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青天を衝け 第36回「栄一と千代」のあらすじと感想とネタバレ

2021年大河ドラマ「青天を衝け」は、NHK総合にて毎週日曜夜8時から、BSP、BS4Kにて毎週日曜午後6時から、毎週土曜日午後1時5分から再放送が放送中です。

目次

前回のあらすじ

グラント将軍の来日に伴い、渋沢栄一(吉沢亮さん)は民代表として、妻の千代(橋本愛さん)たち女性陣は、そのパートナーとしてグラント将軍一家のもてなしをすることになりました。

千代や渋沢喜作(高良健吾さん)の妻・よし(成海璃子さん)や、栄一の娘・うた(小野莉奈さん)は、大隈重信(大倉孝二さん)の邸を訪れ、西洋式の挨拶やマナーなどを学ぶことになりました。

井上馨(福士誠治さん)の妻・武子(愛希れいかさん)は、夫と共に最近までヨーロッパに行っていた西洋のマナーに明るい人物です。

武子に様々なことを習い、日本が野蛮国だと思われないよう千代たちは奮闘します。

栄一たちもグラント歓迎のための余興を考えます。

しかし、中には栄一が民の代表として扱われることに不満を抱く人々もいたのです。

グラント来日に栄一たちが沸く中、三菱の岩崎弥太郎(中村芝翫さん)はこの機に乗じて商売を広げることに躍起になっていました。

歓迎の宴に参加した千代は、グラントの妻・ジュリアの不調に気づきます。

ジュリアを気遣う千代。

グラントは、栄一に自分はもう将軍ではない、大仰な歓迎をされても自分は日本の期待に答えられない、と栄一に訴えるのです。

外国では一般家庭で要人のもてなしをすることは一般的なことです。

グラントの希望により、栄一宅にて、グラントのもてなしをすることが決まりました。

栄一は、未だ完成していない新居でどうやってもてなせばいいのかと途方に暮れるのですが、反対に千代は興奮し、率先して動き始めました。

飛鳥山の新居を急ピッチに整える千代。

栄一は、もてなしとは人の温かい心なのではないか、と漏らします。

そして当日、千代は栄一の言葉通り、温かい心でグラント一家をもてなします。

子供たちの歌、日本の伝統芸能、そして、長旅で疲れた舌を癒すための煮ぼうとう。

グラント一家は、栄一宅のもてなしに満足し、ジュリア夫人は千代たちに米国の料理を教え、グラントは、栄一にアジアを回って気づいたことを伝えたのです。

栄一は、今回の千代の奮闘に感激し、千代に惚れ直したのです。

日本が国力を上げるために必死になっている頃、海運業を独占したのは三菱でした。

一部の御用商人だけが潤い、貧富の差が激しいこの時代に民衆は不満を抱き、民の政治への参加を求める自由民権運動が活発化していました。

大隈は、岩崎の求めに応じて、政府で行っていた北海道開拓事業を終了し、北海道を岩崎に任せようとしています。

財政を握る大隈は、次第にやりたい放題になっており、共に政府を支えていた伊藤博文(山崎育三郎さん)や井上も大隈の存在が邪魔になってきていました。

その頃、三菱に会社を潰された三井が栄一に陳情しに来ていました。

栄一は、三菱の独占を打破すべく、三菱に対抗する会社を合本で作ろうと意気込みました。

前回、第35回「栄一、もてなす」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

それでは第36回「栄一と千代」のあらすじと感想です。

東京風帆船会社

三菱に対抗すべく、合本による新たな運輸会社「東京風帆船会社」を立ち上げようとする栄一。

