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青天を衝け 第27回「篤太夫、駿府で励む」のあらすじと感想とネタバレ

2021年大河ドラマ「青天を衝け」は、NHK総合にて毎週日曜夜8時から、BSP、BS4Kにて毎週日曜午後6時から、毎週土曜日午後1時5分から再放送が放送中です。

目次

前回のあらすじ

パリから帰国し、自分の不在の間に起こった出来事を知った渋沢栄一(篤太夫)(吉沢亮さん)は、気持ちの整理がつかないまま、6年ぶりに故郷の血洗島に戻ることになりました。

故郷の青々と生い茂る桑畑をかき分けて進む篤太夫の前に懐かしいひこばえの木が見えてきました。

そこには尾高長七郎(満島真之介さん)の姿がありました。

久しぶりに会った長七郎に、自分は何もできなかった、と嘆いた篤太夫。

長七郎は自分こそ何も成し得なかった、と呟きました。

そして、嘆く篤太夫に「生き残った者には成すべき定めがあると、お前が言ったんだ」と諭したのでした。

その言葉で目を覚ました篤太夫。

長七郎との再会は夢だったのです。

翌日、故郷に帰り着いた篤太夫は、長く会えなかった家族と再会しました。

娘の成長に目を見張り、愛しい妻との再会に喜びます。

両親や姐、伯父夫婦も篤太夫の帰郷を喜ぶのですが、慕っていた平九郎を失った妹・てい(藤野涼子さん)の怒りは篤太夫に向いていました。

平九郎を見立て養子にしなければ、その言葉は篤太夫の胸をえぐりました。

篤太夫は、まずは尾高に行かなければ、と思うのですが、尾高の不幸を聞かされました。

平九郎を失い、先月、長七郎も亡くなり、尾高の家は今、誰もいないと言うのです。

その夜、宴席を終え、ようやく夫婦2人で話せるようになると、千代(橋本愛さん)は、平九郎の死は自分のせいだと涙を流しました。

自分を責め、泣き続ける千代を抱きしめた篤太夫は、悪いのは俺だ、と言い聞かせ続けました。

翌日、長七郎の墓参りを済ませると、渋沢成一郎(喜作)(高良健吾さん)の妻・よし(成海璃子さん)が夫の話を聞きにやってきました。

篤太夫が、幕府軍が五稜郭を攻め落としたという情報を教えると、よしは安堵したようで、自分もしっかりしないと、と笑みを見せたのでした。

その頃、函館では、パリで昭武に同行していた医師・高松凌雲(細田善彦さん)も従軍していました。

高松は、パリで学んだ精神を活かし、敵味方の区別なく負傷者の手当をしていました。

誰もいないはずの尾高を訪ねると、惇忠(田辺誠一さん)が1人佇んでいました。

篤太夫から逃げるように去る惇忠を呼び止めた篤太夫。

惇忠は、戦死することも忠義を尽くすこともできず、1人生き残った自分を恥じていました。

篤太夫は、自分こそ合わせる顔がない、と告げ、自分はこの恥を胸に刻んで前に進む、と言い、だから惇忠も、と訴えました。

夢で見た長七郎は、篤太夫に笑顔を向けて励ましてくれました。

「さあ、前を向け、栄一。俺たちがかつて悲憤慷慨していたこの世は崩れたぞ。崩しっぱなしでどうする?この先こそが、お主の励みどきだろう」と。

その後、篤太夫は父・市郎右衛門(小林薫さん)に、これからの身の振り方は、先の将軍・徳川慶喜(草彅剛さん)に報告に行ってから決める、と告げました。

故郷に錦を飾るには遠い身にて、せめてもの土産として、と100両を差し出したのです。

篤太夫は家を出る時に父から100両貰っていました。

父は、それを受け取るとそのまま千代に差し出し、6年間の苦労を労わり感謝を告げたのでした。

慶喜がいる駿府に向かった篤太夫。

駿府藩は、幕府の直轄領で現在は行き場を失った幕臣たちの受け皿になっていました。

駿府藩の中老・大久保一翁(木場勝己さん)に旅の収支報告をし、昭武から直書を預かってきたと告げると、数日後、篤太夫は慶喜がいるという宝台院に呼ばれました。

そこで再会した慶喜は、かつての覇気もなくその姿を見た篤太夫は嘆きの言葉しか出てきません。

しかし慶喜が、昭武のパリでの様子を聞きにきた、と言うと篤太夫は気持ちを切り替え、昭武のパリでの生活を、事細かに身振り手振りを交えて、面白おかしく慶喜に伝えたのです。

