青天を衝け 第10回「栄一、志士になる」のあらすじと感想とネタバレ

2021年大河ドラマ「青天を衝け」は、NHK総合にて毎週日曜夜8時から、BSP、BS4Kにて毎週日曜午後6時から、毎週土曜日午後1時5分から再放送が放送中です。

目次

前回のあらすじ

この時代、夷狄を追い払おうとする攘夷派と外国との交易で益を成そうとする開国派とに分かれていました。

開国派である井伊直弼(岸谷五朗さん)は、大の外国嫌いだった帝が、将軍ではなく水戸を頼りにしていることに危機感を感じていました。

さらに、将軍後継問題について、血筋を尊ぶ紀州派ではなく才能あふれる徳川慶喜(草彅剛さん)を将軍にと考えていた者たちは、直弼による弾圧を受け、閑職へ追いやられ、処分されてしまったのです。

越前の橋本左内(小池徹平さん)も処分を受けた1人でした。

北町奉行所の役人の前に潔く出た橋本左内は、そのまま捕らえられ斬首されてしまいました。

水戸の徳川斉昭(竹中直人さん)は、直弼から国元での永蟄居を命じられ、志し半ばで江戸を去ることになりました。

いつか必ず江戸に戻る、と強い決意を語った後、斉昭は涙を流しながら水戸へと旅立ちました。

斉昭を慕う若い家臣は、側近の武田耕雲斎(津田寛治さん)に井伊直弼への報復を訴えるのですが、耕雲斎は斉昭の意向を尊重し、自重しろ、と命じます。

しかし、若い家臣たちの怒りは収まらず、耕雲斎の方こそ斉昭の真の気持ちが分かっていない、と反発したのです。

渋沢栄一(吉沢亮さん)と尾高千代(橋本愛さん)の祝言に合わせて、江戸から村に戻ってきた尾高長七郎(満島真之介さん)。

彼は、攘夷派の影響を強く受け、このままでは日の本が危ない、と栄一たちに伝えました。

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尾高惇忠(田辺誠一さん)や栄一たちは攘夷活動に盛り上がり、息巻いていますが、若い彼らを見守る女たちや父母たちは苦い思いで彼らを見ていました。

井伊直弼から隠居、謹慎の処分を受けた徳川慶喜(草彅剛さん)は、処分から3か月経っても屋敷の部屋に閉じこもり、昼でも雨戸を閉じ、薄暗い部屋から一歩も外へ出ない生活をおくっていました。

義母の徳信院(美村里江さん)は、屋敷にさえいればそこまでの謹慎生活を送らなくても良い、と諭したのですが、慶喜は部屋に籠り、髪も髭も伸び放題で乱れ、その面窶れした姿は、3か月前とは面変りしていました。

慶喜の小姓である平岡円四郎(堤真一さん)も直弼から弾圧を受け、慶喜の傍を離れ江戸を離れることになっていました。

江戸を発つ前、慶喜に挨拶に来た円四郎に、慶喜の妻・美賀君(川栄李奈さん)は怒りをぶつけます。

円四郎や斉昭、松平春嶽などが勝手に慶喜を慕い祭り上げたせいでこのような処分を受ける羽目になった、絶対に許さない、と叫んだのでした。

慶喜に傍を離れる挨拶をした円四郎は、生き延びていつか必ず慶喜のもとに戻ると決意を伝えます。

慶喜は、そんな円四郎に息災を祈っている、と伝えたのでした。

後に安政の大獄と言われる直弼の弾圧政策は、公卿や大名など100人以上を処罰する苛烈なものでした。

次に直弼が取り掛かるのは朝廷との絆を強くする公武一和です。

直弼は、14代将軍・家茂(磯村勇斗さん)と皇女・和宮(深川麻衣さん)の縁組を纏めようとしていました。

しかし、その事は尊皇派の怒りを買ってしまいました。

幕府が朝廷への不敬を繰り返したことで、尊皇攘夷派の怒りは増し、大橋訥庵は塾生に直弼の悪行を声高に伝え、今こそ夷狄を斬れ、と煽動したのです。

その結果、外国人を狙った襲撃事件が次々と起こってしまいました。

尊皇攘夷派の動きが活発化し、大老の井伊直弼が狙われていると知った家茂は、直弼に大老の任から一時退き、ほとぼりが冷めるのを待った方がいい、と気遣いを見せるのですが、直弼は、憎まれごとは自分に任せろ、いつか家茂が成長した暁には直ぐにでも退く、と笑顔を見せたのでした。

