からの文を受け取り、太夫のもとへ行ってみました。

そこでばったり会ったのは三条西実澄(石橋蓮司さん)。

実澄は、戦ばかりの織田信長(染谷将太さん)のことを帝が案じている、一度帝が光秀と話がしたいと仰せになっていると伝えました。

光秀が小屋に入ってみると、そこには信長の陣から逃亡した松永久秀がいました。

寛いだ様子で酒を飲む久秀を睨みつけると、光秀も太夫に酒を所望します。

そして、自分が命をかけて信長を説得するから、信長のもとに戻るよう説得するのです。

しかし、信長ならば出自を問わず実力を認めてくれると思っていたのに、実際は違っていたと久秀は言います。

原田直政亡き後の大和の守護を筒井順慶にしたのも、筒井が大和の古い家柄だったからです。

久秀は、戦いに勝ったら大和を任せると言っている本願寺に付くと言い切りました。

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そうなったら光秀は久秀と戦わなくてはなりません。

「戦いたくない」と光秀は叫ぶのですが、久秀の決意は変わりません。

信長が執心しているという平蜘蛛という茶器は、信長には意地でも渡したくないが、光秀にだったら渡してもいい、と言います。

名器平蜘蛛を自分だと言った久秀は、もし討たれても釜は残る、光秀の中で生き続ける、それでいい、というのでした。

その年の秋、本願寺や上杉の呼びかけに呼応して挙兵した久秀でしたが、上杉の上洛戦は突然止まり、久秀は信貴山城で籠城を余儀なくされました。

自身が持っていた茶器全てに油をかけ、自ら火をかけた久秀は、茶器の箱に自分の首を入れて燃やすように家臣に命じると、まるで信長を見据えるように前を睨みつけ、唸り声を上げながら腹を切り裂き、炎に包まれその生涯を閉じたのでした。

信長は安土城で1人、怒りを抑えきれないように唸り、吠え、号泣していました。

信長に呼ばれた光秀は、そこで帰蝶(川口春奈さん)と再会しました。

帰蝶は、信長を頂に押し上げようと信長の背を押し続けていましたが、これほどまでに上り詰めるとは思わなかったと零します。

信長の気持ちが良くわからない、と言った帰蝶は、少々疲れたので、安土を出て美濃の鷺山の麓に移り住むと言うのです。

世が平和になったら遊びに来て欲しいと、帰蝶は光秀と約束を交わしたのでした。

そこに、厳しい表情の信長がやってきました。

帰蝶が退室すると、信長は光秀に平蜘蛛の行方について尋ねます。

家臣の佐久間信盛(金子ノブアキさん)に、久秀の茶器を損なわずに持ち帰れと命じていたのですが、茶器は全て信貴山城と共に焼け落ちてしまいました。

佐久間の家臣が城の焼け跡を隈なく探したのですが、平蜘蛛は欠片すら見つからなかったといいます。

籠城前に平蜘蛛をどこかに預けたのではないかと信長は言います。

天王寺砦から逃げた久秀は、京に戻り伊呂波太夫の小屋にいたと信長の忍びが報告していました。

何人かの親しい友人と会っていたことも、その中に光秀も入っていたことも信長は知っていました。

久秀との面会で何を話したのかと問われた光秀は、信長と敵対するなと説得していたことと、昔話をしていたと話します。

平蜘蛛については話していないのかと問われても、光秀は何も知らない、と答えたのです。

信長は「それは残念」と言うと、もう一つ、光秀の娘・たま(芦田愛菜さん)の縁談についての話をして、光秀を下がらせました。

信長は、「十兵衛が嘘をついた」と怒りだし、羽柴秀吉を呼びつけました。

秀吉の報告に嘘はないかと確認した信長に対し、秀吉は「この秀吉に抜かりはござりませぬ」と強い眼差しを信長に向けたのでした。

後日、伊呂波太夫が久秀との約束を果たす、と平蜘蛛を持ってきました。

平蜘蛛を前にした光秀は、これは松永久秀の罠じゃ、というと高笑いを始めたのです。

太夫は、久秀の伝言として、名器を持つには持つだけの覚悟が要る、いかなる折にも誇りを失わず、志高く、心美しく、自分はその覚悟をどこかに置き忘れてしまった、と伝えたのです。