話を聞くうちに、生気のなかった慶喜の目に輝きが戻り、微笑みながら篤太夫の話に聞き入りました。

そして、昭武が障りなく帰国できたのは篤太夫のおかげだと頭を下げたのでした。

篤太夫は、立ち去ろうとした慶喜を呼び止め、どんなに無念だったか、と声をかけました。

一瞬、目が揺れた慶喜でしたがそのまま無言で立ち去ったのでした。

前回、第26回「篤太夫、再会する」を見逃した方は、ぜひこちらをどうぞ。

それでは、第27回「篤太夫、駿府で励む」のあらすじと感想です。

徳川家康の話

明治元年年末になりました。

江戸は、東京と名を変えましたが、かつての繁栄が嘘のように寂れてしまいました。

大名は国元に戻り、商人や町人も多くが去り、100万人もいた人口は半分以下になっていました。

一方、家康の隠居場であった駿府は、行き場を失った幕臣やその家族など、10万人もの人々が一気に流れてきたのです。

しかし、徳川の石高はかつての10分の1。

多くの者は仕官できず、先の見込みもなくフリーター状態になっていました。

そんな中、篤太夫はというと。

勘定組頭への任命

慶喜への報告を終えた篤太夫は、駿府藩の大久保一翁に呼ばれ、駿府藩勘定組頭に任命されました。

しかし、自分は水戸にいる昭武に慶喜からの返書を届けなければいけないとその誘いを断ります。

返書は駿府藩から水戸に届けるため、その必要はない、と言われて篤太夫は反発しますが、この任命が慶喜の配慮であると知らされ驚きます。

「水戸は天狗党の一件が火種となり、武田耕雲斎の孫らが報復に明け暮れているという。今そなたを水戸にやれば、きっと民部公子に重く用いられよう。さすれば必ずや妬まれ、平岡の二の舞になりかねぬ。その情けがそなたには分からぬか?」

大久保一翁から言われた言葉にはっとした篤太夫は、自分の短慮を恥じ、駿府に留まる事を承知したのです。

しかし、「駿府徳川家は70石の大名に過ぎず、そこに800万石の家臣たちが養ってほしいと押し寄せている。某は一時でも幕臣として頂いた百姓の矜持として、禄を頂くことなくこの地で百姓かあるいは商いをして心穏やかに余生を過ごしたく存じます」

と勘定組頭を辞退しました。

大久保からその報告を受けた慶喜は、篤太夫を「百姓の矜持?やはりおかしろき男だ」と笑ったのでした。

約束を守れず、返書を届けることができなかった篤太夫は、水戸の昭武に謝罪の手紙を送りました。

それを受け取った昭武は、慶喜と篤太夫の仲はspecialなのだと呟きました。

水戸に居る貞芳院(原日出子さん)に、かつて国を守ると最初に声を上げたのは水戸だった、長州や薩摩もあれほど父の教えを尊んでいたのに、今や水戸は新しき政府の蚊帳の外。しかし我らにもまだ出来ることがある、「前を向かねば。パリで共に過ごした皆に恥じぬよう」と昭武も決意を新たにするのでした。

こうして篤太夫は駿府で新しい道を歩み始めたのです。

商法会所設立

駿府城には、かつて外国奉行支配だった杉浦愛蔵(志尊淳さん)が学問所の教授として過ごしていました。

駿府藩の窓口には、日々士官を求めて幕臣たちが行列を作っていました。

その中に、一橋家家臣だった川村惠十郎(波岡一喜さん)の姿もありました。

杉浦と幕臣たちの窮状について話していると、平岡が現れ、篤太夫にどうしても勘定組頭になってもらわなければ困る、と訴えてきたのです。

平岡は、「頼む、今は太政官札でどうにかなっているが、この先…」と口にすると、篤太夫は太政官札を見せて欲しい、と興味を示したのです。

かつて、横浜で三井の番頭・三野村利左衛門(イッセー尾形さん)に太政官札のことを聞いていた篤太夫。

新政府が諸藩の財政を救うために石高に応じて1石1両の割で貸し付けたもので、利子は年3分。

話を聞いた篤太夫は、財政を救うというのは新政府の建前で、これはただの借金だと言い切ります。

もしうっかり使い、返すことができなければ駿府は破産します、と断言しました。

驚いた平岡ですが、藩の財政が困難だったため、既に半分を使ってしまったと言うのです。

使えば使うほど借金が嵩んでしまいます。

平岡は篤太夫に「頼む渋沢、駿府を救ってくれ」と言い募りました。

篤太夫は、禄を求める幕臣や主だった商人を集めると、これ以上駿府の財政を悪化させないために、太政官札はもう藩の費用と思わず、別会計と考えたほうがいい、と話します。

そして、残りの25万両分の拝借金である太政官札を自分に預けて欲しい、と訴えたのです。

某は、この駿府藩の預り金とここにおられる商人の皆様の金をできるだけ多く集め、新しきことを始めたい、と集まった人々の前で、篤太夫はコンパニーを作るのだと宣言しました。

