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西郷どん 第6回「謎の漂流者」のネタバレとあらすじと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「西郷どん」。

2018年2月11日、第6回「謎の漂流者」が放送されました。

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前回、大久保正助(瑛太さん)、次右衛門(平田満さん)親子の赦免を願い出る為、藩主、島津斉彬(渡辺謙さん)の代替わりの御前相撲で、優勝を目指した西郷吉之助(鈴木亮平さん)たち。

決勝まで勝ち進んだ吉之助は、岩山糸(黒木華さん)の縁談の相手、海老原重勝(蕨野友也さん)と戦い、優勝します。

喜びもつかの間、「次はわしが相手じゃ。」と斉彬が出てきて、吉之助は斉彬を投げ飛ばしてしまいました。

そのまま牢に入れられた吉之助。父、吉兵衛(風間杜夫さん)と弟、吉二郎(渡部豪太さん)だけが西郷家に戻り、「切腹させられるかも。」と泣くのでした。

吉之助より先に、牢に入れられていた謎の男(劇団ひとりさん)。今回はその男の話です。

前回の第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第6回「謎の漂流者」のあらすじと感想です。

目次

謎の男と牢を出る

吉之助が牢に入れられた事を聞いた糸は、牢のある西田下会所まで走り出します。慌てて吉二郎が追いかけますが、足の速い糸に追いつきません。

途中、大山格之助(北村有起哉さん)や有馬新七(増田修一朗さん)たちをも追い抜かします。

西田下会所に着いた糸は、「吉之助が切腹に申し付けられたとは本当か。」と聞きますが、追い払われてしまいます。後から追いついた村田新八(堀井新太さん)たちが糸を引っ張って止めます。

「頭を冷やさんか!」と大山に喝を入れられ、ようやく落ち着きを取り戻した糸。

有村俊斎(高橋光臣さん)は、必死な糸の姿を見て、「自分でも訳が分からんうちに、矢も楯もたまらんでここへ?」と言い、大山も「そげん吉之助を思って?」と驚きます。

新七が門番の人から切腹の沙汰がないことを聞いてくると、皆はホッとします。

糸は喜んでその場から立ち去りました。糸の吉之助への思いを知った郷中仲間でした。

糸が、西田下会所の罪人に会いに行ったと知った糸の父は、縁談がなくなってしまうと、外出禁止令を糸に言い渡すのでした。

吉之助より先に牢にいた男は、名前を名乗る吉之助にも反応せず、隅にうずくまって座ったまま、こちらを警戒していました。歌っている歌は英語です。

牢には桶に入れられた水があり、吉之助は手ですくって水を飲むと、男はじっとこちらを見ているので、吉之助は飲むように勧めましたが、飲もうとしません。

吉之助は、男の目の前まで桶を持っていて水を飲んでいるのを見せて、毒が入っていない事を証明すると、やっと飲みだしました。それも何回も。よほど喉が渇いていた様子です。

男が話す言葉は吉之助には分かりませんでしたが、吉之助が話す言葉を男は理解している様子です。

意思疎通が出来ないまま二人で過ごしていると突然、ほっかぶりした男が牢に侵入してきて、謎の男を襲ってきました。必死に止める吉之助。

「その男は琉球で藩の秘密を見たから、秘密を漏らさぬように殺さねば。お家の存続と一人の命、どちらが重かか、わかっちょとか。」と言い小刀でなおも襲ってきます。

吉之助はなんとか男を投げ飛ばし、謎の男を守ります。あまりの事に、謎の男はそのまま気絶してしまいました。

侵入してきた男が牢を破ったおかげで、吉之助は謎の男をおぶって脱出することが出来ました。吉之助は闇夜に紛れて西郷家に戻るのでした。

吉之助は、家族に戸を閉めるよう指示し、男を匿う事にしました。

斉彬からの指令

翌朝、目を覚ました謎の男は、西郷家の人々に驚きます。名を名乗る母、満佐(松坂慶子さん)に「まさ」ではなく、「MOTHER?」と返す男。

発音が似ているので名前を覚えてくれたと思い喜ぶ満佐に「ジョン・マン」と男が名乗りました。ため息をつく吉之助です。

隣の大久保家では、いつも戸が開いている西郷家が閉めているので、不審に思い正助が近寄ってきます。そして出てきた吉之助と出くわし、驚きます。

吉之助の無事を知り、喜ぶ正助。ジョン・マンが話すメリケン語が話せるか吉之助が聞くと、「琉球館におった父は、少しは話せるがおいはほとんどやっせん。」と申し訳なさそうに答えます。話を聞いた正助の母、福(藤真利子さん)が、次右衛門(平田満さん)が使っていた辞書を持ってきて吉之助に渡します。