安政7年(1860年)3月3日、江戸も水戸も雪が降りしきる日、江戸城桜田門外で水戸脱藩浪士たちによる井伊直弼襲撃事件が起こりました。

登城中の直弼の駕籠目掛けて銃弾が打ち込まれ、直弼は重傷を負って身動きが取れなくなりました。

彦根藩士の必死の抵抗により、襲撃犯達も数多くの死者が出る激しい戦いの中、直弼を守る藩士がいなくなった時、駕籠に刃が突き立てられました。

駕籠から引きずり出された直弼に無数の刃が突き刺さり、直弼は絶命。

首を切り落とされてしまいました。

武蔵野国の惇忠や栄一のもとにもその知らせは届き、その身を犠牲にしても大罪人・井伊直弼を討ったとして、栄一たちは水戸浪士たちを褒め讃え盛り上がります。

渋沢喜作(高良健吾さん)は予てから江戸に行きたいと父に訴え、ようやく許可を得ていました。

日の本は大きく変わろうとしている、心して江戸へ行くようにと惇忠は喜作に声を掛けたのです。

水戸の斉昭は、井伊直弼を殺めた犯人が水戸脱藩浪士だと知り、これからの水戸藩はどうなるのだろうと憂いていました。

そんな中、倒れた斉昭は帰らぬ人に。

謹慎中の慶喜は、謹慎とは親の見舞いに行けず、死に顔すら見られないのか、何と親不孝者なのだ、と慟哭したのでした。

喜作の江戸行きに触発された栄一は、自分も江戸に行きたいと父に訴えたのです。

前回、第9回「栄一と桜田門外の変」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

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それでは第10回、「栄一、志士になる」のあらすじと感想です。

栄一の懇願

生まれつき武士や百姓という身分があるのがおかしい、と感じる栄一は、この世を、幕府を変えるにはどうしたらいいかと考え始めます。

長七郎に続き、喜作も江戸に行くことが決まり、触発された栄一も江戸に行きたいと父・市郎右衛門(小林薫さん)に訴えます。

この世はどんどん変わっていく、と訴える栄一ですが、父は百姓には何の関係もない話だと取り合いません。

しかし栄一は、今この国がどうなっているのか自分の目で確かめたいと言い募るのです。

今、麦の値段は昔の3倍になってしまいました。

千代や母たちが作っている絹糸も横浜の外国人たちが買い漁って海外に流出が止まりません。

百姓だからといって、無関係というわけではない、と訴える栄一に、父は、そんなに行きたいなら行ってこい、ただし、仕事の少ない1か月の間だけ、と許可を出したのでした。

神風を起こすとは

その頃江戸では、井伊直弼が桜田門外で攘夷志士により暗殺、その代わりに安藤信正(岩瀬亮さん)が政務を担っていました。

安藤は、井伊直弼の開国路線を引き継ぎ、幕府の権威回復の為に公武合体を目指していました。

その為に、将軍・家茂と皇女・和宮の婚姻を纏めようとしていたのです。

江戸へと到着した栄一は、8年前に父と訪れた時と違って、活気が失われてしまった江戸の町を見て呆然としていました。

幕府が開国に踏み切ってから、物価が上昇し、人々の暮らしはますます苦しくなるばかりでした。

喜作に連れられ、大橋訥庵(山崎銀之丞さん)の塾へと案内された栄一。

訥庵は、栄一たちに、江戸は呪われている、と話します。

とてつもない大地震で街は崩れ火の海となり、ようやく天の怒りが収まるかと思えば、桜田門で天下の大老が血祭りとは、と話します。

塾生の河野顕三(福山翔太さん)は、これも全て神の国に異人を入れた天罰だと断言するのです。

しかし栄一は、そんな訥庵や河野の言葉に疑問を感じ、どうして日の本の神様は神風を起こしてくれないんだ、天罰なんか起こしてないで、風で異人も病も吹き飛ばしてくれればいい、と反論してしまいます。