パリで、エラールから教えられた合本の仕組みを武士や商人に教え、小さな力を合わせて大きな資本を作り、大きな利益を生み出すのだと説明したのです。

そうしたら拝借金を返納し、元手を出した人々に配当金を出します。

そうすれば、金がぐるぐると周り、国が潤う、と説明しました。

しかし、武士は商人と一緒に働く事に納得できず、商人も難色を示します。

この時の会議では理解を得られませんでしたが、篤太夫は双方に根気よく説得を続け、商法会所の設立にこぎつけたのです。

しかし、金を回したくても今は正金がありません。

篤太夫は、太政官札を預かり、それを発行した三井に正金にしてもらうため東京に向かうことにしました。

東京で、三井組番頭・三野村利左衛門を訪ね、太政官札から正金にして欲しいと頼む篤太夫。

三野村は篤太夫が持ってきた太政官札を前に、考えながら、三井は、新政府の命で家財を売って死に物狂いで太政官札を発行したのだと話します。

さらに、天子様の命で莫大な御用金も用意したのだと訴えます。

篤太夫は、三井が新政府とそれほど懇意にしていることに驚きを隠せません。

三野村は、懇意というより、新政府に潰れられては困るのだと言い募りました。

そうして三野村が用意したお金は、額面より2割も少ない金額でした。

篤太夫がそれを指摘しても、三野村に「今はそれくらいが相場でござんしょ」と躱されてしまいました。

そして、いつか篤太夫が商売敵になるかもしれない、おお怖い、と嘯くのでした。

それでも、正金が手に入った篤太夫は、駿府の特産である米や茶を作るために必要なしめかすや油かすなど肥料を買い付けます。

するとそこに、薩摩言葉を話す人物(ディーン・フジオカさん)から、どちらの肥料がいいのか尋ねられました。

篤太夫はその人の問いに快く助言しました。

喜んだその人は、篤太夫の断髪を見て、その頭でこのあたりを長くうろつくと、官軍崩れが襲って来ると注意を促しました。

新政府が官軍兵に禄を払わず、商人や町人へのたかりゆすりを黙認しているのだといいます。

上が変われば新しき世になると思っていたのに、上が変わっても侍の世の中は変わらない、反吐が出る、と吐き捨てました。

薩摩言葉を話す五代と名乗った男。

篤太夫は、パリモンブランが五代を絶賛していたことを思い出しました。

既に立ち去った五代を追いかけ、パリでの借款が無くなったせいで、公儀は新しい世が作れなかったんだ、あなたのせいで、と叫ぶのですが、その時には五代の姿は影も形もありませんでした。

千代とうたの引越し

血洗島では、千代とうたが駿府へ移り住むための準備をしていました。

父と暮らせるのは嬉しいけれど、祖父母と離れるのはさみしいと駄々をこねるうた。

千代は、後継の嫁でありながら家を離れることを謝罪しました。

すると市郎右衛門は逆に頭を下げ、これまで家の務めでも苦労をかけ、駿府に行っても大変だろう、無理をしないように、これまで世話になった、と感謝を伝えたのです。

母・ゑいも同じように頭を下げ、栄一をよろしく頼みます、と千代に託すのでした。

引越しの準備を進める千代のもとに、よしが訪ねてきました。

これまで、夫がいない者同士、支えあってきた2人。

寂しくなる、と別れを惜しみに来たのです。

先日、よしの息子が傷だらけになって帰ってきたといいます。

お前の父は朝敵だと、隣村の子に言われ、激高して喧嘩になったのだといいます。

今はもう天子様の御世になったのに、それなのにあの人は何でまだ戦っているのだろうと、よしは嘆きました。

その頃、函館では壮絶な戦いを続けていました。

幕臣たちは松前を放棄し、五稜郭に撤退を余儀なくされていました。

商法会所、始動

駿府に、千代とうたが到着し、篤太夫は念願が叶いました。

商法会所での仕事が始まりましたが、武士は商人と一緒に働くことに不満を持っていました。

仕事場に刀を持ち込むな、という篤太夫の言葉に反発する武士の声、篤太夫はそれに怯むことなく反論しました。

なぜ、武士が商人のような格好をしなければならないのか、と言われると、

「私も商人です。それに、武士も商人も上も下もない。むしろここでは商人の皆さんの方が手練だ。そしてあなた方も商人だからと卑屈になられては困る。金だけ儲ければいいと、道理に背くようなことがあってはなりません。

