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鎌倉殿の13人 第33回「修善寺」のあらすじと感想

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61作目となる2022年大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」。

脚本は、三谷幸喜さん。

主役の北条義時を務めるのは、小栗旬さんです。

毎週日曜(総合)午後8時、(BSプレミアム、BS4K)午後6時、毎週土曜日午後1時5分から再放送が放送中です。

目次

前回のあらすじ

目覚めることはないと思っていた源頼家(金子大地さん)が息を吹き返したことにより、北条一族は困惑していました。

一幡やせつ、比企一族を滅ぼしたことをどう伝えるか、さらに、朝廷に頼家の弟・千幡を次の鎌倉殿にと願う使者を呼び戻すのかどうか、北条一族と大江広元(栗原英雄さん)はどう決断すべきか、迷っていました。

しかし、北条義時(小栗旬さん)は、このことを知った頼家が北条を許すはずがない、頼家が目覚める前に戻す、と決断したことで、方向性が定まりました。

義時に孫である一幡の助命を願っていた政子は、一幡の死を知らされ、激高しました。

初めから助けるつもりなどなかった、と義時を責め立てます。

頼家も殺すつもりかと問いただし、義時が否定しても、もはや義時を信じることができなくなってしまった政子。

義時が頼家に比企一族の滅亡を伝えると言うと、自分が行くと言い張ったのです。

しかし、比企一族は頼家が助かる見込みがないと悟り、自ら死を選んだたと政子が説明しても頼家は信用しません。

北条一族の企みだと疑うと、母である政子も拒絶し始めたのです。

その頃、京の後鳥羽上皇(尾上松也さん)のもとに鎌倉から千幡を頼家の後継にという文が届きました。

僧・慈円(山寺宏一さん)が言うには、鎌倉の将軍は、失われた三種の神器の宝剣の代わりになるということで、上皇は千幡の将軍就任を認める文と共に、元服する千幡のために「源実朝」という名を贈りました。

