西郷どん関連記事– category –
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「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その9 江戸時代の3大改革。徳川吉宗から徳川家慶の政治)。
西郷どん関連記事文治政治を作り上げていた時代は、元禄文化という文芸・芸能の素晴らしい作品が世に出てきた、非常に華やかな時代でした。しかし、長崎だけとは言え海外との貿易で日本の金銀は大量に海外に流出していきました。気づいた時には、銀は国内にあった4分の3もの量が流出していった後だったのです。深刻な財政難に陥った幕府は、様々な対策を考えますが、実を結びません。そこで、新しく将軍になった紀州家の吉宗の出番です。この改革期には、吉宗の行った改革をもとにして「江戸の3大改革」と呼ばれる改革がなされてい... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その8 文治政治の始まりから元禄期。徳川家綱から徳川家継の政治)。
西郷どん関連記事家光が48歳で亡くなり家綱が4代将軍職を引き継いだ時、家綱は僅か11歳でした。秀忠や家光のように大御所としてサポートしてくれる父はいません。しかし、家綱には信頼できる優秀な家臣たちがついていました。彼らの補佐を受けながら、家綱はこれまでと同じように、武力による政治を続けるはずでした。しかし、大名たちへの苛烈な締めつけは、大名や領民の疲弊をうみ、治安の悪化などの事態を引き起こしました。そんな時に、これまでの政治を見直さなければいけない事件が起こりました。それをきっかけに、武断政治... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その7 徳川秀忠から徳川家光の政治)。
西郷どん関連記事尊敬する祖父・家康の遺志を継ぎ江戸幕府の礎を盤石なものとするために家光は奮闘しました。 父・秀忠が遺言で残したとおり、未完成だった武家諸法度を改訂し、より強固な政策を実行しました。そのかいあって、初代から家光までの3代の間に江戸幕府の体制は整えられました。 武力を背景にして諸大名を取り締まる政治、それを「武断政治」と呼んでいます。 秀忠に引き続き、家光が行った政治をみてみましょう。 3代将軍・家光の政治 1623年、2代将軍・秀忠が隠居し20歳の家光が3代将軍となりました。 将軍職を譲られ... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その6 武断政治から徳川秀忠の政治)。
西郷どん関連記事戦乱の世を終わらせ、泰平の世を作り上げた家康。 武勇に優れ、織田信長が恐れていたという説がある長男・信康。 結城政勝の養子になり、信康と同じく勇猛果敢と言われた次男・結城秀康。 3男である秀忠は割と陰に隠れ印象が薄いのですが、実は幼い頃から家督を継ぐという前提で教育を受けてきた人です。 武において、目立った活躍は知られていませんが、政治家としては非常に優れた人と言えます。 始まったばかりの江戸幕府を安定に導いた秀忠の政治を見てみましょう。 2代将軍・秀忠の政治 初代将軍・家康は将軍... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その5 江戸時代の始まりと武断政治)。
西郷どん関連記事さて、豊臣を滅亡させ、天下統一を果たした徳川家康。 戦乱の世を終わりに導いた家康が次に目標としたことは長く続く泰平の世を作ることでした。 平和な世を築くために家康が作った政策がいくつかあります。 未完成なものもありましたが、2代・秀忠、3代・家光まででほぼ完成することになります。 その政策、江戸幕府の特徴とは一体どういうものだったのでしょうか? 幕藩体制の確立 まず家康は織豊政権では確立されていなかった社会制度を整えました。 強力な領主権を持つ将軍と藩主である大名が、土地と人民を統... -
「西郷どん」をより楽しむために西郷隆盛と大久保利通のことを復習しよう。
