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どうする家康 第4回「清須でどうする!」のあらすじと感想

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嵐の松本潤さん主演の2023年大河ドラマ「どうする家康」。

脚本は、稀代のストーリーテラー・古沢良太さんです。

毎週日曜BSプレミアム午後6時~、NHK総合午後8時~、第1回は15分拡大で放送されます。

徳川家康の生涯を新たな視点で描く、スピード感溢れる波乱万丈の戦国エンターテインメント。

こちらでは、大河ドラマ「どうする家康」のあらすじ、ネタバレ、感想をお届けします。

目次

前回のあらすじ

桶狭間合戦後、岡崎城に入った松平元康(松本潤さん)宛に、駿府の今川氏真(溝端淳平さん)から書状が届きました。

内容は、今川を立て直すから、元康は三河から織田勢を打ち払い、その後に駿府に戻るように、要するに岡崎勢のみで三河を平定しろとの命だったのです。

勘定方の鳥居忠吉(イッセー尾形さん)がこっそり用意した軍資金や軍備を使い、元康は織田方・水野信元(寺島進さん)が守る刈谷城を攻撃することにしました。

水野信元は、元康の両親の離縁の原因となった人物で、今川を裏切り織田に付いた母方の伯父です。

永禄3年(1560年)7月、元康は刈谷城に攻め込みましたが、背後から織田に攻められ敗北。

その頃駿府では、元康の妻・瀬名(有村架純さん)が第2子を出産していました。

瀬名の父・関口氏純(渡部篤郎さん)は、苦しい状況の三河勢を思い、氏真に援軍を頼むのですが、その要求は一蹴されてしまいました。

それどころか、三河衆は駿府にいることを忘れるなと脅されてしまいます。

岡崎城に、援軍として今川に与する吉良義昭がやってきました。

それと共に再度刈谷城に攻め込みますが、やはり敗北。

悔しがる元康のもとに、水野から織田に付くよう書状が届きます。

家臣たちも今川から援軍が来るのか疑心暗鬼になっており、織田に付くべきと考える家臣たちも出てきていました。

迷う元康は、武田に助力を頼みましたが、その願いは一蹴されてしまいます。

そんな中、元康は生き別れとなっていた母・於大(松嶋菜々子さん)と再会し、喜びもつかの間、その母から今川はもう終わり、国や家臣のために駿府に残る妻子を見捨て、織田に付くよう言われてしまいます。

激昂した元康は母を追い出しますが、信頼する家臣たちからも今川を見限り織田について欲しいと懇願されます。

命を賭したその願いを拒否できず、元康は、援軍として駆けつけてくれた今川方の吉良の城を攻め落としました。

焼け落ちる城を泣きながら眺めていた元康に、水野信元は、清須に行こう、と声をかけたのでした。

前回、第3回「三河平定戦」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

それでは、第4回「清須でどうする」のあらすじと感想です。

信長との対面

やむなく今川から離反した元康は、水野信元と共に清須城へと行くことになりました。

信長と対等な同盟を結ぶため、三河岡崎城で、元康は家臣たちから立ち居振る舞いについて指導を受けます。

決して自分から礼をしないこと、先に名乗らないこと、と言い聞かせられます。

もしも不穏な動きがあったら、その場で一戦交える覚悟、信長など斬ってしまえばいい、そして清須を乗っ取ってしまえばいい、と家臣たちは強気に言い合います。

しかし、昔の信長を知る元康は怯え、痛む胃を押さえるのでした。

そして到着した清須城を目の当たりにした元康一行は、その佇まいと統率の取れた家臣団に目を奪われ圧倒されます。

酒井忠次(大森南朋さん)は、「これが…織田家か…」と呟き、本田忠勝(山田裕貴さん)は「勝てんわけだ」と呟きました。

膝をつき、左右に控える織田家臣団の前を通り抜けやってきた先には、柴田勝家(吉原光夫さん)と名乗る髭面の大男が待ち構えていました。 

中へと促され、1人だけ案内された広間に足を踏み入れると、奥の間に信長が座っていました。

近くに寄れと言われ、じわじわと近づき、信長の前に座ります。

家臣たちに言われていた通り、自分から礼をせず、名乗らずにいようとしていましたが、静かに自分を見つめる信長の迫力に負け、元康は頭を下げ、自分から名乗ってしまいました。