合本で三菱の一人勝ちを打ち破ろう、と意気込みます。

しかし、岩崎弥太郎はこれを栄一の謀だと大隈に訴え、大隈の不信感を煽りました。

栄一が立ち上げた「東京風帆船会社」について、調べるよう急ぎ命じる大隈を尻目に、岩崎は「風船玉のように萎めちゃる」と不敵に笑うのです。

千代と子供たちが談笑している時に、新聞を手にした喜作が飛び込んできました。

そこには、銀行業が上手くいかなくなった栄一が首を括った、と書かれていていたのです。

驚いた千代は、奥の部屋にいるはずの栄一のところに飛び込みました。

そこには、栄一の無事な姿がありました。

栄一は、五代友厚(ディーン・フジオカさん)とその記事を読んで話し合っていたのです。

岩崎が社員や出入りの商人を使って栄一たちの会社の悪口を言いふらしている、大隈も風帆船会社をあまり良く思っていない、と推測していました。

「大隈さんまで敵に回せば、もうこの会社は終わりだい」と栄一は嘆きます。

栄一たちの東京風帆船会社は、開業前に暗礁に乗り上げていました。

岩崎弥太郎は、商人を集め、新たに会社を作るより、三菱と手を組んで商社を作ったらどうか、その時は三菱の船を使ってくれ、と熱弁します。

三菱は国のために働いている、と猛烈にアピールし、確実に事業を拡大させていきました。

更に、栄一が預かる養育院にも逆風が吹き始めていました。

物価の上昇や収容者が増え続けたことで更なる財政難に陥っていました。

東京府会では、養育院の縮小が訴えられていました。

人が助けるから働かなくなるのだ、惰民を作るな、と意見が飛び交います。

しかし栄一は、「国が一番守らなければならないのは人だ」と養育院の必要性を説明します。

しかし、栄一の意見は単なる理想論、とされその主張は認められません。

最後には単なる言い争いとなるほど、議会は混乱していました。

上手くいかない現実に疲弊した栄一は、岩崎の言葉を思い出していました。

「経済には勝つ者と負ける者がある。おまさんの言うことは理想が高くとも所詮は御伽噺だ。才覚ある者が力尽くで引っ張らんと、国の進歩はないき」

うたの縁談

旧宇和島藩主・伊達宗城(菅原大吉さん)の紹介で、東京大学の学者・穂積陳重(田村健太郎さん)とうたの縁談が舞い込んできました。

愛娘の結婚に難色を示す栄一。

しかし、千代がそんな栄一を窘めます。

庭を散策する中、穂積はうたに両親はどんな人か?と尋ねます。

うたは敬愛する母のこと、父のこと、緊張しながらひっきりなしに話します。

そんな2人の様子を見ていた栄一は、うたばかりが話している、と心配になっていました。

うたの話を静かに聞いて頷く穂積。

ふと、うたは「私のことはお尋ねにならないのですか?」と問いかけます。

すると、勢いよく話すうたに口を挟めなかった穂積は吹き出し、笑い出しました。

そして、「ええ、貴女のことも知りたい。ぜひ教えてください。そしてそれが済んだら、僕のことを知って頂きたい!」と言ったのです。

うたが穂積と楽しそうに会話する様を見て、栄一と千代は安心したのでした。

大隈の失脚

その頃、政府では大変な事が起こっていました。

北海道の官営工場が、薩摩の五代友厚に不当に安く払い下げられる、と報じられました。

五代と政府の癒着だと騒ぎ立てられ、それに反対した大隈の株が上がりました。

根も葉もないことを書き立てられた井上は憤慨していました。

大隈がこの件に反対したのは、大隈が三菱に便宜を図ろうとしていたためです。

伊藤は、最近の大隈の横暴を苦々しく思っており、これを機に大隈を政府から追い出そうと考えていました。