西郷どん関連記事明治維新の三傑といえば、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允です。江戸幕府の倒幕、維新の成功、さらに新政府の枠組み作りや近代化と、幕末から明治維新まで通して活躍した3人が選ばれ、こう呼ばれます。 このうち、西郷隆盛と大久保利通は、通りを挟んだ隣家で育った、幼馴染だということをご存知でしょうか。2人はどのように育ち、どうやって明治維新を成功させたのか。2人は本当に仲が良かったのか、調べてみました。 子供時代 西郷は文政10年12月7日(1828年)生まれ、薩摩藩の鹿児島城下、下鍛冶屋町で生まれ育ち... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その4 徳川幕府の誕生と豊臣家滅亡)。
西郷どん関連記事関ヶ原の戦いを制し、徳川家康は征夷大将軍となり、武家の棟梁として諸大名の頂点に立つことになりました。 江戸幕府も開かれ、日本全土を統治するべく体制を整え始めています。 しかし、気にかかるのは豊臣家の存在です。 他の諸大名は家康に屈しましたが、豊臣家とは緊迫した状態になっていました。 将軍の座を秀忠に譲り、政権を豊臣に返すつもりがないことを明確した家康。 年老いていく家康と成長著しい秀頼。 永きに渡る泰平の世を目指す家康は、江戸幕府存続を脅かす存在、豊臣家を潰しにかかります。 江戸... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その3 徳川家康の天下統一への道)。
西郷どん関連記事泰平の世を目指して戦に明け暮れた徳川家康。政権掌握まで後一歩のところまでやってきました。 家康の前に立ちはだかる歴戦の武将たちも鬼籍に入り、もはや残すところは豊臣秀頼ただ一人。 若い秀頼に比べあまり時間が残されていない家康は、今までになく強引に天下取りに突き進みます。 その過程を見てみましょう。 豊臣家内部抗争 関ヶ原の戦いの遠因と言われているのが、豊臣家臣内部の抗争です。 豊臣政権では、政務を担った諸将を文治派、軍務を担った武将を武断派と呼んでいます。 文治派の代表格は石田三成... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その2 徳川家康の織田・豊臣への臣従時代)。
西郷どん関連記事長きに渡る江戸時代を作り上げた初代将軍・徳川家康。家康が江戸幕府を成立させるまでには長い年月が掛かりました。 幼少期から11年に渡る人質生活を経て、晴れて独立を果たし、岡崎に戻ったものの、まだ若く力のない家康は、有力武将と同盟を結び、自領を守りつつ力をつける必要がありました。 家康はどのようにして力をつけていったのでしょうか。 清洲同盟 今川義元討ち死にの混乱に乗じて岡崎に戻った松平元康(後の徳川家康)。1561年、東三河における今川の拠点である牛久保城を攻撃し、元康は今川氏からの独... -
「おんな城主 直虎」から「西郷どん」まで。徳川幕府264年の総復習(その1 徳川家康の誕生から人質時代)。
西郷どん関連記事徳川幕府。264年もの長い間存続し、戦のない平和な世の中を守ってきました。その礎を作ったのが徳川家康。15代も続く徳川幕府の初代将軍です。 「おんな城主 直虎」では阿部サダヲさんが演じておられます。 戦が嫌いな家康は知略を巡らせ、織田の非道な仕打ちに耐えながら後の世の太平のために死力を尽くします。 そんな家康に惚れ込み家康の天下取りを支え、幕府成立に多大な貢献を果たしたのが井伊直政。「おんな城主 直虎」では菅田将暉さんが演じておられます。 最愛の妻子を織田の命で殺さなければいけなかった家... -
鈴木亮平さんに注目!2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」で主演で西郷隆盛役。
西郷どん関連記事2018年の大河ドラマ「西郷どん」は、2017年7月から撮影を開始、順調に進んでいるとの報道がありました。「西郷どん」の主人公・西郷隆盛役は、鈴木亮平さんです。背の高いイケメン俳優という印象がありますが、実際はどのような人物なのでしょうか。まとめてみました。 プロフィール 生年月日 1983年3月29日(現在34歳)本名 鈴木亮平血液型 A型出身地 兵庫県西宮市身長 186cm趣味 ボクシングとトランプを使ったマジック特技 英語・実用英語技能検定1級、世界遺産検定1級2011年に9歳年上の一般女性との結婚を発表... -
2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」を観る前に、予習しよう!