吉之助は、辞書と一緒に正助を家に連れ込んでジョン・マンとの通訳を頼みます。

食事を取るジョン・マンに満佐が「おかわりもある。」と話しかけると、正助は辞書を引き、「アナダ、ヘルペン。」と通訳します。理解するジョン・マン。

「さすが次右衛門さぁのせがれ。」と吉兵衛たち。満佐はジョン・マンが正座して箸を使いこなし行儀よく食事する姿を見て、感心します。

正助が「ナイフとフォークで食事すっメリケン人が、こげん器用に箸を使えるはずなか。」とつぶやくとジョン・マンが慌ててご飯を吐き出します。

「海の向こうから大変な思いでたどり着いたんじゃろう。」と祖母のきみ(水野久美さん)が思いやると、満佐は背中をさすってやりながら、「好きなだけここにおったらよか。」と優しく話しかけてやるのでした。

ジョン・マンが、うつむいたまま顔を上げられずにいると、「嘘、よくない。ここ、人、いい。」と正助が英語の単語を並べて話すと、今度はジョン・マンの耳元で「世話になるのなら、本当の事を話した方がいい。」と今度は日本語で話しかけました。

夜になり、風呂に入れてもらったジョン・マンは、小兵衛(齋藤絢永さん)が目を覚ましたのを寝かしつける満佐を切なそうに見つめるのでした。

母に心動かされている様子のジョン・マンです。

吉之助は、正助に藩からの指令を話します。

牢に入れられていたジョン・マンは、メリケンの船で琉球に密航してやって来た。何を聞いても答えないので、目的を聞き出すよう吉之助に命じたのでした。

藩はメリケンからの密偵と見ていたのです。しかし、吉之助はそうは思えず、「海外渡航の禁がある為、本当の事を話したら死罪になるから話さないのではないか。」と考えていました。

死罪になる危険を承知で日本に戻ってきた理由は何か。二人は考えるのでした。

だから牢に入れられたんですね!冒頭の脱獄が簡単に出来過ぎてておかしいと思いました。

鈴木亮平さんは役柄で分からないとなっていますが、本当は英語が堪能なので分かっているんだろうな、と思いながら観ました。

あと、前にテレビでご本人が話されていたのですが、劇団ひとりさんは幼少の頃、お父様の仕事の都合でアラスカにいたそうなので多少の英語は話せるのでしょうか?発音が上手なのかどうかも私には分かりません。

ちなみにアラスカで近くに住んでいたのが、劇団ひとりさんと同じく、パイロットの父を持つ、プロフィギュアスケーターの村主章枝さんで、一緒に遊んでいたそうです。意外なつながりですよね。

素性を話す万次郎

ジョン・マンは隙をみて、満佐が洗って干してあった自分の服を持ちだし、逃げようとします。が、西郷家の男たちと正助に取り押さえられました。

ジョン・マンは暴れながら「…TOSA!」と口走ります。土佐という言葉だけ聞き取れる吉之助。「本当の事を話してくいやんせ!我らの殿は異国の事をよう学んでおらるお方じゃ。ここで本当の事を話しても死罪にはならん。」と説得します。

正助も「死罪になるならとっくに首が飛んでる。」と言いますが、信じません。

そこへ声に驚いてまた起きてきた小兵衛を満佐が寝かしつけようと子守唄を歌い始めました。ジョン・マンは母親が同じように子守唄を歌ってくれている場面を思い出します。

「オッカァ、オッカァ。」ジョン・マンが思わずつぶやき、どういう意味か戸惑う吉之助たち。

吉兵衛が「オカアはおかあ。日本語じゃ。なぁ?ジョン・マン。おはんも飲まんか。」と誘いました。「母上が土佐におっとか!」正助が理解します。「土佐におる母上に会いに帰ってきたとじゃな?」吉之助もようやく気付きました。

殿なら必ず会わせてくれるはず。母が土佐のどこにいるかも聞き出す吉之助。斉彬に宛ててジョン・マンの渡航目的を書状で報告しました。

半月後、藩からの使者が西郷家を訪れ、斉彬からのお届け物を渡されます。ジョン・マンの母親は、今も元気との事。子供の頃、寝る時にかけてくれていた羽織物も一緒に届き、ジョン・マンは抱きしめます。

斉彬が、土佐の中ノ浜にいる母親の事を調べさせ、手配してくれたのでした。

「わしは、中ノ浜の万次郎ゆうがよ。隠しちょってすまんかった。」と万次郎は西郷家の皆に話し始めました。

漁師として働いていたところ、嵐で潮に流され、メリケンの鯨船に助けられた後、世界中を回ってきたが、母の事が心残りで、渡航の禁を覚悟で帰国してきたとの事でした。

母を思っての命がけの渡航と知って、涙する西郷家の人たち。万次郎は「おかあへのラブぜよ。」と言います。

「アメリカではラブが一番大事。家族やち、女子やち、好いちゅう思いを堂々と伝える。好きな者同士が結ばれる。」と話すと、親が決めた相手と結婚する自分たちと違う事に、琴(桜庭ななみさん)と正助は驚きました。