伊藤は臨時の御前会議を開き、大隈罷免の決を取っていました。

深夜に大隈宅を訪れた伊藤は、今すぐ辞表を出すように促したのでした。

これが世に言う「明治14年の政変」です。

大隈に代わって権力を持った伊藤博史を、井上たち薩摩や長州が支えることになったのです。

五代は、新聞に書かれた記事は事実無根であり、汚い商売はしていない、と栄一に話します。

反論しないのかと栄一が問いかけると、それでは大隈が悪く言われてしまう、と反論はしないと語ります。

いずれはどこかの新聞が、真実を記事にしてくれると言うばかりです。

五代は、岩崎と栄一は似ている、と語ります。

「己こそが日本をを変えてやると欲に満ちている」と言うのです。

衝撃を受ける栄一。

そこに、井上と益田孝(安井順平さん)がやってきました。

井上は、今度こそ三菱をやっつけてくれ、と乗り込んできたのです。

栄一に、もう一度風帆船会社を立ち上げるよう促します。

一度は岩崎に敗北した栄一は、難色を示すのですが、井上は、東京・北海道。越中の船会社を合本することを提案します。

資本金は600万円。

その中の260万円は政府が用意する、と言うのです。

なぜそこまで三菱を潰そうとするのか、栄一が疑問をぶつけます。

すると井上は、大隈が三菱を資金源にして政府に対抗する新たな政党を立ち上げようとしているのだというのです。

こうして、協同運輸株式会社の立ち上げが決定しました。

うたの結婚

その春、栄一と千代の長女・うたが穂積と結婚しました。

うたを無事に嫁がせた千代は、もうこの世に思い残すことはない、と笑います。

栄一は、若い2人が羨ましい、と苦しい胸の内を語り始めました。

理想だけでは太刀打ち出来ないことを、と岩崎に思い知らされた栄一。

己の目指す合本の社会を作るためなら、どんなことでもしてやろうと思っている栄一は、「若い頃は、己が正しいと思う道を突き進んできたが、今の俺は正しいと思うことをしたいがために、正しいかどうかも分からない方に向かう、汚い大人になっちまった」と嘆き、若い2人を羨んだのです。

千代は、「…お前様は昔から欲深い男でしたよ」と指摘しました。

一体何を考えているのかと寂しい思いをしたことも随分あったけれど、でも私は、お前様のここが誰よりも純粋で温かいことを知っています、と栄一の胸に手を当てながら言うのです。

千代は、栄一が昔見た夢のことを覚えていますか?と問いかけます。

「俺は偉人相手に堂々と商いをして、とっさまに「ようやった」と褒めてもらった」と語っていたことです。

千代は、栄一が昔語っていたように堂々と商いをしている、といいます。

「いろんなものを背負うようになってからも、心の根っこはあの頃とちっとも変わってねえ」

だから、父様も母様もよくやった、と褒めてくださいますよ、と励ますのです。

栄一は不安そうに「…お千代もか?」と聞き返しました。

千代は笑顔で、「ええ、千代もです」と答えたのでした。

照れたように笑みを浮かべた栄一は、それなら自分も励もう、と決意を見せたのでした。

千代の病

千代が病に倒れました。

流行病のコレラです。

感染力が強いため、子供達と隔離されることになりました。

共同運輸会社立ち上げの日も、栄一は千代に付き添い看病していました。

千代の病を家中の者が心配していました。

病が悪化した千代に、栄一は「死ぬな、お前がいなくては俺は生きていけねえ。もう何もいらねえ。欲も全部捨てる。お前さえいればいいんだ。だから…頼む…」と訴えかけます。