西郷どん関連記事2018年1月7日(日)から、次の大河ドラマ「西郷どん」が放送スタートする予定です。 今回は、「西郷どん」を始まる前にどんなドラマになりそうなのか、ゆるくみていきたいと思います。 原作は、林真理子さんの「西郷どん!」です。脚本は「花子とアン」、「やまとなでしこ」の中園ミホさんです。 1.西郷さんってどんな生涯だったの? ドラマの流れを掴むためにも、西郷隆盛さんがどんな人生を送ったのか、ざっと見ていきます。1-1.斉彬の側役に異例の抜擢文政10(1827)年、薩摩国、今の鹿児島県に武士の長男として誕... -
おんな城主 直虎。家康、信康、信長、信繁?混乱しがちな戦国時代の武将の名前について。
西郷どん関連記事「おんな城主 直虎」は戦国時代のドラマ、当然武将がたくさん登場します。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英雄ならば、おなじみの名前で頭にスッと入ってきますが、親子などで似た名前が出てくると、あれ?と混乱しがちです。 また武田“信”玄、真田“信”繁など、名前に同じ字が使われていることが多く、それも名前を覚えにくい原因となっていますね。今回は戦国時代の武将の名前について深掘りしてみようと思います。 戦国武将の本名 教科書に出てくる戦国武将の名前は、現代でも分かりやすいように簡略したもので... -
西郷どん。安政の大獄、桜田門外の変の井伊直弼!「おんな城主 直虎」の井伊直政とのつながり。
西郷どん関連記事「井伊」の名がつく有名人と言ったら誰を思い浮かべますか?今でしたら「おんな城主 直虎」の主役・柴咲コウさん演じる「井伊直虎」でしょうか?それとも徳川四天王、彦根藩の藩祖、井伊の赤鬼と称された、菅田将暉さん演じる「井伊直政」でしょうか?学生の頃、試験に出ると言われて必死に覚えた名前、字が特徴的で大変苦労した、教科書に絶対載っている「井伊直弼」。やはりこの人物の名が一番馴染み深いのではないでしょうか?安政の大獄、桜田門外の変、暗殺された江戸幕府の大老・井伊直弼。歴史の教科書には必ず出てき... -
西郷どん。西郷隆盛や大久保利通らが結集した「精忠組」ってどんな組織だったの?
西郷どん関連記事江戸幕府直轄の学校では、時代が下っても旧態依然の教育を子弟に施していました。一方、同時期の各藩は、子弟の教育に志高く取り組んでいました。19世紀半ばになると、各藩の熱心な教育を受けた明敏な者たちを中心として、知の探究や世を憂う情などをきっかけに、組織を結成する動きが盛んになります。各地で見られたこうした組織の活躍は、その後の日本の歴史に大きな影響を与えました。来年の大河ドラマ「西郷どん」の主人公である西郷隆盛も、薩摩藩の下級城下士によって結成された「精忠組」に属していました... -
西郷どん。2018年大河ドラマで北川景子さんが演じる篤姫ってどんな人物だったの?
西郷どん関連記事2018年の大河ドラマ「西郷どん」に登場する篤姫(於一/篤姫/天璋院)。これまでにも様々なドラマにおいて、美しく凛とした魅力のある女優さんたちに演じられてきました。2008年には篤姫が主人公の大河ドラマ「篤姫」も放送されましたね。この時は、篤姫を宮崎あおいさんが好演され、篤姫ブームを起きたのも記憶に新しいのでは。「西郷どん」では、北川景子さんが演じるということで話題になっています。12代将軍・家定の正室になった篤姫ですが、外様大名の一族の娘がこうした身分につくのは、それまでの慣例からす... -
西郷どん。2018年大河ドラマで主役の西郷隆盛ってどんな人物だったの?
西郷どん関連記事幕末に活躍した数々の人物の中でも、2018年の大河ドラマ「西郷どん」の主人公である西郷隆盛は、特に高い人気を誇る歴史上の人物のひとりです。西郷隆盛といえば、心も体も大きい豪傑で、明治維新の立役者でありながらも、逆賊として最期を迎えるに至った悲劇の英雄という人物像が広く知られていますが、実際のところ、どのような人物だったのでしょうか? 身内に嫌われていた!? 西郷隆盛を描いたと伝わる絵や像が、現代にもいくつか残っています。その絵のうちの一枚を見ると、太く存在感のある眉や黒目がちな...