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光る君へ 第38回「まぶしき闇」のあらすじと感想

光る君へ 第38回「まぶしき闇」
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吉高由里子さん主演、大石静さん脚本の2024年大河ドラマ、「光る君へ」。

「世界最古の女性文学」と呼ばれる『源氏物語』の作者・紫式部の波乱の生涯を描く物語です。

光源氏のモデルの1人と言われる藤原道長を柄本佑さんが演じます。

千年を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた紫式部の、秘めた思いと一途な思いを胸に懸命に世を生きた女性の物語。

こちらでは、大河ドラマ「光る君へ」のあらすじ、ネタバレ、感想をお届けします。

さて、第38回「まぶしき闇」では、伊周が行っていた呪詛が発覚し、一条天皇は処分を検討することに。

まひろは次の物語の構想を練り始めますが、道長から新たな提案を受けます。

道長からどんな提案があったのでしょうか。

また、伊周の処分の行方はどうなってしまうのでしょうか。

目次

前回のあらすじ

無事、皇子を出産した彰子(見上愛さん)は、内裏に戻る時に、帝にお土産を渡したいと考え、まひろ(吉高由里子さん)の物語を豪華に製本することを思いつきました。

土御門殿では、彰子を筆頭に、女房達が一丸となって製本作業に励みます。

しかし、皇子の五十日儀の時にまひろと道長(柄本佑さん)の関係にただならぬものを感じた赤染衛門(凰稀かなめさん)や倫子(黒木華さん)は、複雑な心境です。

美しい冊子が出来上がると、まひろは一度里に下がりたいと申し出ます。

彰子の許可を得て、まひろが実家に戻ると、父も家人たちも慎ましい暮らしぶりをしています。

豪華な内裏や土御門殿と比べて、こんなに見すぼらしかったかと感じるまひろ。

宮中の華やかで豪華な暮らしを話すまひろと、質素に暮している家人たちとは溝ができてしまいます。

たった一日で彰子に呼び戻されたまひろに、賢子は何をしに来たのか、自慢しに来たのかと怒りをぶつけるのです。

内裏に戻った彰子を敦康親王も帝も嬉し気に迎えます。

しかし、敦康親王は彰子の愛情が自らの子に移ってしまうのではと悲し気な様子。

彰子は変わらず大事にすると誓うのでした。

彰子が土産に持って行ったまひろの物語は帝に大いに気にいられ、物語を読み上げる会が催され、藤壺を華やかにしていきます。

一方で、伊周(三浦翔平さん)は、華やかな道長一家を呪い、再び呪詛を開始したのです。

寛弘6年、帝は伊周を正二位、道長と同じ位に昇進させました。

敦康親王の後見とするためです。

道長の側近たちは、道長の孫、敦成親王を東宮にするため、伊周の動きを警戒するのでした。

前回、第37回「波紋」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

それでは、第38回「まぶしき闇」のあらすじと感想です。

ききょうの訪れ

光る君の物語を読んだききょうがまひろを訪ねてきました。

ききょうはあの物語に惹き込まれたと感想を述べます。

「あんなことを1人でじっとりとお考えになっていたのかと思うと、たまげましたわ。まひろ様は誠に根がお暗い」と言います。

光る君は傍にいたら何か一言言いたくなるような困った人、しかしそういう困った男を物語の主にして、男のうつけぶりを笑いのめすところなど、本当にまひろらしい。