そのまま立ち去ろうとした太夫を呼び止めた光秀は、信長のことについて、帝に拝謁したいと、取次を頼んだのでした。

前回、第40回「松永久秀の平蜘蛛」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

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それでは第41回「月にのぼる者」のあらすじと感想です。

丹波の国衆

天正5年(1577年)10月、信長から離反し、信貴山城に籠城した松永久秀は自刃。

天下の名物・平蜘蛛の茶釜は光秀の手に渡りました。

光秀は、これだけの名物を持つ者は持つだけの覚悟が要る、という久秀の言葉をかみしめていました。

京から備後へと追い出された将軍・足利義昭(滝藤賢一さん)は、信長を倒せ、という文を諸国の大名へと書き続けていました。

天正6年(1578年)になっても戦に明け暮れる毎日。

大坂本願寺との戦も続き、光秀も自身に課せられた丹波攻めに苦戦していました。

丹波・亀山城にて、光秀は捕らえた国衆を前に頼みがあると語り始めました。

所詮戦に正義はない、戦の勝敗は時の運である、明日は自分が同じ立場になっているかもしれない、と話しかけます。

捕らえた国衆から「首を刎ねないのか」と問われた光秀は、刎ねるつもりなら昨日のうちにやっている、と答えます。

そして、皆様には領地に戻って急ぎ田畑や領地を回復させて欲しい、と頼んだのです。

それでも疑う国衆たちに、光秀は穏やかに語りかけました。

「皆、家にお帰りなされ、しばらくは方々の田畑から年貢は取らぬ。ぜひぜひご一同、国衆の力をお借りしたい、今言いたいのはそれだけでござる」と敗戦の国衆たちを解放したのでした。