比企滅亡の真実を知りたい頼家は、和田義盛(横田栄司さん)と仁田忠常(高岸宏行さん)を呼び出し、真相を聞き出しました。

手にかけたのが北条と知った頼家は、和田と仁田に北条時政(坂東彌十郎さん)の首をとってくるように命じます。

和田は時政に報告しますが、仁田は悩みます。

館に戻った義時は、息子・泰時(坂口健太郎さん)から一幡は善児のもとに匿っていると報告を受けます。

また、妻の比奈(堀田真由さん)から鎌倉から去ると言われました。

比企一族滅亡の手伝いをしたことは比奈の心に大きな傷を作っていたのです。

その後、善児のもとに行った義時は、自分を好いている一幡を殺せないと渋る善児を促し、一幡を葬りました。

頼家に時政を討てと命じられた仁田忠常は思い悩み、自ら死を選びました。

義時は、頼家の軽々しい一言が仁田の死を招いたと頼家を糾弾し、頼家を鎌倉から遠ざけることにしました。

伊豆修善寺に送られることが決まった頼家。

建仁3年(1209年)10月8日、3代将軍・源実朝が誕生し、2代将軍・源頼家は、伊豆修善寺へと送られました。

前回、第32回「災いの種」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

それでは第33回「修善寺」のあらすじと感想です。

代替わり

鎌倉では、実朝(嶺岸煌桜さん)に髑髏の継承を行っていました。

源頼朝が挙兵の時に誓った髑髏は、上に立つ者の証として、代々の鎌倉殿に受け継がれていました。

その頃、伊豆修善寺に送られた2代鎌倉殿・北条頼家は酒に溺れ「鎌倉殿はこの儂じゃ!」と荒れていました。

源実朝が3代鎌倉殿となりました。

あまりに歪な代替わり。

源氏の棟梁を巡る駆け引きが再び始まろうとしていました。

執権

建仁3年(1203年)10月9日、源実朝の政務開始の儀式である政所始めが行われました。

それを執り行ったのは、執権別当である北条時政。

執権別当、それは行政の筆頭を意味し、時政が実質的な政治指導者となったことを示していました。

政務の場で、時政は、実朝への代替わりに伴い、西国の御家人たちに対し、起請文を提出するよう求めました。

更に、比企一族が治めていた武蔵の国を自分が治めると言い始めます。

大江広元に武蔵の国守になれるよう朝廷に相談しろと命じた時政。

御家人たちは、比企の一件から時政が権力を振るい好き勝手に行動していることに不満を持ち始めていました。

御家人たちは、北条と関わり合わないように最近避けるようになってきたのだと言うのです。

三浦義村は、御家人たちが不満を持っていることを義時に伝え、あまりにやりすぎるとしっぺ返しを食らうと苦言を呈しました。

時政の政治は、裏で妻のりく(宮沢りえさん)が唆していたものでした。

「良い具合、良い具合。執権殿。これで名実ともに御家人の頂に立たれましたね。執権というのは代々北条が引き継ぐのですよね?では、次は政範が」と言うりく。

武蔵守の座を狙い、その後は実朝の嫁取りまで目論みます。

後鳥羽上皇の思惑

りくは京から御台所を得ようと、娘婿の平賀朝雅(山中崇さん)を通じて後鳥羽上皇に働きかけます。

後鳥羽上皇は、実朝の正室を京から迎えたいという要望に不快感を持ちました。

まだ幼い実朝が願い出るわけもなく、それを言いだしたのが北条時政だったからです。

しかし、実朝は上皇が名付け親となった大事な駒です。

自分の血筋に近い姫を探すことにしました。

源仲章(生田斗真さん)から、比企を滅ぼしたのが北条と聞かされると、将軍であり、大事な駒である実朝が坂東の田舎者である時政に取り込まれないよう導くため、仲章を差し向けることにしました。

頼家の不満

伊豆修善寺の頼家から、退屈しているから近習を寄越して欲しいと文がきました。

更に、安達景盛を差し出せとも書かれています。

宿老たちは審議の結果、妥当ではないと判断し、黙殺することに。

審議の結果は、三浦義村から頼家に伝えられました。

頼家はそれを静かに受け入れ、別に怒ってはいないと言います。

ただ、自分を忘れないようたまにに喧嘩を売っているのだと話します。

頼家が、正室・つつじや次男の善哉の様子を確認すると、2人は鶴岡八幡宮の別棟が面倒見ていると義村は伝えました。

用事を終え、帰ろうとする義村に、自分はここで朽ち果てるつもりはない、いずれ必ず鎌倉に戻る、軍勢を率い、鎌倉を火の海にし、北条の者共の首を刎ねる、と宣言します。

義村は、このまま朽ち果てるより、華々しく散るのもいいとして「おやりなさい」と声をかけました。

しかし、頼家に協力して欲しいと頼まれると、即座に拒否。

この件はすぐに時政たちに伝えられました。

宿老たちは、頼家の処遇について話し合っていました。

鎌倉殿は2人もいらない、として、時政は頼家の排除を決めようとしました。

しかし、頼朝の子である頼家を殺すことに他の宿老たちは躊躇します。

義時は、今はまだ静観し、不審な動きが起こったら覚悟を決めると定めたのでした。

義時からその時が来たら覚悟を決めるよう言われた泰時は反発します。

鎌倉から追い出し、命まで奪うのかと言い募ります。

しかし、義時の決断は変わりません。

実朝の教育

その頃、政子は実朝に和歌を教えて欲しいと三善康信(小林隆さん)に頼んでいました。

政子は、実朝に風流を解する才があるのではと見抜き、三善に指導を依頼したのですが、それを聞いていた実衣(宮澤エマさん)は、実朝を育てているのは自分だから、余計な口出しはしないで欲しいと政子の提案を拒否します。

