青天を衝け 第1回「栄一、目覚める」のあらすじと感想とネタバレ

2021年2月14日スタートの大河ドラマ「青天を衝け」は、NHK総合にて毎週日曜夜8時から、BSP、BS4Kにて毎週日曜午後6時から、毎週土曜日午後1時5分から再放送が、放送中です。

目次

初めに

NHK大河ドラマ第60作となった「青天を衝け」は、新一万円札の顔として注目される渋沢栄一を主人公とした、幕末から明治、大正、昭和を高い志を持って駆け抜け、「日本資本主義の父」と称されるまでに躍進した、渋沢栄一の生涯を爽やかに瑞々しく描く物語です。

実は、この「渋沢栄一」という人のことを、正直よく知りませんでした。

確かに有名な人だし、お札にもなるし、経済界の重鎮だったのだろうとしか、全くわからなかったのです。

しかし、この「青天を衝け」が始まるにあたり、全くの無知ではいけないな、と感じWikipediaを読んでみたのです。

すると、渋沢栄一の素晴らしい功績が数え切れないほど書かれているではありませんか?

埼玉の農民として生まれた栄一。

従兄に影響を受けて攘夷志士を目指し、高崎城を奪い取ろうとするも挫折。

一橋慶喜の家臣となり、一橋家の財政改革を担い、慶喜が将軍となった後は幕臣となりました。

その後、パリ万国博覧会の随員に選ばれた栄一は、フランスの産業発展を見て学び、「株式会社」と「バンク」の仕組みを知りました。

官民が平等である社会に衝撃を受け、日本にも西洋の国づくりを取り入れるべき、と考えるようになります。

帰国後は、新政府の役人となりフランスで得た知識を存分に振るい、33歳からは民間に入り日本経済の発展に尽力します。

「青天を衝け」では、この渋沢栄一の破天荒な生涯を吉沢亮さんが演じます。

生涯青春だったという渋沢栄一を瑞々しく若々しく演じられる人は、と探して、吉沢亮さんが抜擢されたといいます。

確かに、爽やかで瑞々しい若者として、吉沢亮さんはぴったりですね。

さらに、脇を固める役者さんたちも、小林薫さんはじめ、演技派で個性的な方々ばかり。

キャストを見ただけで、ワクワクしてしまいますね。

さて、前置きはこのくらいにして、「青天を衝け」第1回「栄一、目覚める」のあらすじと感想の始まりです。

一橋慶喜との出会い

歴史のお話、として、徳川家康(北大路欣也さん)が登場しました。

武士の誕生の歴史、260年続いた徳川江戸幕府。

明治維新で徳川は倒され、近代日本が始まったとされていますが、そんなに簡単なことではなかったと家康は言います。

複雑に絡み合った問題を解決し、日本を近代化に導いた男は、実は、徳川の家臣だったのだと、ご存知でしたか?と問いかけたのです。

文久4年(1864年)京、一見して偉い人とわかる馬列の前に、1人の男が立ち塞がり名乗りを上げました。

「それがしは渋沢栄一(吉沢亮さん)でございます」

何度か同じことを叫ぶのですが、馬は止まらず、栄一目掛けて走ってきます。

止まる様子のない馬から間一髪避けた栄一は、馬の後を追いかけつつ、声を上げ続けます。

「渋沢栄一でございます!すでに、徳川のお命は尽きてございます!いかに取り繕うとももうお命は…」

いとこの喜作(高良健吾さん)も名乗りつつ、馬を追いかけ、不敬なことを口にする栄一を諌めようとしますが、栄一の口は止まりません。

すると、栄一の言葉を聞きとがめた馬が止まり、栄一の前までやってきました。

立派な馬に乗っていたのは徳川慶喜(草彅剛さん)。

慶喜は「そなた、今何と叫んだ」と問いかけます。

栄一は平伏しながら、「もし、天下に事があった時、あなた様がその大事なお役目を果たされたいとお思いならば、どうかこの渋沢栄一をお取り立てくださいませ」と叫んだのです。