それだけではなく、漢籍の知識の深さとこの世の出来事を物語に移し替える巧みさ、どれも見事だと褒め称えたのです。

手厳しいききょうから絶賛されて、まひろは喜びます。

ききょうの様に、才気溢れる楽しい方が藤壺にいればもっと華やかになるのに、と言うまひろに、ききょうはきっぱりと断ります。

ききょうは、亡き定子の身内を支えるために生きている、と言うのです。

ききょうの今日の目的は、敦康親王の様子を見るためです。

中宮が自分の子を産んだ後も敦康親王を藤壺に置くのは何故なのかとききょうは不思議がります。

彰子は、敦成親王と同じく敦康親王も大切に思っているから、とまひろは答えます。

そんな綺麗ごと、源氏の物語を書いたまひろとも思えない、とききょうは反論。

彰子はそういう方なのだ、帝も彰子を信用して敦康親王を託しているのだ、とまひろは答えました。

ききょうは、いかなる世となっても皇后・定子の灯火を守り続けていく、自分の命はその為にあると思っている、と言うのです。

ききょうはなぜ光る君の物語を書いたのかとまひろを問い質します。

左大臣に頼まれたのか、帝の心から枕草子を消してくれと、亡き定子の輝きを無きものとするために、と問い詰めたのです。

息を飲んだまひろですが、帝の心を捉えるような物語を書きたいと思った、と答えます。

ききょうは目に涙を浮かべながら、自分は腹を立てている、源氏の物語を恨んでいる、と言い切ったのでした。

呪詛発覚

寛弘6(1009)年、敦康親王は、敦成親王を自分の弟の様に可愛がっていました。

藤壺を訪れた行成は、敦康親王の元服について左大臣に相談したいと告げました。

敦康親王は、自分は元服などしたくない、元服したらこの藤壺を出ていかなければならないだろうと嫌がったのです。

彰子は、元服した姿を見たいと言います。

敦康親王は、ゆくゆくは帝になる方だから、元服されないまま帝にはなれないでしょう?と諭したのです。

敦成親王の寝所の床下から呪詛の紙が見つかりました。

百舌彦(本多力さん)が持ってきたその呪符を道長は凝視しました。

道長は行成に命じ、捜査を開始しました。

行成の調べにより、僧・円能が浮かび上がりました。

厳しい尋問により、円能に依頼したのは伊周の縁者だと判明。

伊周と敵対する者を排除する目的だったと証言したのです。

陣定を開いた道長は、このことについて審議しました。

行成は、死罪が相当と言いますが、まずは明法博士に調べさせるのが先だと判じました。

公任は、円能も還俗させて、同じ罪にするのがいい、と言います。

隆家は、明法博士の勘申に従うべき、と言い、皆もそれに同意しました。

道長は伊周についても意見を求めました。

公卿たちは顔を見合わせ、隆家の顔色を窺っています。

道長は、この件について帝に奏上しました。

明法博士の判断では、呪詛の首謀者、実行者は律の規定によって死罪、しかし、自分は官位剝奪が相当だと考えている、と言います。

厳しい罰を与えることでこれ以上の恨みを買うようなことは避けたい、と言うのです。

伊周については、参内停止が相当だといいます。

帝は、伊周は直接関わっていはいない、と言うのですが、道長は、公卿たちから白い目で見られる中、参内しなければならないのは帰って酷、伊周のため、と言い切ったのです。

帝は寝所にて彰子に、伊周はなぜ自分を悩ますのだろうと弱音を吐きます。

彰子と敦成の身を案じ、敦康がいるから敦成が狙われたと思うか?と聞きました。

彰子は、分からないけれど、自分の敦康への思いは変わらない、藤壺で寂しく過ごしていた頃から自分にとっての敦康は暗闇を照らす光だった、その思いは敦成が生まれたからと言って変わることはない、と宣言したのです。