最後に一礼をして立ち上がった国衆に、光秀は問いかけます。

我らは戦続きの今の世を変えたい、天下を1つに纏めて良き世を作りたい、それに手を貸して欲しいと幾度も呼びかけたのに、なぜ国衆は耳を貸さない、なぜ抗うのかと。

すると、丹波の国衆は、代々足利将軍より、領地を貰い恩顧を受けてきた、足利将軍の恩に報いるためには戦をするしかない、と言い放ったのです。

それを聞いた光秀は、自分たちが戦っているのは丹波の国衆ではなく、備後の国いる足利将軍だと悟ったのでした。

秀吉と対峙

京に戻った光秀は、松永久秀から受け継いだ平蜘蛛の茶釜を見て、迷っていました。

そこに羽柴秀吉が播磨に出陣するため挨拶に来たいという知らせが入りました。

光秀の邸に来た秀吉は、庭で薬草を届けに来た菊丸に目を留めました。

光秀の前に平伏した秀吉は、自分が播磨を任され、中国攻めの総大将になったのは光秀のおかげであると感謝を伝えます。

播磨は、大坂本願寺を支援する毛利攻めの重要拠点です。

それを任されたということは、秀吉は信長からかなりの信頼を得ていると言えるのです。

そう褒める光秀に対し、秀吉は「明智様の足元にもまだ及びませぬ」と謙遜します。

光秀はにこやかに「足元にも及ばぬなど、見事に足元を掬った」と言い放ったのです。

光秀は、秀吉が密偵を放ち、光秀が生前松永から平蜘蛛の茶釜を譲り受けたのを知り、信長に注進、信長が不快に思うように仕向けたと言い放ちました。

誰がそのような事を、ととぼける秀吉に、密偵の名は秀吉の弟・新五郎であり口が軽く方々でそのことを話しているというのです。

なんなら新五郎を捕まえてこようか、という光秀に秀吉は平伏しました。

確かに松永を探っていたのですが、まさか光秀が来るとは思わなかったのだと秀吉は言います。

言えば不義理、言わねば不忠、敵を討ち果たし、この乱世を平らかにした後で光秀に詫びれば許してもらえると思ったのだと秀吉は言います。

光秀は「貴殿にとって平かな世とはどういうものか」と問いかけます。

秀吉は「昔の儂のような貧乏人のいない世でありまする」と答えます。

光秀は持っていた扇子を秀吉の喉元に突きつけながら、此度は貸しにしておく、口の軽い弟はよく叱っておけと秀吉を許しました。

播磨で存分に力を発揮すればいい、と秀吉を送り出そうとしました。

帰り際、秀吉は立ち止まり、光秀に聞きたいことがあると言いました。

望月東庵のところで見かける菊丸(岡村隆史さん)が光秀の邸に来ていたといいます。

菊丸は秀吉の母の所にもよく行っていて薬を調合したりしています。

菊丸がどういう者か知った上で近づけているのかと問いかけたのです。

光秀は、「ただの薬売り」と答えたのですが、秀吉は「儂にはそうは見えませんな」と腑に落ちない様子を見せました。

ある博打場で、新五郎は秀吉の家臣に呼び止められました。

秀吉が待っていると言われ歩き出した新五郎に、家臣は刃を向けたのです。

呼び出した場所には、本当に秀吉が待っていました。

秀吉の周りには幼い子供たちが群がっています。

子供たちにねだられた秀吉は、小銭を子供たちに分け与えていました。

そこに、家臣たちが現れました。

家臣たちが秀吉の命令通り、新五郎を斬ったのを確認すると、秀吉は立ち去りました。

菊丸の正体

光秀は、東庵の診療所に行き、菊丸に話しかけました。

丹波の戦以来肩が凝るので東庵に鍼治療を頼みに来たという光秀。

最近信長の評判が良くないと憂いを見せると、菊丸も公家衆の間でも、二条晴良にばかり気を配る信長の評判は芳しくないと、同意しました。

様々な情報を得ている菊丸の情報網を褒めた光秀は、それを三河の徳川家康にも報告しているのかと問いただしました。

戸惑う菊丸に、三河の家康は、織田と手を結んでいるが、本当に信長が頼れる相手なのか気になるところだろう、違うか?と光秀は言ったのです。

今更隠すな、と言った光秀は、羽柴秀吉殿がそなたを疑っている、そろそろ潮時だと思うぞ、と助言したのです。

菊丸には何度も助けられたと感謝を伝え、それより逃げて欲しい、秀吉殿の手下は動けば早い、すぐ京を離れた方がいい、そしてまた会おう、と告げたのです。

立ち去ろうとした光秀に菊丸は話し始めました。

このところ、ずっと迷っていたという菊丸。

駒とここで薬を作る今がいいのだと言うのです。

三河のために、命を捨ててもいいと思いながら、もうお役を返上したいと思う時もある。

三河にはもう自分を待っている者はいない、ここに居ると時々、三河のことを忘れることもある、しかし、駒や東庵を巻き込む前に、ここを去る、と菊丸は涙を浮かべながら光秀に告げたのでした。

その話を小屋の外で耳にした駒は、小屋に近づこうとしたたまを連れ、小屋から離れました。

どうしたのかと聞くたまに、今小屋の中で菊丸と光秀が難しい話をしているから、と説明します。

たまは自分も悩みがあると言い、駒になら言える、と話始めました。

光秀から嫁に行く気はないかと聞かれたたまは、ない、と答えました。

自分は母の代わりに戦に行く父をずっと見送り続けたいのだと打ち明けます。

駒は、一生お父上のお見送りを?と聞きます。

お父上はこれから50年も100年も戦に行くわけではないのですよ、人は誰しも遠い所へ旅立つものだから。

だから、自分も悩んでいるのだとたまは言います。

お父上のことは置いて、自分の行く末をよく考えたほうがいいのでは、と駒は助言しました。

京を去ろうと東庵宅を出た菊丸の背後に、秀吉の追手が迫ってきました。

菊丸は追手の刃を掻い潜り、京の町から姿を消したのでした。

持つ者の覚悟

安土城の広間で、信長と共に近衛前久(本郷奏多さん)が鼓を打っていました。

京に戻りたいと望んでいた前久は、信長に付き、信長の命により毛利攻めの要となる九州の諸大名との調停を成功させていました。

信長も役目を果たした前久の働きに満足しているようでした。

しかし、前久には不満があるようです。

それというのも、京に戻っては見たものの朝廷には二条晴良が関白として存在し、自分の上洛を嫌っているというのです。

信長は二条晴良には弱腰で、何かとごまかされてしまう、と言います。

前久は光秀に、先の関白であっても信長殿の操り人形だと自嘲し立ち去りました。

前久が退室すると、信長は、前久にはまだ言っていないが二条晴良の代わりに前久を関白に据えようと思っていると打ち明けます。

二条は口先ばかりで都の評判も悪い、政を行うには世間の評判も大事だ、と信長は言います。

光秀は、人の心がついて来ねば天下の統一は成り難い、と直言します。

すると信長は、「案ずることはない、京における儂の風評は上々と聞いている」と言うのです。

光秀はそんな信長に、誰に聞いたのか?と問いかけます。

信長が詰まりながら「皆がそう申しておる」と言うと、光秀はならば何故、松永久秀や足利義昭は信長に背を向けたのか、とさらに問いかけました。

光秀と鼓を打とうと思っていたのに、もっと素直な物言いをしろと咎めます。

すると光秀は、自分はこの上もなく素直な正直な気持ちを話している、と言い左馬助に平蜘蛛を持ってこさせました。

信長の前に平蜘蛛を差し出し、平蜘蛛の在処を聞かれた時に、知らぬと答えたことをひどく後悔したと打ち明けました。

そして松永の言葉を信長に伝えたのです。

「この平蜘蛛の釜ほどの名物は、持つ者に覚悟が要ると聞き及びました。いかなる折も誇りを失わぬ、志高く、心美しき者であるべきと…。殿にもそういうお覚悟をお持ち頂ければ幸いでございます。

そのようなご主君であれば背くものは消え失せ、天下は穏やかに纏まり、大きな国となりましょう。城を美しく飾るだけでは人はついて参りません」言いたいことはそれだけだと光秀は言いました。