面をあげよと命じられ顔を上げると、栄一は真っ直ぐに慶喜の顔を見つめたのです。

言いたいことはそれだけか、とさらに問い掛けると、栄一はまだまだ言い足りない、と答えます。

その答えを聞いて、慶喜の側近・平岡円四郎(堤真一さん)が吹き出しました。

円四郎が仕組んだことと気づいた慶喜は、翌日話を聞くとして、栄一と喜作に屋敷に来るようにと命じたのです。

この渋沢栄一と徳川慶喜の出会いから、日本は近代化へと向かう事になるのです。

栄一、4才

1844年、武蔵野国にて栄一(小林優仁さん)は生まれ育ちました。

幼い頃の栄一はさみしがり屋で強情っぱり。

出かける父母に置いていかれまいと村中に響く声でダダをこね、姉に羽交い締めにされて拘束されても振り切って母の肩を掴んで抵抗します。

とうとう父に捕まって、籠に放り込まれてしまっても、最後まで必死に連れて行けとダダをこね続けていたのです。

夕方、両親が戻ると、必死に栄一を探す家人や村人たちの姿がありました。

近所中で栄一を探し回っても全く見つかる気配がなく、日が暮れても夜が明けても栄一は見つかりません。

栄一を心配する母・ゑい(和久井映見さん)は蚕の飼育部屋で泣き崩れてしまいました。

すると、どこからともなく甲高い声が聞こえてきます。

声のする方へ行ってみると藁の中でぐっすりと眠っている栄一の姿を見つけました。

安心して栄一を抱きしめるゑい。

父・市郎右衛門(小林薫さん)は怒りを顕にし、栄一を叱り飛ばします。

すると、自分を置いていった父が悪い、と栄一は全く反省しようとはしません。

市郎右衛門は、東照大権現(徳川家康のこと)の言葉を用いて説教をするのですが、栄一には効き目がないようでした。

説教が終わり、足を摩りながら出てきた栄一に、ゑいは優しく諭します。

人の気持ちを考えろ、自分は1人ではない、いろんな人と繋がっている、そして胸に手を当てさせると、「ここに聞きな、それがほんとに正しいか正しくないか。あんたが嬉しいかじゃなくて、皆が嬉しいかが一番なんだで」

優しい母の言葉は栄一に届きました。

栄一は素直に反省し、母に謝るのでした。

栄一たち渋沢の住む所は武蔵の国の北にある血洗島というところです。

稲作に向かない土地であるため、桑を育て養蚕で生計を立てていました。

さらにもう1つ、藍作りも大事な収入源です。

美しい色を出す藍は人気が有り、高値で売れたため、岡部藩の財政を支えていました。

農民として、藍染職人として、また商売人として父・市郎右衛門は日々忙しく働いていました。

その息子・栄一は人一倍腕白で人一倍おしゃべり。

従兄の喜作(石澤柊斗さん)と広い畑を朝から晩まで駆け回って遊んでいました。

水戸藩の思想

緑豊かな血洗島から東に150km離れた常陸国・水戸では、大規模な軍事訓練が行われていました。

近年、日本近海に外国船が現れるようになり、外国からの脅威を打つべく、水戸藩藩主・徳川斉昭(竹中直人さん)はいち早く動き始めたのです。

斉昭の息子・七郎麻呂(笠松基生さん)は、見事な弓使いで雉を射落しその腕前を褒められます。

七郎麻呂はその優秀さで将来は名将になると囁かれていましたが、育て方を誤ると危うい、とも言われていました。

七郎麻呂は、父・斉昭の教えを日々守り、精神と肉体を強靭に鍛え上げています。

そこに、公儀からの使者が来たとの知らせが入りました。

江戸に呼ばれた斉昭は、大砲を連発し、世を騒がせたとして、隠居、謹慎を命じられたのです。

攘夷を掲げ、軍事力強化に勤しんだ斉昭の過激な思想は危険視され、幕府から謀反の疑い有りと警戒されていたのです。

日の本のことを思い、案じての行いなのに、なぜ理解されないのかと斉昭は嘆きました。

栄一、6才

6才となった栄一は、父から読み書きを教わるようになっていました。

姉・なか(小田菜乃葉さん)とともに学びながら栄一は非凡な才能を発揮させていました。

父に「責任とは何か」と尋ねると、父から「大事なものを守る務め」と教えられます。

上の者は下に仕える者を守る務めがあると教えたのでした。

ある日、栄一が喜作と従兄の長七郎(須東煌世さん)と遊んでいると、代官の訪れを知らせる声が響き渡りました。

行列が通り過ぎるまで脇に避けて平伏する人々の中で一緒に平伏しながら、どんな行列なのか少しだけ顔をあげてみた栄一。

その行列には、岡部の牢に囚われる予定の罪人がいたのです。

何で囚われたのかまるでわからないものの、打ち首になるかも、という言葉に栄一は激しく反応し、罪人に興味を持ったのでした。

尾高の家は、渋沢の親戚に当たります。

栄一の従兄である尾高新五郎(田辺誠一さん)は、水戸藩の軍事演習を現地まで見に行っていました。

渋沢家の東の家の渋沢宗助(平泉成さん)に、水戸の様子を聞かれた新五郎は、斉昭の政策・思想に感動し、自分も水戸の教えを学び、自分なりに日の本のことを考えたい、と答えました。