武士の皆さんには刀を捨て算盤勘定を。商人の皆さんはこの駿府の一端を担うという矜持を持って頂きたい。曲がりなりにもこの世は変わった。これからは武士も商人も互いに良いところを認め合い、力を合わせて共に働くんです」

すると、商人の1人が反応しました。

「合本がええあんばいに転がりゃあ、きっと日本中が真似することにならあ。おもろい。渋沢様、この茶問屋萩原四郎兵衛(田中要次さん)、この先は矜持を持ってご協力致しまする」

これを機に、場の空気がかわりました。

武士の中から川村惠十郎が進み出て、篤太夫に刀を差し出すと、「何から始めればいいのか教えよ」と仕事机の前に座ったのです。

川村に続き、他の武士も従順に仕事につき始めました。

「我ら駿府が新しき商いの先駆けとなりましょう」と気持ちを1つに、商法会所が始動したのでした。

こうして、篤太夫が手がけた商法会所は軌道に乗り、順調に利益を得るようになったのでした。

戦いの終わり

その頃、函館の戦いは壮絶を極めていました。

土方(町田啓太さん)はもはやこの戦いに勝機はないと見極め、自分は新選組の名に恥じぬよう潔く散る、と決意を固めていました。

成一郎は、自分も、と訴えたのですが「お前の友は「生きる」と言ったぞ」と諭します。

「お主は俺とは違う、生の匂いがする。お主は生きろ。生きて日の本の行くすえを見届けろ。ひょっとすると、その方がよほど辛いかもしれん」と言って、成一郎を逃がしたのです。

土方の言葉に従い、戦地から脱出した成一郎。

しかし、敵兵は次々と襲い掛かり、近くにいた仲間も次々と倒れていきます。

敵兵を斬り伏せ進みながら、成一郎の頭にこれまで死んでいった仲間たちの姿や慶喜、栄一の姿が過ぎりました。

成一郎は、泣きながら逃げ続けたのでした。

この数日後、五稜郭が開城となりました。

全ての徳川の戦いが終わったのです。

その知らせを聞いた篤太夫は、慶喜を訪ねました。

しかし慶喜は篤太夫との面会を拒否。

篤太夫は慶喜がいる部屋に向かって、深々と頭を下げたのでした。

そして、部屋の慶喜は、沈痛な面持ちで俯き、戦いで亡くなった幕臣を悼みました。

商法会所で、川村は1人残って慣れない算盤を弾いていました。

篤太夫は川村に「函館は降伏したと」と告げました。

川村は表情を変えず、淡々と「知っている」と答えました。

戦った者たちは、成一郎はどうなったのでしょう、と篤太夫が問いかけると、川村は、最後まで忠義を貫いたのであれば本望だろう、と口にしました。

「俺は、平岡様の命も守れず、戦でも死に損ない、徳川に捧げられなかった命を持て余してここに来た。皆そうだ。ただ禄が欲しくて流れてきたのではない。徳川のために、何かできぬかと…。」

その言葉を聞いた篤太夫は、川村の横に座り、手伝い始めたのでした。

築地、大隈邸

その頃、大隈重信(大倉孝二さん)の邸に大蔵省大倉少輔の伊藤博文(山崎育三郎さん)が飛び込んできました。

伊藤は五稜郭がようやく落ちたことを喜び、これで諸外国に自分たちが新政府だと言える、と興奮しています。

そこに、大隈邸に滞在していた五代もやってきました。

大隈は、フランス政府から民部公子のフランス滞在における払戻金についての書簡が届いたことを話します。

大隈はそれを新政府の懐に入れようと考えていたのですが、使節団の会計係だった男が、それは徳川が民部公子のために用意したお金だから、そのまま駿府藩に渡すのが筋だと訴えてきたというのです。