千代は苦しい息の中、目を開け、「…生きて、生きてください…。生きて…必ず…あなたの道を…」と手を伸ばし栄一の胸に手を当て、微笑みを浮かべました。

しかしその手は段々と力を無くしていきました。

千代は息を引き取ったのでした。

栄一の「行くな!行かないでくれ、置いてかないでくれ!」という叫びは家中に響き渡りました。

隔たれた扉の前で様子を伺っていたうたたちは栄一の言葉を聞いて飛び込みました。

しかし、うたの夫・穂積や医師に行く手を塞がれ、母の顔を一目見ることすら叶いませんでした。

他への感染を防ぐため、すぐに荼毘に付される千代を呆然と眺める栄一。

その姿は憔悴しきっていました。

妹・千代の死を知り、兄の尾高惇忠(田辺誠一さん)が駆けつけてきました。

千代の死に暗く沈む渋沢家。

うたは「何故、母様が亡くならなければならないのですか。母様はどこをとっても素晴らしい人でした。掛け替えのないお方でした。なのに何故…」と泣き崩れます。

魂が抜けたように座り込む栄一をくに(仁村紗和さん)が見守っていました。

しかし、くには栄一に声をかけず、そっとしておくのでした。

栄一は、千代のいなくなった部屋を虚ろに見つめるのでした。

次回、第37回「栄一、あがく」

政府の命により、再び岩崎弥太郎に対抗するため、海運会社・共同運輸会社が設立された。しかし、栄一は、千代を亡くして憔悴していた。その様子を見かねた知人らの勧めで、栄一は伊藤兼子と再婚する。共同と三菱が熾烈な競争を繰り広げ、両社消耗していく中、突然、弥太郎が病に倒れる。これ以上の争いは不毛と、五代友厚は、栄一と弥太郎の弟・岩崎弥之助との間を取り持とうとする。

大河ドラマ「青天を衝け」公式サイトより

千代を失い、栄一の憔悴しきった様子を見かねたやすの仲介で、栄一は再婚します。

三菱との戦いも熾烈になり、両社疲弊仕切ってしまいます。

そんな中、岩崎弥太郎が病に倒れるのですが、両社の戦いはどうなってしまうのでしょうか。

それにしても千代が亡くなって1年後に再婚?

あんなに想い合っていた夫婦だったのに。

ちょっと早すぎではないかと、子供たちの気持ちは考えたのかと、思ってしまいますね。

史実だからしょうがないんですが!でもね!

大島優子さん演じる伊藤兼子には申し訳ないですが、正直な感想ですね。

最後に

最後まで栄一を想い、慕い、亡くなった千代。

橋本愛さん演じる千代は本当に素晴らしい女性でした。

長女のうたが絶賛するだけのことはある女性でした。

栄一不在の家を守る強さと、義両親を支えよく仕える優しさ。

常に夫を立て、父を知らない子供たちにも父の偉大さを伝え、育て上げる強さ。

それだけでなく、浮気をした夫を許し、愛妾を同じ家に住まわせる懐の深さ。

本当にどこを取っても素晴らしい人でした。

橋本愛さんは、常に控えめでありながら芯の強さを見せる演技で、優しく凛々しく、そして可憐に演じきりました。

とても魅力的な千代を拝見出来て、感動でした。

栄一は岩崎に手こずっていますね。

岩崎だけでなく、自由民権運動の市民たちにも手を焼いていました。

栄一の考えは、確かに理想論かもしれません。

困窮するこの時代にあってはいなかったのかもしれません。

しかし、栄一のような理想を語る人がいなくなっては、世の中は汚くなるばかりのような気がします。

あの時代だからこそ、栄一の語る理想は、人の夢になったのかな、と感じます。

利ばかり追い求めていたら、大事なことを忘れてしまいますよね。

栄一は、両親から叩き込まれた思想をしっかりと受け継ぎ、難しくても実行しようとしています。

その正義の心、根幹は確かに素晴らしい。

栄一には、これからも頑張って欲しいですね。

中村芝翫さん演じる岩崎弥太郎はさすがの存在感です。

いち早く栄一たちの会社を潰し、手練手管を使って周囲を自分の味方に取り込んでいく様は見事でした。

栄一が手を焼くのもわかりますね。

さて次回、第37回「栄一、あがく」では、岩崎弥太郎と真っ向勝負です。

どんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

掛け替えのない妻であった千代を失った栄一の必死の戦いの行方は一体どうなるのでしょうね。

あと、気になるのは再婚ですね。

千代の死の翌年に縁談が持ち上がります。

まだ、子供たちも小さいですからね、家の中も大変だったことでしょう。

だから、しっかり者の兼子の存在は必要だったのでしょうね。

新たな家族と共に奮闘する栄一の姿をしっかり目に焼き付けようと思います。

それから、久しぶりの登場の草彅剛さん演じる徳川慶喜も楽しみですね。

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