同席していた塾生たちは、神を冒涜するなと激高し、田舎者、ここから出て行け、と栄一を糾弾します。

塾生に追い詰められた栄一のもとに近寄った訥庵は、「さもありなん、恐らく幕吏の大罪に神はもう助けたいと思わないのだろう」と言い募ります。

病弱な将軍ではなく、水戸の出の慶喜が将軍になっていたらこんなことにはなっていなかった、我らが神風を起こすのだ、と言い放ったのです。

その夜、栄一は久しぶりに長七郎と出会い近況を報告します。

妹の千代を心配する長七郎は、栄一に千代の様子を尋ねました。

栄一は、妻・千代は家に馴染みよく働く良い嫁だと絶賛します。

しかし、子がなかなかできないことを悩んでいるようだと打ち明けました。

長七郎は、千代のことを頼む、と栄一に言うと、江戸の情勢について話し始めました。

今や幕吏は夷狄の言いなりだと長七郎は言います。

幕吏とは、夷狄の言うなりの幕府の犬どもを尊攘の志士たちは幕吏と呼んでいました。

今、一番倒すべき幕吏は、井伊直弼の次に政務を担っている安藤信正だと河野は言います。安藤は、開国を推し進めただけでなく、皇女和宮を降嫁させ、幕府の権威を回復させようと企んでいると話します。

攘夷に対し、積極的だった長州や薩摩は話ばかりでなかなか行動に移そうとはしないばかりか、国元で揉め事が起こり、頼りになりません。

水戸は、長州と手を組み安藤を倒そうと画策していますが、斉昭亡き後は、国が二分されており、荒れています。

そうなると、背後に何も背負うものがない我ら草莽の志士なら動きやすい、と河野は息巻きます。

草莽の志士とは、日の本を思う心のみで動く名も無き志士、つまり自分たちのことだと河野は言い放ちます。

長七郎はともかく、栄一や喜作のような田舎者の百姓が何の役に立つ、と栄一たちを侮る河野。

言われた栄一は、いちいち気に入らない、と言い返しますが、河野の言葉には胸を打たれた、と言い、自分も今日この日から草莽の志士になる、と宣言しました。

翌朝、喜作に連れられ塾生の鍛錬に参加する栄一。

そこでは人を斬る訓練として巻藁を真剣で斬っていました。

長七郎に促され、栄一は真剣を握り巻藁に向き合います。

人を斬る為の訓練、と言われ真剣を持つ手に力が入ります。

緊張し、息が荒くなる栄一の姿を見ていた河野は、こいつに人を斬れる訳がない、と言い切ります。

百姓は鍬や鋤で土を掘っているのが似合いだ、と言われて激高した栄一は、長七郎に教えられた通り巻藁を斬り付けました。

しかし、長七郎のようにスッパリとは斬れません。

栄一は何度も何度も巻藁に刃をぶつけ、巻藁を滅多打ちにしてしまいました。

興奮した栄一を長七郎や喜作は必死に止めるのでした。

戻ってきた栄一

血洗島では、村の女たちが集まり作業をしていました。

東の家のまさ(朝加真由美さん)は、1か月経っても帰らない栄一に不満を持ち、早く子でも生まれていたら、人手が足りなくなって江戸へなど言い出さなかっただろうに、と愚痴を零します。

千代の背に手を置きながら、渋沢に嫁いだからには確り旦那を引き止めなよ、と千代に言い放ち立ち去ってしまいました。

それを聞いていた父は、気にすることはないと言い、栄一の母・ゑい(和久井映見さん)は、栄一の嫁には器量が悪くてももっと骨の太い子がいいと思っていたけど、千代の細い指はえらい力持ちで良く働き、助かっている、今は何の心配もないよ、と千代を褒めたのでした。