清須で

その後、元康たちは清須城下にある屋敷に案内され、そこを宿所とするようにと言われます。

そこには猿、と呼ばれた木下藤吉郎(ムロツヨシさん)が世話役として待っていました。

その陽気な態度と、理不尽に蹴られても喜ぶ様子を見て、元康たちは困惑します。

元康は、駿府にいる三河衆のことを案じていました。

石川数正(松重豊さん)が探らせたところ、瀬名と子供たちは無事だとわかりました。

そこに木下がやってきて、信長が元康を相撲に誘っているというのです。

竹で作られた枠の中、元康は信長と対峙しました。

信長の腕力に振り回されつつも、倒れたところを飛び掛かってきた信長を巴投げで投げ飛ばした元康。

しかし信長はすぐさま体制を整えて、元康の首を絞めにかかります。

勝負は信長の勝利に終わりました。

疲れ果てている元康のもとに木下がやってきて、もう1人、元康と対戦したがっている者がいると伝えられました。

面をつけ、木製の薙刀を携えてやってきた武者。

元康には稽古用の先に布を巻き付けた槍が与えられました。

息つく間もなく勝負は始まりました。

激しい打ち合いが続きます。

元康の槍は仮面の武者に弾かれますが、元康も体術で応戦しています。

竹の柵に武者の体を弾き飛ばしと、仮面が外れて素顔が見えていました。

それは美しい女性で、元康はすぐさま手を放しました。

信長は「覚えておるか?いつも俺の後をくっつき回っていた俺の妹、市(北川景子さん)よ」と紹介しました。

信長は市に、元康に清須の街を案内するよう命じます。

市に清須の高台に連れていかれると、そこから清須の街が一望できました。

きちんと整理された栄えた街並みに元康は驚きました。

市によると、信長はこれから小牧山に城を作り、美濃を手に入れたのち、西へ向かうのだと言います。

その壮大な計画に元康は驚きます。

乱世とは誠に愉快な世であることよ、力さえあれば何でも手に入る、力さえあればドンナイ大きな夢も描ける、愉快この上ない、と市は目を輝かせて話します。

15年前、まだ織田の人質だった頃、いつものように信長に徹底的に鍛えられていた元康の前に、元気のいい小さな少女が現れました。

自分も一緒に相撲を取るのだと言い、かかってこい、と勇ましく言うのです。

その少女が信長の妹、市でした。

しかし信長は、女は相撲などやらんでいい、と市を隅っこへと追いやります。

次は水練、と言い、嫌がる竹千代も川へと連れ出されました。

鎧を付け、川へ飛び込むのですが、それを躊躇する竹千代を見ていた市は、なさけなや、と呆れるのです。

その頃駿府では、関口氏純と瀬名が今川氏真の前に引き出されていました。

元康が離反したことを責め立て、関口一族は全員死罪、と申し渡します。

しかし氏真は瀬名の前にやってきて瀬名の顔を掴むと、「と言いたいところだが…」と関口を助ける条件を突きつけてきたのです。

同盟

松平は何をおいても織田を助けること、織田は何をおいても松平を助けること、という対等な同盟を結んだ元康。

曖昧になっている国境について質問すると、信長は元康の言うとおりでいい、と了承します。

もう1つ、今川への処し方を尋ねると、信長は鼻で笑うのです。

元康は未だ大国の今川とは戦わず、和議を結んでは、と進言するのですが、信長は元康の進言を一蹴するのです。

場所を移して、酒を酌み交わし同盟が成立すると、信長は、肝要なのは両家の結びつきを確かなものにすることだ、と言います。

その為、元康に市を娶るようにと命じたのです。

元康は駿府に妻子がいると断るのですが、信長は取り合いません。

それどころか、自分はもたもたするのは嫌いだと、3日後には祝言を上げるようにと言い渡したのです。

元康は、勢いをつけるために、盃を一気に飲み干すと、自分は臣下の礼を取るために来たのではない、織田の軍門に下ったわけではない、と主張します。

むしろ、大高城の戦いでは、丸根砦を落とし、大高城に兵糧を運び、守り通したのだと言い募ったのです。

傍に控えていた木下は、違う見かたもあるのだと告げたのです。

信長はもともと大高城を攻め落とすつもりはなかったと言います。

周囲を固め、じわじわと大高城を苦しめていたら、今川義元が出てくると踏んでいたのに、腰が重い義元はなかなか出てこず、もう少しで大高が落ちてしまうと言う時に、元康が兵糧を運び込んできて、大高城は甦ったというのです。