自分は2人の子供を愛おしく思っている、と帝は言います。

彰子はその心と共にありたいと願っている、と帝の手に自分の手を添えたのです。

帝は彰子を愛おし気に抱きしめました。

まひろの想い

月を見上げながら、まひろはききょうに言われたことを考えていました。

月を見上げていたまひろに宮の宣旨(小林きなこさん)が話しかけてきました。

いつも何を思って月を見ているのだ、と尋ねます。

まひろは、その時々ですが、今は皆さまはどういう気持ちで宮仕えをしているのかと考えていたと打ち明けます。

宮の宣旨は何のためにここにいるのか、とまひろに問いました。

まひろは、帝や中宮のためだ、と答えますが、宮の宣旨は「生きるためであろう?」と言うのです。

物語を書くのは里でもできる、ここで書くのは暮らしのためだと思っていた、と言うのです。

まひろは、父に官職がなく、弟も六位の蔵人だと俯きます。

宮の宣旨は、まひろと賢子が上手くいっていないことを言い当てました。

自分は、まひろのような物語は書けないけれど、それなりに世のことは学んできた、と宮の宣旨は言うのです。

まひろは、子を思う気持ちはなかなか届かないようだ、と愚痴を零します。

親子であっても、夫婦であっても本当に分かり合えることはないのではないか、寂しいことだが、と宮の宣旨は言うのです。

今日もよく働いた、早く休もう、と宮の宣旨は去っていきました。

翌朝、隆家は伊周の邸を訪ねました。

一体どうなっているのだ、と伊周の妻を問い質しますが、妻は何も言えません。

伊周の部屋に踏み込んだ隆家は、伊周が執拗に呪いの人型を小刀で打ち付けている姿を見て瞠目しました。

何をしている、と止めに入るのですが伊周は止まらず、呪いの人型に噛み付き、それを食いちぎったのです。

隆家は、呆然と兄の姿を見ていました。

道長の覚悟

道長は嫡男・頼通(渡邊圭祐さん)を呼び出しました。

これより、俺とお前が為すべきことはなんだ、と問いかけます。

頼通は、帝の力となり、朝廷の繁栄と安寧を図ることだ、と言います。

道長は、我らの成すべきことは、敦成親王を東宮に奉り、一刻も早く即位してもらうことだ、と言い切ります。

頼通は息を飲みました。

本来、支える者がしっかりとしていれば、帝は誰でもいい、しかし、帝の心を惑わす者が出てくると朝廷は混乱をきたす。

いかなる時も自分たちを信頼してくれる帝であって欲しい、それは敦成、家の繁栄のためではない、成すべきは揺るぎなき力を持って民のために良き政を行うこと、お前もこれからはそのことを胸に刻んで動け、道長はそう命じたのです。

3月4日には、臨時の除目が行われ、実資は大納言に、公任と斉信は権大納言に、行成は権中納言となりました。

全て、道長の思いを反映した人事となりました。

既に権中納言であった俊賢を加え、これが後世に言う所の一条長の四納権となりました。

頼通はこの時、僅か19歳にして、権中納言になりました。

実資に声をかけた頼通は、道長から話を聞いて、実資を尊敬していたと言い、力を尽くすので、所持、ご指南頂きたい、と願ったのです。

実資は心持を良くし、早速指南を開始しようとしますが、頼通はおいおい、と答えてしまいます。

実資は、指南とはおいおいされるようなものではない、と声を荒げると、精進されよ、と去っていきました。

為時の任官

左少弁に任じられた為時(岸谷五朗さん)。

いと(信川清順さん)は、左大臣の計らいなのか、内裏でも土御門殿でもずっと一緒なのだから、再びあれなのだろうか、と為時に詰め寄ります。

為時はいとを見て、ため息をつき、口を開こうとしました。

その時、賢子(南沙良さん)が「あれって何」とやってきました。

為時は、まひろの書いた物語が彰子に幸せを齎したので、そのご褒美にまひろの父である為時を任官させたのだと説明しました。

賢子は、左大臣とは紙をくれた人か、左大臣とまひろはどういう関係なのか、と聞くのです。

為時は、左大臣はまひろの才を認めてくれた恩人と説明。

賢子は、それであれなの、と言い募ります。

為時といとの顔が強張りました。

賢子は、為時に任官のお祝いを述べると去っていきました。

頼通の婿入り先

頼通の婿入り先を、具平親王の一の姫・隆姫女王と決めた道長に、倫子は頼通の気持ちを聞いてください、と言うのですが、道長は頼通の気持ちは関係ない、妻は己の気持ちで決まるものではない、と言うのです。

倫子はそういう心でうちに婿入りしたのか、と道長を軽くにらみます。

道長は、そうだ、と言いながら、男の行く末は妻で決まるという、やる気のなかった末っ子の自分が今日あるのは、倫子のおかげ、隆姫女王も倫子のような女子であればいい、と言うのです。