建仁4年(1204年)正月、実朝の読書始の儀式が行われました。

儒学の講義を行ったのは源仲章です。

その後、三善は実朝に和歌の指導を始めました。

楽しそうに聞き入る実朝。

しかし、実衣が仲章を連れてきて、和歌は政治に重要なものというと、三善ではなく仲章を講師に学べと促したのでした。

頼家の謀反

政子は、伊豆修善寺に流された頼家を心配し、頼家の好物を持参し会いに行きました。

しかし、同行した畠山重忠(中川大志さん)とは面会しても、北条の者である政子との面会は頑として拒否します。

頼家の気持ちを慮った政子は、頼家との面会を諦めます。

頼家と対面していた畠山は、頼家の説得を試みますが、頼家は断固として拒否。

それよりも、北条時政が武蔵国の国守の座を狙っていると暴露したのです。

武蔵国の武士である畠山は驚きました。

その情報がどこから来たものか尋ねても、味方にならなければ教えないと隠します。

鎌倉に戻った畠山は、宿老たちにその事を伝えました。

誰が頼家の背後に居るのか、訝しんでいると、八田知家(市原隼人さん)が、頼家が修善寺に呼ぶ都の猿楽師の中に、後鳥羽上皇の手の者が隠れ、頼家に情報が漏れていると突き止めました。

頼家は、後鳥羽上皇に北条追悼の院宣を願い出ていたのです。

義時は頼家の排除を決めました。

泰時は父の決断に反対し、上皇に文を出し言葉を尽くせば分かってもらえると抗議します。

しかし泰時の考えは甘いと義時は一蹴します。

泰時は、承服できない、と叫ぶと家を飛び出してしまいました。

その姿は、かつて頼朝の考えに同調できなかった義時と同じでした。

善児の罪

義時と時房は善児のもとを訪れました。

善児もトウも不在だったため、家の中で待つ2人。

義時はそこで亡き兄の所持品を見つけてしまいました。

誰が兄を殺したのか悟った義時。

時房は自分が善児を斬ると申し出ますが、義時は「善児は必要な男だ」とそれを止めます。

今の自分に善児を責めることはできない、と悲しみに耐えるのでした。

トウに案内されて善児のもとに行った義時は、善児に「仕事だ」と言い放ちます。

薪を割りながら、一幡に思いを馳せていた善児ですが、その言葉を聞くと「へえ」と答え立ち上がりました。

伊豆修善寺の頼家に、泰時は逃げろと訴えていました。

ここにいたら殺される、と訴えても、頼家は逃げないと答え、泰時に猿楽を見て行けと誘ったのです。

その頃、義時は和田義盛の所に来ていました。

そこには仏師である運慶(相島一之さん)も来ていました。

15年ぶりに会った義時に、運慶は「悪い顔になった」と告げます。

しかし、救いはある、己の生き方に迷っている、その迷いが救いなのだ、というのです。

悪い顔になったけど、いい顔になった、という運慶は、いつか義時のために仏を作りたいと告げました。

誅殺

修善寺では、猿楽が行われていました。

頼家の誘いによりそれを見ていた泰時は、猿楽師の中に不審な人物が紛れ込んでいることに気づきました。

刀を抜き、不審者の前に立ちはだかる泰時。

猿楽師に扮した善児は面を取り、泰時に打ちかかりました。

義時に泰時は殺すなと命じられていたため、泰時を気絶させると、善児は頼家に向かいました。

迎撃する家人を次々と討ち果たし頼家に向かう善児。

頼家も刀を持ち、善児を迎え撃ちます。

激しい斬り合いの中、善児は頼家が大切にしていた「一幡」と書かれた紙を見てしまいました。

善児が一瞬怯んだ隙を見逃さなかった頼家は、善児を一突きにしました。

止めを刺そうと振り被った時、背後からトウ(山本千尋さん)が頼家を貫きました。

振り返った頼家を袈裟懸けに斬り下ろしたトウ。

享年23歳、偉大なる頼朝の子、源頼家は絶命しました。

気絶から目覚めた泰時は、頼家の亡骸を見つけ、泣き伏しました。

頼家に斬られ、重傷を負った善児。

トウは善児の背後に立つと、その背を一突きに刺し貫きました。

「ずっとこの時を待っていた、父の敵」と叫ぶと善児に止めを刺したのでした。

次回、第34回「理想の結婚」

源実朝(柿澤勇人)と後鳥羽上皇(尾上松也)のいとことの婚姻が決まり、政子(小池栄子)の心配をよそに喜ぶりく(宮沢りえ)。一方、京では後鳥羽上皇が源仲章(生田斗真)、慈円(山寺宏一)らと鎌倉の行く末について思いを馳はせていた。そんな中、北条時政(坂東彌十郎)から代々受け継ぐ惣検校職そうけんぎょうしきのお役目を返上するように求められた畠山重忠(中川大志)が、疑念を抱いて義時(小栗旬)に相談。その義時ものえ(菊地凛子)を……