五代はその書簡を読み、パリにそのような財務官がいたのかと驚きます。

その財務官は「渋沢」と書かれてありました。

駿府藩は今、商人と組んで商いで利を得ているとの噂があります。

せっかく東京から徳川を追い出したというのに、駿府で力を蓄えられては油断ができないと、木戸が案じていたといいます。

そして、「この男の仕業らしい」と記事を五代に見せたのです。

そこには、「駿府藩に渋沢篤太夫という者有り、民部公子に随行したが、自分一顧の才覚で4万両の利益を蓄え、その4万両を駿府藩内に配分」とありました。

このパリの渋沢と同じ男か、と五代は驚きます。

大隈もそんな男が駿府にいるとは、と驚愕しました。

五代は、その書簡に書かれていた渋沢篤太夫という名を胸に刻み込んだのでした。

次回、第28回「篤太夫と八百万の神」

新政府から大蔵省への出仕を求められた篤太夫は、直接断るため東京へ向かう。篤太夫は、伊藤博文の案内で大隈重信を訪ね、早速辞任を申し出るが、大隈は“なぜ今新政府に、君が必要なのか”と立て続けに話し、篤太夫は完全に言い負かされる。一方、慶喜は、ようやく謹慎を解かれ宝台院を出た。慶喜は、「自分のことは忘れて日本のために尽くせ」と篤太夫に最後の命を下す。

大河ドラマ「青天を衝け」公式サイトより

駿府を立て直した篤太夫は、フランス、そして駿府の実績を買われ新政府への出仕を求められました。

徳川の敵とも言える新政府に出仕など、納得できない篤太夫ですが、他ならぬ慶喜から「日本のために尽くせ」と言われてしまい、戸惑います。

おしゃべりで弁が立つ篤太夫が大隈重信に言い負かされる、というのは気になるところですね。

慶喜との別れも気になりますし、久しぶりに登場する美香君のことも気になります。

来週も見所満載ですね。

最後に

今回の見所はやはり吉沢亮さん演じる主人公・渋沢栄一が本領発揮するところですね。

商売に関することをしている時の栄一は、本当に生き生きとしています。

武士に恫喝されても譲らない気概、肝の据わった様子は素晴らしい。

娘のうたちゃんも、お父さんのかっこいいところが見れて良かったですよね。

他の商人たちとのやり取りも面白かったです。

イッセー尾形さん演じる三野村利左衛門。

食えない感じが素晴らしくいい味出していました。

迷うフリして栄一の顔をチラチラ観察する様子とか、望遠鏡で覗くところなど、ちょっとした仕草も面白く、やり手の商人、という感じが満載でした。

2人のやり取りが楽しみになりました。

駿府の商人、田中要次さん演じる萩原四郎兵衛もいい味出していました。

武士相手に初めは一歩引いていたようですが、栄一の言葉を聞いて、堂々と協力を宣言。

スカっとする良いシーンでした。

それに賛同した波岡一喜さん演じる川村惠十郎も素敵でした。

「渋沢」の名に反応して振り向いた川村。

商人と一緒に働く、ということに初めは反発しているのかと思いましたが、あれは武士の不満を吐き出させるため、栄一のために必要なことだからあえて口にしたのでしょうか。

「篤太夫」と呼びかけて、刀を外す川村さんは素敵でした。

それに、自らの後悔を口にしつつ、徳川のために何かしたいという気持ちを持って駿府にやってきた武士たちの気持ちを代弁する川村さんもカッコ良かったです。

無表情で淡々と話す中に、悔しさや悲しさ、それでも前を向く気持ちが見られて、静かな演技だったのですが、心にグッと刺さりました。

新政府の役人たちの中に、渋沢の名が知れ渡ったシーンは見ていてゾクゾクしました。

どんどん評価されていく栄一。

見ていて気持ちがいいですね。

しかしそれが高じて、慶喜との別れになってしまうのですが。

それから、忘れてはいけないのが箱館戦争終結のシーンですね。

町田啓太さん演じる土方が非常にかっこいい。

自分は潔く散るけれど、成一郎には生きろ、と諭すシーン。

美しかったです。

共に支え合い戦ってきた成一郎ですが、土方の言葉に抗えず、戦場から脱出します。

辛かったでしょうね、キツかったでしょうね、成一郎の悲しみ苦しみがよく伝わって来て、目頭が熱くなりました。

それでも生を選んでくれて、待っている家族は嬉しいです。

さて、次回第28回「篤太夫と八百万の神」で、篤太夫は新政府に行くことになります。

新政府の人々も濃い方々が揃っていて、何が起こるか今からとても楽しみです。

慶喜との別れ、新しい出会い、待ち望んだ旧友との再会、来週も見所満載ですね。


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