そんな中、栄一が江戸から帰ってきました。

江戸の情勢を話す栄一に、父は「気は済んだか」と尋ねます。

栄一は曖昧な表情を見せ、その問いには答えませんでした。

栄一は、まだ頭の中がごちゃごちゃしている、江戸と村では風が違う、と話し、千代に会いたかった、と抱きしめたのでした。

翌日から畑に出て精力的に働く栄一。

鍬を振るっていると河野に言われた「こいつに人が斬れるわけがない、百姓は鍬や鋤で土を掘っているのが似合っている」という言葉が蘇ります。

この頃から、血洗島には日本各地から脱藩浪士や攘夷志士たちが尾高の家に立ち寄るようになっていました。

徳川家康(北大路欣也さん)の話

この頃、幕府は皇女を幕府に迎え入れることにより、幕府の権威回復をはかっていました。

これにより、幕府の権威は回復すると信じていたのです。

かつて徳川家康も、江戸幕府を開いた時、権威回復の為に孫娘を天皇家へと嫁がせていました。

さて、今はどうなるのでしょうか。

幕府の威信をかけた花嫁行列のコースには、中山道が選ばれました。

総勢3万人を超え、全長50Kmという前代未聞の花嫁行列。

その世話をするのは、街道沿いの百姓たちでした。

千代の懐妊

中山道は岡部藩の領地にも通っており、岡部の藩主は岡部藩総出で人足を出し、行列の世話をすることになりました。

父に告げられた栄一は、これは幕吏の謀だ、と声を荒らげます。

しかし父は、しょうがない、これが百姓の努めだ、と命令に従おうとしていました。

だとしたら、百姓とはなんと虚しいものだ、と栄一は憤慨したのです。

その時、扉の外にいた千代が口を押さえて蹲ってしまいました。

千代の体を心配する栄一。

ゑいは千代はおめでただと栄一に告げました。

栄一との子がなかなかできないことを気に病んでいた千代は喜び、栄一も千代の懐妊に大喜びです。

翌日、働きに出てきた千代を気遣い、笑顔を見せた栄一に、千代は「良かった、この子のおかげでようやく栄一さんのそんなお顔が見れた気がします」と笑いました。

その言葉で、江戸から帰ってきてから常に険しい顔をしていたと気づいた栄一。

栄一は、江戸で世の中を動かすのは武家ばかりではないということを学んだ、と話します。

俺たちだって風を起こせる、と。

自分は今、日の本を我が身のように感じている、だからいろいろ納得がいかない、と呟いたのです。

妊婦にする話ではない、と話をやめた栄一に、千代は兄や栄一たちがこの国を思う気持ちは尊い、と言います。

同時に、父や母がこの村や家を守ろうとする気持ちも決して負けない尊いものだと、ありがたい事だと告げたのです。

和宮降嫁

文久元年(1861年)10月20日、和宮一行は桂御所を出立しました。

江戸城内にて、家定の妻だった篤姫(上白石萌音さん)は天璋院となり、将軍となった家茂に自分が大奥に入ったのは一橋慶喜を将軍にするためだった、と告白しました。

そんな役目を担っていた篤姫をそれでも家定は慈しんでくれた、と言います。

慶喜が将軍になっていたら、和宮との縁はありえないことだったと天璋院は言います。

家茂は、深く頷き、今は徳川のため、公儀と朝廷がひとつとなって国を収め、天下に示すことが何より肝要である、と口にしました。

天璋院は笑顔を向けながら、これからは自分も徳川のために力を尽くす、と家茂を励ましたのでした。

血洗島では、花嫁行列の世話をするために、女たちは握り飯を大量に作っています。

花嫁の支度というより、まるで戦のようだ、と女たちは話していました。

和宮は江戸に人質に行くようだと噂されていました。

京で天子様の娘として大事に育てられていたのだろうに、それが行ったこともない江戸に出て、将軍に嫁ぐことになろうとは。

それを考えれば、自分たちの方がよっぽど幸せだとよし(成海璃子さん)は笑いました。

栄一の中の家の前には村中から集めたたくさんの食器や布団などが並べられていました。

岡部の役人たちは居丈高に声を荒げ、集めた物品を早く運べと命令します。

従順に従う父たちを見ながら、役人たちの態度に憤慨する栄一でした。

安藤信正暗殺計画

11月15日、和宮は江戸城内に入りました。

思誠塾の塾生たちは、大橋訥庵に水戸の浪士と手を組み、奸臣・安藤を討つべき、と進言します。

安藤を生かしておけば、やがては帝も廃され、我が国は夷狄に支配される、と声を荒らげたのです。

大橋は「安藤を暗殺する」と決め、長七郎に暗殺役を命じました。

村に戻った長七郎は、惇忠や栄一に事の次第を話しました。

年が明けた1月、河野と自分たちで安藤を斬る、と長七郎は断言します。

安藤を斬り、無事本懐を果たした後は切腹する、という長七郎の言葉に驚いた惇忠は、安藤1人斬ったところで何も変わらない、と長七郎を諭します。

長七郎がやろうとしていることは無駄死にであると言葉を重ねて訴えます。

しかし長七郎は、兄は知識ばかり身に付け、一生動かないつもりなのか、と反論します。

栄一も惇忠の言うとおり、長七郎がやろうとしていることは無駄死にだと言い募りました。

井伊を動かしていたのも、安藤を動かしているのも、結局のところ幕府です。

幕吏が何人死のうが入れ替わろうが何も変わりません。

武士は武士、百姓は百姓と決めている幕府がある限り、何も変わらないんだ、と言うのです。

いつだって幕吏らが己の利のために勝手に謀を捏ねくりまわし、俺たち下の者は何も知らされずその尻拭いばかりだ、もっと根本から正さないと、世の中何も変わらない、と栄一は訴えたのです。