それに気を良くした義元がのこのこと信長の罠にはまりに来てくれたのだと木下は告げたのです。

更に、信長は元康たちの決死の突撃に対し、そこそこにあしらって、通してやれ、と言っていたというのです。

元康は「う、嘘じゃ…、そんな芸当ができるのは戦神だけじゃ…」と呆然とするのです。

信長は元康の「戦神」と言う言葉を気に入ったように、口にしました。

瀬名の危機、元康の決意

駿府で、瀬名の母・巴(真矢ミキさん)は瀬名が氏真の妻になれると喜んでいました。

しかし氏純や瀬名は浮かない顔をしています。

瀬名は、妻や側室という立場になるのではなく、ただの夜伽役として氏真に仕えることになったのです。

瀬名は今川一門であるにも関わらず、遊び女のような扱いに巴は愕然とします。

しかし瀬名は、昔から氏真を慕っていたと言い、関口を救うため、それを受け入れると言ったのでした。

夜伽の日、瀬名は手に何かを握りしめていました。

それを見咎めた氏真に引き倒され、無理矢理にそれを奪われてしまいます。

それは、かつて元康が作った木彫りの兎。

氏真は瀬名を憎々し気に睨みつけたのです。

元康は、市と2人の時間を過ごし、自分と夫婦になることを了承しているのかと聞いてみました。

市ははにかみながら、兄の言うことには逆らえない、と言い、自分は心を決めた、と宣言します。

元康を助け、信長よりも強い大将にする、と笑顔を見せたのです。

元康のもとに、駿府の氏真から書状が届きました。

そこには、今川に戻らなければ、関口家は皆殺しにする」と書かれてあったのです。

更に、「たすけて、せな」と血で書かれた手紙と共に、首が取られた木彫りの兎も同封されてありました。

氏真の所業と瀬名の境遇を思うと込み上げてくる怒りを元康は抑えることができません。

悔しさのあまり、何度も何度も床を打ち続けます。

元康との祝言を喜び、衣装を見せに来た市でしたが、その場面を見てしまいました。

それに気づいた元康は市のもとに膝をつき、「誠に心苦しいことでありますが、私は…」と言葉を濁します。

事情を察した市は、自分からも伝えることがあるといい、縁談を断りました。

兄の言いつけなれど、自分はか弱き男の妻は嫌だと言ったのです。

そして去り際に、「竹殿、申したはずです。この世は力だと。欲しいものは力で奪い取るのです」と進言したのです。

元康と市は信長に報告に行きました。

婚姻を結ばないということは、織田との盟約を捨て、今川に戻るというのか、と信長は元康を問い質します。

元康は、自分は信長を我が兄と思っている、兄と結びし約定をしっかりと果たすまで、と信長の目を見て語ります。

「元康、今川領を悉く切り取り、今川を滅ぼしまする。そして我が妻と子をこの手で取り返しまする。ご異存、おありでございましょうか」と力強く言い切ったのです。

駿府へと向かう元康たちを見送っていた信長とお市。

信長はお市に、初めて男にそっぽを向かれた気分はどうか、と聞いてきました。

市は、幼い頃、信長たちの水練を見ていて、自分もやろうと鎧を着こんで川に飛び込み、溺れてしまったのです。

それを助けたのが幼い頃の竹千代でした。

これからは市が困ったときには自分が助ける、と宣言した竹千代に、市は思いを寄せていたのです。

市の思いを知っていた信長は、市が望むなら元康を滅ぼしてもいい、と口にしました。

市は、そんなことをしたら、武田や北条と信長が相手にしなければならないではないか、と言います。

「白兎殿に押し付けなさるがよろしいかと、そして、大切になさいませ」

これから先、信長が真に信頼できるのは元康だけかもしれない、と市は進言したのでした。