倫子は、子供たちの相手を早く決めて、道長と2人ゆっくり過ごしたい、と甘えるのでした。

翌日、道長はまひろの局を訪ねました。

まひろは為時の任官について、感謝を述べました。

道長は、まひろの娘の年を聞きます。

11歳、敦康親王と同じ年です。

間もなく裳着だな、と言う道長。

まひろは賢子の裳着に、道長から何か頂きたい、と強請ったのです。

道長は軽く、考えておく、と告げます。

そして、裳着が終わったら賢子も藤壺に呼んだらどうか、まひろの娘ならさぞかし聡明だろう、人気の女房になるかもしれない、と言ったのです。

そして慌てたように、まひろに人気ないわけではないぞ、取り繕います。

まひろは、自分の物語に人気があればいい、と言い、藤壺の人気者になれるいい人物がいる、とあかね(泉里香さん)を推薦したのです。

和泉式部

今日から和泉式部と呼ぶ、と言われたあかねは、別れた夫の官職で呼ばれるのは嫌、宮の式部と呼ばれたい、と言うのですが、宮の宣旨から却下され、和泉式部と呼ばれるようになりました。

女房達は、あかねに反感を持ち、あかねを呼んだまひろにも反感を持ちました。

自分たちには才がないから、あかねを呼び、2人で才をひけらかすのだ、と噂し合ったのでした。

あかねは、亡き宮との思い出を書き綴ったものをまひろに見せました。

書くことによって己の悲しみを救う、とまひろに言われなかったら、自分は死んでいたかもしれない、というあかね。

まひろはあかねの物語を、じっくり読ませてもらう、と受け取りました。

これを書いていたら、生きていたいと思うようになった、書くことで命が再び息づいてきたのだ、と笑顔を見せるあかね。

まひろも源氏の物語を書くことで、自分の悲しみを救ったのでしょう?とあかねは言います。

まひろは、そのような思い入れはない、頼まれて書き出したものだから、しかし、書いていれば諸々の憂さは忘れる、と言いました。

貝合わせの会が藤壺で行われ、華やかな様子を見せています。

女房達の笑い声や楽し気な声が響きます。

藤の花が舞い散り、とても美しい情景でした。

その頃、まひろは局で一心に物語を書き進めていました。

その夜、頼通が高松殿を訪ねました。

俊賢は喜び、明子(瀧内久美さん)も笑顔で頼通を持て成しています。

頼通は、頼宗は頼もしい弟と褒め讃えます。

俊賢は頼通の武勇を称え、頼宗も頼通の人気は凄い、と頼通を褒めます。

明子は、頼通に頼宗を頼むと言い、これからは頼通の世である、道長が若い頃から道綱を大事に思っていたように、頼通も頼宗のことを引き立ててやって欲しい、と言うのです。

道長の危機感

翌日、道長が藤壺を訪ねると、敦康親王が舞っていました。

目が回り彰子に倒れ込んだ敦康親王。

その甘える様子を道長はじっと見ていました。

自分の部屋に戻り、まひろの書いた藤壺の帖を読むと、敦康親王の彰子に対する思いに危機感を持ったのです。

道長は行成を呼び出すと、敦康親王の元服の日取りを陰陽寮に決めさせよ、と命じたのです。

日取りが出たら、すぐに帝に奏上する、と話を進める道長。

行成はすぐに動き出しました。

その年の6月、頼通と隆姫女王の結婚が決まりました。

続いて彰子の懐妊も明らかになりました。

そして道長は、敦康親王の元服の日取りを告げました。

敦康親王は、帝に元服の延期をお願いすると言い、彰子が戻ってきた時にここで迎えられるように、と言いました。

彰子は、元服してもここにいていい、と言い、明るい顔で見送って欲しい、と頼みます。

敦康は悲し気な笑顔を見せると、どうか健やかに元気な子を産んでください、と言ったのでした。

二度目の出産を控え、彰子は土御門殿に下がりました。

藤壺の一行を倫子は笑顔で、赤染衛門は厳しい表情で迎えました。

中宮が子を産むまで、敦康親王の元服は延期、と帝は告げました。

中宮の出産と元服が一緒になっては大変だろうという考えでしたが、道長は両方とも準備は整っていると言い募ります。

しかし帝は、これは自分の願いだと押し通したのです。

道長は、渋々それを了承し、元服後の敦康親王の御在所も自分に任せて欲しいと進言したのでした。

藤壺でボヤがあり、敦康親王は一時的に伊周の邸に移りました。