惇忠は、我らこそが口火となり挙国一致し、四方を合わせて、幕府を転覆させる、と拳を振り上げます。

自分に考えがある、しかしそれにはどうしても長七郎が必要、長七郎のような掛け替えの無い剣士を安藤1人のために失いたくない、と説得したのです。

長七郎に上州に身を隠せ、と計画から遠ざけたのでした。

村の顔役でもある宗助(平泉成さん)は、村に見慣れない浪人が来ることを不快に思っていました。

攘夷志士に慕われ人々を集める惇忠に不満を漏らした宗助は、長七郎にも浪人のような姿で村に入ってもらっては困る、と惇忠たちの母に釘を刺したのでした。

江戸の大橋訥庵は、一橋慶喜に共に決起しようと文を送るのですが、慶喜がそれに応じることはありませんでした。

坂下門外の変

文久2年(1862年)1月15日、江戸城坂下門外にて、大橋訥庵の塾生を含む尊攘派の水戸浪士6人が安藤信正を襲撃しました。

河野は先頭に立ち安藤を狙うのですが、護衛に止められ斬り伏せられてしまいます。

それでも最後の力を振り絞り、駕籠へと刃を突き立てたのですが、安藤は背を僅かに斬られたのみ。

河野らは暗殺を果たすことなく闘死しました。

上州へと逃れていた長七郎はむせび泣きました。

近頃、謀に関わった者たちを幕府は次々と捕らえていると言います。

長七郎も疑われ、幕府に狙われているようです。

その日の遅く、寝ていた栄一のもとに伝蔵が現れ、長七郎が江戸に向かっていると知らせてきました。

栄一は慌てて外へと飛び出し、伝蔵に惇忠と喜作に伝えろと言うと、長七郎が危ない、と走り出したのでした。

次回、第11回「横濱焼き討ち計画」

栄一と千代に待望の第一子が生まれるが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれる。そんな中、惇
忠は自らの手で攘夷の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案。心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜は将軍・家茂の後見職となるも、島津久光らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。

大河ドラマ「青天を衝け」公式サイトより

考えがある、と言った惇忠の計画とは横濱焼き討ちだったんですね。

待望の第一子が生まれたにも関わらず直ぐに亡くなったことにより栄一も千代打ちひしがれてしまいます。

栄一は惇忠の語る計画に心を動かされ、没頭してしまいます。

一方江戸では慶喜が表舞台に帰ってきました。

将軍後見となった慶喜ですが、周囲から早く攘夷をと迫られ躊躇するのです。

最後に

とうとう栄一も江戸へ行きました。

8年前の活気溢れる街から一転して寂れてしまった街に驚愕する栄一。

喜作に連れられ言った大橋訥庵の下で、栄一はその弁舌で大橋に反論していました。

いつでもどこでも物怖じせず発言できる栄一の姿に舌を巻きました。

あんなに恐ろしげな雰囲気を漂わせている人々の前で、よく竦めずに発言できると感心してしまいました。

人を斬る、ということに果てしない重さを感じている栄一は、真剣を持つ手に迷いが生じていましたね。

いちいち栄一を馬鹿にする河野に苛立ち、興奮して刀を振り回す栄一。

その鬼気迫る姿に河野はもちろん、視聴者である私も引き込まれてしまいました。

栄一は、江戸に行き、何かを変えたいけれど、人を斬る事には抵抗があります。

栄一の戸惑いが見事に表現されていましたね。

栄一の気持ちを尊重してやりたいけど、家のことも大事という父や母、千代の揺らぐ姿も見所がありました。

江戸に未練を残しながら畑へと向かう栄一の姿に哀愁を感じてしまいました。

しかし、栄一の笑顔をみて、安堵する千代の気持ちも良く分かりました。

この頃は血なまぐさい事ばかり、江戸にいる人々は常に厳しい表情ですから、非常に殺伐とした雰囲気が漂っていました。

江戸のパートは、恐ろしいですね。

次回は第11回では、惇忠たちが中心となり横浜焼き討ち事件が勃発します。

栄一は何をしでかしてしまうのか、惇忠は焼き討ちにより何を得ようとしているのでしょうか。

過激浪士たちの活動は止むことがなく、栄一はどんどん影響を受けてしまいます。

次回の栄一は、一体どうなってしまうのでしょうか。

次回、第11回「横濱焼き討ち計画」緊張感の漂う展開に手に汗握ってしまいますね。

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