翌日、ジョン万次郎は斉彬に召し上げられ、城に上がりました。万次郎は吉之助の言う通りの斉彬の人柄に驚き、感謝します。

そして斉彬に聞かれるままアメリカの事を話し、戦となっても日本は勝てないと言います。

一漁師が国の事をよく知っていて、語れるという事に驚く斉彬。万次郎はアメリカでは、勉強さえすれば何にでもなれると語ります。教育が大事だと知る斉彬です。

その他、船の造りや大砲の事、次々に質問をぶつけ、万次郎を戸惑わせます。

万次郎の協力を得て、斉彬は早速蒸気船造りに着手したのでした。

赦免を願い出る吉之助

次に吉之助が城に呼ばれました。斉彬は万次郎の心を開かせた事を褒めて、ある男を引き合わせます。その男は、牢で万次郎を襲った男でした。

斉彬は吉之助を試したのです。藩の存続の為に万次郎を見殺しにするかどうか、試したという事でしょうか?それともわざと牢から出られる状態にして、ちゃんと藩からの命令を聞けるか、試したという事でしょうか?万次郎を放っていく事も出来ましたから。

どっちもでしょうか?何を試したのか、ちょっと分かりにくかったです。

斉彬は吉之助に褒美を取らせると言います。

吉之助は万次郎の心を開かせたのはメリケン語を知る正助がいたから、と正助の能力をたたえ、当初の目的であった、次右衛門と正助の赦免を願い出ます。

「少し待て。この藩には少し厄介な事が残っている。まずそれを片付けなければならぬ。近いうち、お前や大久保の力を頼りとする日が必ず来る!それまで精進して待て。」とすぐには赦免できないと斉彬は答えますが、吉之助には十分な答えでした。

斉彬の答えを正助に伝える吉之助。正助は礼を言います。

正助は自分の家の事よりも糸の縁談が気になっており、縁談を止めるよう吉之助に言います。正助が止めるべき、と言う吉之助でしたが、正助の迫力に負けて糸の縁談を止めると約束してしまうのでした。

二人の会話を聞いていた琴と熊吉(塚地武雅さん)は、糸の思いを知っているのでハラハラしていました。

糸が嫁ぐ

外出を禁止されていた糸を、琴と熊吉が赤山靱負(沢村一樹さん)の月命日の墓参りを口実に連れ出します。本当は一日早かったので不審に思う糸に「おいが二人に頼んだとじゃ。」と正助が現れます。

正助は、「メリケンではラブと言うらしい、男と女が好き合うという事。糸さぁは吉之助さぁの事、ラブしっちょとじゃろ?」と話します。琴は「郷中の者も皆知っちょってで隠さんでもよかよ。」と後押しし、熊吉も「知らんのは、若さぁだけ。」と言います。

正助は吉之助へ思いを伝えるよう言います。まだ迷っている糸に「後悔せんよう気持ちを伝えにゃいかん。何をグズグズしちょっとか、糸さぁらしくなか。」と言うと糸は走り出し、西郷家に向かいました。

西郷家では、お祝いムードが漂っていて「御前相撲で吉之助が見初められて、縁談が来た。」と吉兵衛が話します。

出鼻をくじかれた糸は、西郷家を去って、下駄を飛ばした橋の上で吉之助と話したことを思い出していると、「また下駄を落としたか?」と吉之助が隣に立って話しかけてきました。

吉之助は糸からもらった小さな巾着の礼を言います。

続けて吉之助は、御前相撲で戦った海老原の事を褒めますが、好きな者同士一緒になった方がいいと、正助との結婚を勧めます。どこまでも分かっていない吉之助。

糸は苛立ちを抑えます。そして「海老原様に嫁ぐとたった今、決めもした。」と言い放ちますが、「それは言ってすんもはん、余計な事を。正助どんはがっかいするじゃろが、仕方がなかな。」と吉之助は全く気付かず、また糸を傷付けます。

糸は、アメリカでは好きな者同士が一緒になると聞いたので、日本もそんな国になれるよう気張って欲しいと吉之助に頼みます。自分は間に合わなかったと。

この言葉は唐突に感じました。まだまだ西郷は薩摩の事しか見えてない時期だと思うので、日本をどうとかはまだ早いように思いました。

話を戻します。

「岩山糸は、西郷吉之助さぁを好いちょいもした。子供の頃から大好きでございもした。」と告白しました。正助を好きだと思い込んでいた吉之助は驚き戸惑いました。

一人になった糸は号泣して、初恋を終わらせたのでした。

程なく、糸は海老原家に嫁いでいきました。花嫁行列を郷中の皆が「おめでとうございもす。」と見送りました。吉之助も駆け付けましたが、糸を直視する事は出来ませんでした。

糸もまた、吉之助を見る事はありませんでした。

いや~、こう見事に振られるとは!糸が可哀想でした。

次回、第7回「背中の母」です。

次は吉之助の縁談話です。切り替えが早くないですか?

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一人目の妻、須賀の役は橋本愛さんだそうです。

話が急展開しそうです。


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