敦康親王は、伊周の衰えた様子に目を見張ります。

大丈夫と言う伊周に、敦康親王は左大臣は自分を邪魔にしている、中宮に子が生まれたから仕方がないことだが、と悲し気に言います。

伊周は、敦康様は自分が守ると言い、御安心してください、と言うのでした。

道雅(福崎那由他さん)は、藤壺の火事とて誰が火をつけたかわからない、と言い、同行していたききょうは眉を顰めました。

敦康親王の気持ちを汲んだ伊周は、道長の元を訪れました。

敦康親王を帝の側から離すことはしないで欲しい、先例から考えても次の東宮は帝の第一の皇子・敦康親王であるべきである、どうか、帝の意志を踏みにじらないで欲しい、と訴えたのです。

帝の思し召しで参内許可が出たのに、なぜ参内しなかったと問いかけた道長に伊周は、地を這うような声で、お前のせいだ、と呻きました。

聞き返した道長に、伊周は「何もかもお前のせいだ」と形相を変え叫んだのです。

今後お前が政に関わることはない、下がって用意をしろ、と言う道長。

伊周は、ぶつぶつと呪詛を呟くと、膨大な量の呪符を道長に投げつけました。

異変を察した側近が伊周を捕らえますが、捕らえられながらも伊周は呪符を投げ続けました。

高笑いをしながら連行される伊周。

道長は呆然とそれを見送ります。

通りかかったまひろは、その様子を呆然として見ていました。

部屋から出てきた道長と目を合わせ、息を飲みました。

何か言いたげな道長を見て、まひろは戸惑いを隠せませんでした。

次回、第39回「とだえぬ絆」

中宮・彰子(見上愛)が二人目の皇子を出産。次期皇位をめぐり公卿たちの思惑が交錯する中、道長(柄本佑)は自身の血を引く天皇の誕生を意識し始める。そして道長と敵対していた伊周(三浦翔平)の体調悪化の噂が宮中で広まる。一方、帰省中のまひろ(吉高由里子)が久々に家族団らんを楽しんでいると、賢子(南沙良)の父親が道長であることを、惟規(高杉真宙)が為時(岸谷五朗)にバラしてしまう。真実を知った為時は…

NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイト

伊周が呪詛に関与していたことが発覚し、伊周は凋落。

道長は自身の血を引く敦成親王を東宮にしようと動き始めます。

一方、まひろの弟・惟規により、賢子の出自が為時にバレてしまいます。

為時は一体どうするのでしょうか。

惟規の体調も心配ですね。

最後に

伊周の道長一家に対する恨み、非常に怖かったですね。

あの狂気の演技、本当に恐ろしかったです。

執拗に気に小刀を打ち付ける姿、呪詛人形に噛み付く姿。

その鬼気迫る姿に冷や汗が出てきました。

もともと表情が豊かで、目力が強い三浦翔平さんですから、あの迫力で睨まれたら、相当怖いですよね。

道長役の柄本佑さんもちょっと引いていましたね。

凄い迫力でした。

藤壺に、まひろの気持ちが分かる人がいました。

宮の宣旨。

特別扱いされているまひろにもすごく優しい人です。

まひろが賢子と上手くいっていないことに気づき、励ましたてくれました。

若い女房達は事あるごとにまひろの批判をしていましたから、理解してくれる人の存在にホッとしました。

今回の話は、道長がずいぶん強引に政をしているように感じました。

敦康親王の元服も、かなり急いでいましたし、人事についても自分の動かしやすい人たちを側近にしていましたね。

元服なんて、敦康親王の気持ちを知りながら急がせていましたし。

でも、敦康親王の態度を見ていたら、確かに危機感は持ちますよね

藤壺の帖とか読んだら、もしかして、と疑いたくなる気持ちもわかります。

道長の心労も絶えませんね。

さて、次回39回「とだえぬ絆」では、伊周と惟規が最後の時を迎えてしまいます。

呪詛によりやつれた伊周はともかく、元気だった惟規に何が起こるのでしょうか。

惟規は、為時にまひろの秘密をばらすようですが、為時はどのように判断するのでしょうか。

次回、第39回「とだえぬ絆」、惟規と乳母のいとの絆、彰子と敦康の絆、その他、どのように描かれるのでしょうか。

楽しみです。

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