今川との大戦が始まろうとしていました。

次回、第5回「瀬名奪還作戦」

元康(松本潤)は、駿府に捕らえられている瀬名(有村架純)を取り戻そうと決意。家臣たちの反対を押し切り、イカサマ師と呼ばれ嫌われている本多正信(松山ケンイチ)の妙案に望みを託す。正信は、伊賀忍者の服部一党を使い奪還作戦を立てるが、頭領の服部半蔵(山田孝之)は過去の失敗ですっかり自信を失っていて…

NHK大河ドラマ「どうする家康」公式サイトより

いやいや今川を離反した元康でしたが、とうとう今川を攻め滅ぼすことを決意しました。

妻子を取り戻すために、奇策を用いることにしますが、果たしてどうなるのでしょうか。

山田孝之さん演じる服部半蔵や、松山ケンイチさん演じる本多正信が登場しますね。

演技派で味のある方々の登場に、期待が増してきますね。

最後に

元康が信長と対峙しましたね。

もっとガクガクブルブルと震えるのかと思ったら、割と落ち着いて対応していて、成長を感じました。

でも、対面の時には、信長の迫力と威圧感に負けて、家臣たちの言葉を守ることができず、早々に頭を下げ、名乗っていましたけどね。

岡田准一さん演じる織田信長の存在感は凄いですね。

ただ静かに座っているだけなのに、威圧感が凄い。

怖がりの元康でなくても、目を合わせられず平伏してしまいそうでした。

それから、出番は少ないのに、強烈な印象を残したのが、溝端淳平さん演じる今川氏真でした。

瀬名に執着し、求めるけれど、一途な瀬名の態度に激怒し、あんなに残虐なことができてしまうのですね。

穏やかで優し気な風貌なのに、狂気を感じさせる氏真の表情と迫力に圧倒されました。

回を増すごとに氏真が恐ろしさを増していくので、毎回恐々と見ています。

そして、ずいぶん軽やかな木下藤吉郎が登場しました。

ムロツヨシさん演じる木下藤吉郎は、卑屈な感じが全くなく、虐げられてもそれを受け入れ、皆さんもどうぞ、のようなことを明るく言っていました。

少しおバカのように演じているのかと思ったら、元康に違う見かたとして、大高城攻めについて教えていました。

軽い態度でありながら、思慮深い一面、黒い一面も垣間見えて、木下藤吉郎の恐ろしさの片鱗を見たような気がしました。

これからのムロさんの木下藤吉郎が楽しみですね。

それから、やはり見所だったのは松本潤さん演じる松平元康の成長ですね。

あんなにガクガクと震えるばかりだった元康ですが、信長と対峙する時も震えを押さえていましたし、無理矢理相撲に連れ出されても、きちんと反撃していました。

市との対決は軽やかで華やかでかっこよかったですね。

駿府に残した瀬名の身を案じ、怒りをぶつけるシーンも印象的でしたし、まっすぐに信長に相対し、今川を滅ぼす、と宣言したシーンは感動的でした。

元康の成長が見えて、嬉しかったですね。

北川景子さん演じる市の切ない初恋も素敵でした。

意地っ張りな市が、祝言の衣装を前に素直に喜んでいるシーンは見ていて和みましたが、元康の事情を察し、自分から断る市の潔さ、優しさ、切なさに感動しました。

素敵なお市様でしたね。

これからも楽しみです。

さて、次回第5回「瀬名奪還作戦」では、本多正信と服部半蔵が登場します。

史実では、石川数正が交渉して人質交換するのだと書かれていますが、本多正信の妙案とはどんな案なのでしょうかね。

服部一党を使うけど、頭領の半蔵が自信喪失って、予告を読んでいるだけで次回が気になります。

次回、第5回「瀬名奪還作戦」も目が離せませんね。

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