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西郷どん 第10回「篤姫はどこへ」のネタバレとあらすじと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「西郷どん」。

2018年3月11日、第10回「篤姫はどこへ」が放送されました。

前回、島津斉彬(渡辺謙さん)から「お庭方」という役目をもらった西郷吉之助(鈴木亮平さん)は、大山格之助(北村有起哉さん)と有村俊斎(高橋光臣さん)に品川宿に連れていかれ、薩摩で借金のカタに売られた村娘、ふき(およし:高梨臨さん)と再会し、さらに「ヒー様」と呼ばれる謎の男とも遭遇します。

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その後、「お庭方」として斉彬の命令で前水戸藩主、徳川斉昭(伊武雅刀さん)に書状を渡しに行った水戸藩邸で、「ヒー様」が斉昭の息子、一橋慶喜(松田翔太さん)と知ります。

今回は新たに登場する人物によって吉之助は、斉彬の目的を知る事になります。

そして篤姫の御台所に向けての教育が始まります。

前回の第9回「江戸のヒー様」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第10回「篤姫はどこへ」のあらすじと感想です。

目次

篤姫失踪

薩摩にいる実家の父が亡くなったと知った篤姫(北川景子さん)は、外出先から失踪しました。

江戸の町を探すよう命じられた吉之助は、町の娘と着物を交換して一人海辺に立っていた篤姫を見つけます。

篤姫は「海の側で育ったので、無性に海が恋しくなって。」と涙をこらえると、吉之助は「こん海は薩摩に繋がってもす。悲しか時は泣いたらよか。」と言います。

篤姫は思い切り泣きます。吉之助も一緒になって泣いていたら、逆に「めそめそするな。」と篤姫は叱りつけ、気持ちを収めるのでした。

篤姫が泣いた事は二人だけの秘密とするのでした。

前回のあらすじの終わりで、篤姫は家定に嫁ぐと聞かされて逃げたと思っていましたが、違いました。

薩摩藩邸に戻った篤姫は、斉彬に騒がせたことを詫びると、斉彬は優しく受け止めます。

しかし、改めて「我が娘として、薩摩の姫として、徳川家定(又吉直樹さん)公に輿入れしてもらいたい。」という役目を篤姫に命じます。

そして京の近衛家から呼び寄せた幾島(南野陽子さん)を、篤姫の指南役に付ける事にすると言い、幾島を篤姫に会わせます。

一通り挨拶が済んだ後、薩摩言葉が気になった幾島はまず、言葉使いを直すよう篤姫に指導するのでした。

強いキャラの登場です!幾島!幾島自身は江戸の言葉と京の言葉を混ぜながらの指導です。

吉之助は新しく「篤姫付用人」を任され、常に篤姫がいる側で見守る役目になりました。

橋本左内現れる

吉之助は篤姫付用人になる前、水戸藩邸から帰ってすぐぐらいに「ヒー様」の正体を確かめる為、吉之助は品川宿へ行き、慶喜に「ヒー様」である事を認めさせます。

慶喜は、吉之助が斉彬の為に自分が探られている事を見抜いていて、「将軍になどなる気はない。迷惑だ。」と斉彬を牽制するような言葉を伝えるよう言いました。

二人が話しているのを壁ごしに聞いている男がいました。

別の部屋で遊女のタマ(田中道子さん)が倒れて、およし(高梨臨さん)が医者を探していました。

吉之助は慶喜と駆け付けると、その場にいた蘭方医の男(風間俊介さん)が腕を少し切って血を出す「瀉血」という療法でタマを落ち着かせました。

蘭方医は去ろうとしましたが、妙な雰囲気を醸し出していて、慶喜が何者か聞きましたが、「越前から来た。」とだけ言って去っていくのでした。

この蘭方医は吉之助と慶喜の会話を聞いていた男でした。

後日、蘭方医の男が吉之助を訪ねて薩摩藩邸にやって来ました。越前福井藩の藩医、そして藩主の密命を受けている「橋本左内」だと名乗ります。

橋本は、品川宿で吉之助が、島津家の家紋の付いた小太刀を吉之助が持っていたことで、自身と同じ密偵だと思い、訪ねてきたというのです。

橋本は「例の企て」の事で、福井藩主からの斉彬への書状を渡すよう頼んできました。

「例の企て」とは何か、吉之助が尋ねると、橋本は地図を広げながら、「現在、幕府親藩大名中心の政治を、「衆議一致」という新しい仕組みを取り入れ、外様大名も含む合議で行う政治に変えていきたい。」という考えを斉彬が持っていると説明します。

その為の篤姫の縁談は足掛かりで、家定は体が丈夫でないので、次の将軍に英邁なる人物、つまり一橋慶喜を次の将軍へ推挙し、何かあった時に任せるようにしたいからだろうと言うのです。

橋本は、吉之助を密偵だと思っていたので、当然吉之助も知っていると思って話しましたが、全く知らない様子に、明らかにがっかりした様子で「今の言葉は忘れて。」と言い残し、去っていきました。

純粋無垢な吉之助が、日本の政治という大きな話を聞かされ、慌てふためく様子が描かれました。何も分かっていない吉之助が今後どう成長していくのか楽しみですね。

御台所への指南はじまる

幾島は、篤姫にまず江戸城大奥の仕組みを、すごろくを見せながら説明し、書道、なぎなた、お琴など、ありとあらゆる教育を施します。

根っからの元気な薩摩娘である篤姫はなかなか骨が折れます。

幕府における斉彬の地位も幾島は教えます。関ヶ原で負けた外様である斉彬は、幕府では下位でした。

幾島は篤姫の振る舞いや存在そのものが薩摩の威厳を示すものだとして、厳しく指導します。何をやっても見事な幾島に篤姫は圧倒されています。

御台所への道は険しそうです。

宮崎あおいさんの「篤姫」では、幾島は松坂慶子さんが演じられていましたよね!この時も強烈なキャラクターでした。初めはそりがあわない二人でしたが、だんだんと理解し合い、江戸城に入ってからは一番の味方になってくれていました。

「西郷どん」という男のドラマの中、篤姫と幾島という女性がどう描かれていくか、楽しみです。

余談ですが、篤姫が教育されている部屋の壁に、薩摩言葉を江戸の言葉に変換して書かれているのが何枚か貼られていて、面白かったです。こういう小道具でどんな教育をしているかが垣間見られて、面白いですね!

斉彬の目的

橋本に斉彬の目的を聞いてしまった吉之助は、福井藩主の書状を渡した時に、斉彬に一橋慶喜を将軍に推す理由を尋ねます。

吉之助は、悩む篤姫に「将軍の正室になってお世継ぎをお生みになって幸せな人になる。」と励ましていたので、篤姫の嫁ぐ相手とは別の人物を推す斉彬に疑問を感じていたのです。

「異国が度々押し寄せる今、この日の本には一刻の猶予もない。この国を守る為、異国と互角に渡り合える、秀でた公方様にお代わり頂かねばならぬ。その為に一橋様が必要なのじゃ。」と斉彬は答えます。

吉之助は篤姫の輿入れの理由も聞きます。

幸せを手に入れるための輿入れだと信じていた吉之助に「於篤は不幸になる。」と思いも寄らない一言を斉彬は言うのでした。

今回はここで終わりです。

江戸に入ってからドラマの雰囲気がガラッと変わってきました。

次回、第11回「斉彬暗殺」です。

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久しぶりに由羅が登場するようです。


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