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」公式サイトより

実朝に京から御台所がやってきますね。

りくの思惑通りに事は進んでいます。

次に狙うのは武蔵の国。畠山重忠に北条の魔の手が伸びてきます。

畠山重忠は義時に相談しますが果たしてその結果はどうなるのでしょうか。

今回は頼家と善児が退場しましが、次回は一体誰が犠牲になってしまうのか。

毎回誰かが退場するこのドラマ、もう、涙なしでは見られなくなってきました。

次回、第34回「理想の結婚」、タイトルはほのぼのしていますが、はたして内容はどんなことになるのでしょうかね。

楽しみです。

最後に

とうとう頼家が退場してしまいました。

金子大地さん演じる頼家は、頼朝の嫡男として大事に育てられたことが分かる、真っ直ぐなのびのびとした人でしたね。

大事に大事に育てられてしまったがために、我儘に傲慢になってしまった頼家。

しかし、頼朝の後を引き継ごうと必死になっている若者でした。

確かにかなり未熟な頼家でしたが、ここまでされてしまう必要があったのだろうかと、悲しくなりますね。

本当に非情で冷酷な時代でした。

未熟ながらも真っ直ぐに突き進む頼家の役を金子大地さんは見事に表現されていましたね。

自分に与えられた最後に気づきながら、懸命に抵抗する頼家の姿、素晴らしかったです。

北条時政を影で操るりくの姿は恐ろしかったですね。

どこまでも強欲に権力を求めるりく。

宮沢りえさん演じるりくは、美しく、妖しく、時政を操っていて、本当に恐ろしいです。

これからもまだまだりくの暗躍は止まらないと考えると、身震いがしますね。

小栗旬さん演じる北条義時が悪い顔になったと運慶に告げられました。

あれだけ非道な決断を繰り返してきた義時ですから、確かに悪くなって当然です。

回を追うごとにどんどん冷酷になっていく義時。

鎌倉のため、北条のため、不要な命はどんどん排除していきます。

かつての自分のような息子・泰時は、今の義時にとってどんな存在なのでしょうね。

真っ直ぐ誠実に突き進む姿を眩しく見ているのでしょうか、それとも、現実を知らしめた方がいいと思っているのでしょうか。

どちらにせよ、泰時のように動きたいと思っても、鎌倉のことを思えばどうしても非情な判断をしなければならない義時の苦悩に、胸が詰まる思いです。

小栗旬さん演じる北条義時は、表情、仕草全てで迷い、苦悩を表現されていて、見ていてとても苦しいです。

そして、善児の罪が義時にバレてしまいました。

兄を殺した憎き犯人でも、汚れ仕事を任せられる人物は他にいません。

それに、暗殺を命令している今の義時に、命令される側の善児を責めることはできませんよね。

冷酷な暗殺者のように見えていた善児にも、人としての優しい温かい心があることが分かってしまった今は、殺してしまった相手の身内にその事を隠して仕えなければならない苦しい思いが分かってしまいました。

どんな時でも失敗しない善児も、一幡には弱かったですね。

善児の人間らしいところがとても魅力的でした。

しかし、その善児もトウに殺されてしまいました。

トウは善児が拾って育てた子供です。

源範頼を暗殺した時に一緒に殺した農民の子供だったのですかね。

父の敵に育てられたトウも苦しかったでしょうね。

育てられているうちに情も育つでしょうし、トウにとっても苦しい日々だったと思います。

頼家の死も善児の死も、それを防げなかった泰時の慟哭も、敵を討ったトウの複雑な心情も、決断をくださねばならなかった義時の苦悩も、全て。

今回、第33回「修善寺」は見ていて苦しい回でした。

さて、次回第34回「理想の結婚」は、実朝の結婚もあり、義時の結婚もありますね。

久しぶりに義時がデレデレとする姿が見られるようで、少しは和み要素があるといいのですが。

しかし、今度は畠山重忠に危険が及びます。

中川大志さん演じる見栄えのいい畠山重忠の退場も近いのかと思うと、気が滅入ってしまいますが、次回「理想の結婚」もどんな展開になるのか、とても楽しみです。

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