その新五郎の様子を覗き見していた栄一と喜作。

大人の考えを持った新五郎はすごい、と感心します。

男のおしゃべりはモテない、といった喜作の言葉を聞いた栄一は、そこにいた新五郎の妹・千代(岩崎愛子さん)におしゃべりは嫌いか、と話しかけました。

そして、喜作は千代の手を引いて遊びに誘いました。

川で遊んでいた時、千代は誤って櫛を川に落としてしまいました。

どんどん流されていく櫛を追いかける千代。

栄一は危ないと止めるのですが、それが大切なものだと知ると、皆の制止も聞かずに下流まで櫛を探しに行ったのです。

下流に行くと、1人の男が佇んでいました。

咄嗟に千代を庇う栄一を押しのけると、男は千代に千代が探していた櫛を渡したのでした。

すると、役人の声が響き渡りました。

男は2人に笑みを見せると無言で役人ところへと歩き、抵抗もせず、役人に捉えられてしまいました。

「逃げた鬼か」、と呟く栄一に、千代は、「いいえ、いいお方です」というのでした。

江戸では、12代将軍・家慶(吉幾三さん)が国の内外からの脅威に困り果てていました。

国の外では外国からの襲来に怯え、国の中では家慶の息子に子ができず、後継となるものを定められずにいたのです。

そんな中、次の将軍に一番近いとされていた一橋家の当主も儚くなってしまいました。

そこで家の存続のために抜擢されたのが水戸の斉昭の息子・七郎麻呂です。

七郎麻呂は聡明で武勇に秀でているとして、家慶たっての希望で一橋家の養子にと望まれたのです。

初めは拒否した斉昭ですが、それが家慶の指名だと聞くと了承。

「我が息子が、水戸から初めてでる征夷大将軍になれるやもしれん」と喜んだのでした。

岡部の陣屋の罪人

その頃栄一は、岡部藩の陣屋に捕まっているという罪人のことを気にしていました。

気になった栄一は、喜作と長七郎と夜中に抜け出して見に行くことにしたのです。

岡部に着き様子を伺っていると、犬に見つかり、3人は曲者として追われることに。

3人バラバラになったものの、追っ手を巻いた栄一は、ふと、人の声が聞こえた気がして、そちらの方に行ってみることにしました。

壁を登り、格子窓から覗いてみると、そこには千代の櫛を拾ってくれた罪人が何かを呟いていたのです。

栄一の気配に気づいた罪人は、誰かいるのか、と誰何します。

「誰もおらん」と正直に答えた栄一に思わず罪人も笑が溢れます。

櫛を拾ってくれた礼を言うと、栄一は罪人になんで逃げたのかと問いかけます。

牢の扉が開いていたから少し町並みを見てから戻るつもりだった、と罪人は言います。

罪人の名は砲術家の高島秋帆(玉木宏さん)。

長崎の出島でオランダの砲術を学んでいたのだといいます。

秋帆は、このままでは日の本は終わる、と嘆きます。

栄一は、何で?どうしたら、と問いかけるのですが、秋帆の答えはわからない、というものでした。

誰かが守らなければならない、という言葉を聞いた栄一は、母の言葉、父の言葉を思い出し、「俺が守ってやんべ、この国を」と宣言し、秋帆の「行け」という言葉通り、その場から立ち去ったのでした。

栄一が遠くへ去ると、秋帆は「我は憂国の士である、しかし囚われの身では何もできない、清がエゲレスに負けた今こそ、日の本を守らなければ」と異国の言葉で口にするのでした。

岡部の陣屋から無事に戻った3人は、一緒に夜明けを見つめたのでした。

一橋家の養子となった七郎麻呂は徳信院(美村里江さん)に目通りをしていました。

七郎麻呂は家慶の慶の字をもらって、徳川慶喜、と名乗ることになったのでした。

次回、第2回「栄一、踊る」

父からは藍の商いを学び、新五郎からは読書を習い始めた栄一。

しかし一番の楽しみは村の祭りで獅子舞を踊ること。

大人の事情で中止になってしまった祭りの代わりに栄一はある計画を思いつきます。

一橋家の養子となった慶喜は、家慶に実子のように可愛がられていました。

一方で、隠居の身となった実父の斉昭は、慶喜を頼りに政界に返り咲こうと画策します。

最後に

とうとう始まりました、「青天を衝け」

生き生きとした吉沢亮さん演じる渋沢栄一の名乗りに目を見張り、元気のいい子役の小林優仁さんの栄一に釘付けになりました。

幼少期の栄一、可愛いですねー。

甘えん坊で強情っぱり、お母さん役の和久井映見さんにぎゅっとして、というところなど、キュンとしてしまいました。

栄一の聡明なところ、正義感の強いところもよく伝わってきました。

緑豊かな長閑な村で、皆に愛されてのびのびと育った栄一の姿が微笑ましく感じました。

その中で描かれる水戸徳川家のこと。

のびのびとした栄一と、厳しく躾けられた慶喜との対比が面白かったですね。

そして驚いたのが冒頭の徳川家康登場シーン。

北大路欣也さん演じる徳川家康が歴史を紹介し、栄一が幕臣であったことを語りました。

その後もひょっこり出てこられて、また、びっくりです。

面白い演出でしたね。

面白いといえば、蚕のダンスシーンにも驚きました。

今までにない、斬新な演出ですよね。

さて、初回の「栄一、目覚める」では、栄一がただの甘えっ子から下のものを守れる人になる、と成長が見られました。

江戸幕府も後継者問題と、外国からの圧力問題で大変な時期となってきます。

栄一の目覚しい成長と慶喜との関わり、初回は次に繋がることがたくさん出てきて、次の回が楽しみになる繋げ方ですよね。

次回、「栄一、踊る」では、栄一はどんなことをやってくれるのでしょうか。

栄一の成長と、振り回される人々の様子なども楽しみに、次回を期待したいと思います。


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