しかし信長は、献上された平蜘蛛をなんとも厄介な、と評すと、いずれ今井宗久にでも申し付け、金に変えさせようと言ったのです。

その覚悟とやらは1万貫くらいになるか、その値で売れるか売れないか、それで平蜘蛛の価値が分かる、と言い放ちました。

「それを金に…?」と光秀は金に変えると言った信長を信じられないような気持ちで見上げました。

帝の思い・月にのぼる者

三条西実澄の館にいた光秀はぼんやりと和歌を読んでいました。

実澄は光秀の様子がおかしい事に気づきました。

実澄は、戦戦で世が静まらないことを憂い、信長も何を考えているかわからない、と嘆きます。

信長の様子は以前と変わってきており、帝もそのことに気づいているといいます。

信長を武家の棟梁と認め、足利将軍と同等の右大将の位を授けたのですが、帝に対して東宮にご譲位せよと迫り、嫌がらせに右大将の位を放り出して見せたのだといいます。

信長は己の気分で帝も朝廷も変えてしまおうと思っている、それが杞憂であればいいのだが、と不満を口にしました。

そして、「さあ、月見じゃ」というと光秀を促したのです。

内裏にて、光秀は庭に控えていました。

廊下に出て月を眺めた帝(坂東玉三郎さん)は、「あの月には奇妙な男が住んでいるというが、その男の名を存じているか?」と光秀に尋ねました。

「桂男でございましょうか」と光秀は答えます。

「その男が何ゆえにあの月へ登ったか存じているか?」と聞くと、光秀は月に咲く花を取りに行ったと答えました。

月に咲くその花を水に溶かして飲むと不老不死の力を得るのだといい、男はそれを独り占めしようと花を全て木から落とそうとして、神の怒りに触れ、不老不死のまま月に閉じ込められたのだといいます。

帝は、先帝から月は遠くから眺めるのが良い、と教えられてきたといいます。

美しきものに近づき、そこから何かを得ようとしてはならんと。

しかし力ある者はあの月へかけ上がろうとする、と呟きました。

自分はこれまであまたの武士たちがあの月へ登るのを見ていたといいます。

そして皆、この下界へ帰ってくる者はいなかったのだというのです。

「信長はどうか?」と帝は言います。

「この後、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」と帝は光秀に命じたのでした。

天正6年(1578年)秋、たまは細川忠興のもとに嫁いで行きました。

次回、第42回「離れゆく心」

毛利攻めの副将である荒木村重までも信長に反旗を翻しました。

必死に説得をする中で、いつまでも続く終わりのない戦は、武士の棟梁たる将軍の復権に繋がっているのではと光秀は悟ります。

そして光秀は、追放された将軍のもとへと向かったのです。

最後に

今回は手に汗握る展開が多く、息をつく暇がありませんでした。

信長と光秀の対比の表現が素晴らしかったです。

戦をしてはいるものの、敵を壊滅させたいわけではない光秀は国衆を領地に戻し、領地回復をして欲しいと懇願し解放します。

しかし、信長の命を受けた秀吉は、都合の悪い者を容赦なく暗殺しようとするのです。

そうして成り上がっていく秀吉。

光秀の優しさ、信念が、よく伝わってきました。

都合のいい言葉しか聞かず、自分のいいように世も朝廷も変えようとしている信長に、光秀は正論を突きつけますが、信長は聞く耳を持ちません。

以前の信長だったらどうでしょう。

光秀からの耳に痛い言葉も真摯に受け止めていたはずです。

信長はなぜ変わってしまったのでしょうか。

光秀が信長に嘘をついたから?

信頼していた者たちが自分に背を向けていくからでしょうか。

皆が喜ぶから、と頑張ってきた筈なのに、初めは喜んだ皆もだんだんと自分から離れてしまうという孤独。

耳障りの良い言葉に傾いてしまうのは仕方がないのかもしれませんね。

それでも、松永の言葉を伝え、平蜘蛛を持つにふさわしい覚悟を持って欲しいと願った光秀を嘲笑うかのように金に変えるといった信長に戦慄が走りました。

どうしてこうまで変わってしまったのか、信長の表情にも鬼気迫るものを感じ、震えました。

信長と光秀の溝がだんだん深くなる様子が見ていて辛くなります。

更に、帝から光秀に密命のように「信長が道を間違えることがないよう見届けよ」などと言われてしまった光秀の責任の重さにも苦しくなりました。

本能寺の変まで後4年。

次回、42回「離れゆく心」ではとうとう信長は光秀に手を挙げますね。

様々な説の中にあるように、光秀を罵り殴打するのでしょうか。

信長と光秀の決定的な何かが次回起こってしまうのでしょうか。

楽しみ、というよりも2人の亀裂を恐れながら、来週も刮目して見ようと思います。

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