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どうする家康 第19回「お手つきしてどうする!」」のあらすじと感想

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嵐の松本潤さん主演の2023年大河ドラマ「どうする家康」。

脚本は、稀代のストーリーテラー・古沢良太さんです。

毎週日曜BSプレミアム午後6時~、NHK総合午後8時~放送されます。

徳川家康の生涯を新たな視点で描く、スピード感溢れる波乱万丈の戦国エンターテインメント。

こちらでは、大河ドラマ「どうする家康」のあらすじ、ネタバレ、感想をお届けします。

さて、第19回「お手つきしてどうする!」では、徳川家康(松本潤さん)が新たな側室を迎えるお話です。

三方ヶ原の合戦で大敗し、武田の進軍を許してしまった家康。

しかし武田はなぜか反転して甲斐に向かっています。

武田に一体何が起こったのでしょうか。

織田信長(岡田准一さん)と足利義昭(古田新太さん)の関係も崩壊し、情勢はどのように転ぶのでしょうか。

目次

前回のあらすじ

家康の戦いを見に行った井伊虎松(板垣李光人さん)は、武田軍の鬨の声と、黄金に輝く兜を被った首、そして同じく黄金の具足を身に着けた遺体を運ぶ武田勢の姿を目撃しました。

徳川勢敗退の報は岡崎、岐阜、京にも知らされました。

岡崎は動揺し、京の将軍は織田と縁を切り、武田の来訪を心待ちにしています。

三方ヶ原で何があったのか、時を半日戻してみましょう。

浜松を素通りした武田勢を追いかけ、細い崖路に追い込み、背後を突こうとした徳川勢でしたが、武田信玄(阿部寛さん)にその策は見破られていました。

広い三方ヶ原で万全の体制を整え徳川勢を待ち受けていた武田軍。

慌てて退却を命じた家康でしたが。武田の猛攻に徳川勢は散り散りになってしまいました。

それぞれ、身を守りながら浜松城を目指しますが、武田の強さは尋常でなく、武勇を誇る本多忠勝(山田裕貴さん)も追い詰められていました。

そこを救ったのは叔父で育ての親でもある本多忠真(波岡一喜さん)。

忠真は忠勝を救うため、忠勝の夢のため、武田軍の目を自分に引きつけ、忠勝を逃がしたのです。

少しずつ浜松に兵が戻ってきますが、家康の姿はありません。

浜松城近くまで戻ってきたものの、武田軍に追い詰められ、床下に隠れて身を潜めていた家康。

城の留守居役だった夏目広次(甲本雅裕さん)は、戻らない家康を探しに出て、床下に身を潜める家康を発見しました。

夏目は家康の身代わりとなるため、家康の具足を身に着けると、やめろと叫ぶ家康を宥め、側近たちに家康のことを託すと、そのまま武田軍の前に飛び出したのです。

家康の身代わりとなった夏目は武田に討ち取られ、首を斬られて信玄の前に晒されました。

その後、武田勝頼(眞栄田郷敦さん)が浜松城に迫りますが、酒井忠次と石川数正(松重豊さん)による空城の計に戸惑い、攻撃することなく陣に戻りました。

時が惜しいと言った信玄は、そのまま浜松城を見逃すことにして、岐阜へと進軍しました。

武田との戦いを覚悟した織田信長ですが、なぜか武田軍の兵が止まり、引き返したと知らされたのです。

誰もが武田の進軍が止まったことに戸惑うのです。

前回、第18回「真・三方ヶ原合戦」を見逃した方はぜひこちらをどうぞ。

それでは、第19回「お手つきしてどうする!」のあらすじと感想です。

武田信玄の死

元亀4年(1573年)4月12日、信州駒場にて、大木に寄りかかった信玄。

信玄は、体調はすっかり良くなり、織田との決戦のために力を蓄えている、そう言い続けよと言います。

自分の死後、3年は秘匿するようにと信玄は言います。

少しむせた後、信玄は「ここまでか…」と目を閉じました。

信玄のやり残したことをやり遂げる、と宣言する四郎勝頼に信玄は、自分のまねをするな、勝頼は自分を遥かに凌ぐ存在になると断言、「其方は儂の全てを全てを注ぎ込んだ至高の逸材だ」と言い勝頼に託します。

「黄泉にて見守る」そう言って信玄は息を引き取りました。

戦神とはいえ病には勝てなかった、信玄は亡くなったとみて間違いない、と徳川家臣団は話し合っていました。

鳥居元忠(音尾琢真さん)は信玄の死を喜びますが、そんな鳥居を「敵とはいえ人の死を喜ぶとは何事か」と家康は諫めます。

本多忠勝は、今こそ信玄に奪われた領地を取り戻すべき、と進言し、家康は各地の調査を命じます。

立ち去り際、石川数正は、いつも懐に入れている摩利支天が守ってくれたのかもしれませんな、と言うと出ていきました。

信長の動き

武田信玄の死の噂は瞬く間に各地を駆け巡りました。

即座に反転攻勢に出た織田信長は、敵対勢力の駆逐を開始、京の槙島城にいた第15代将軍・足利義昭(古田新太さん)に刀を突きつけ、京から去るよう命じます。

義昭は抵抗し、明智光秀(酒向芳さん)に信長を排除するよう命じますが、明智は軽く将軍を蹴ると、「我が殿の命じゃ、官賊、足利義昭を追放せよ」と声を張り上げたのです。

明智は将軍を裏切り、織田の配下になっていたのです。

信長の前に膝をつくと、これからは信長のために力を尽くすと誓うのです。

信長は、次は長政だと秀吉に言いました。

北大江・小谷城に入った羽柴秀吉(ムロツヨシさん)は、お市(北川景子さん)とその娘たちを保護しました。

お市は、長政と共に自害しようとしていましたが、3人の姫たちを立派に育てるよう長政に託されていたため、生きて城に留まっていたのです。

秀吉は親し気にお市に触れようとしますが、お市はそれを激しく拒みます。

お市は、秀吉が姫を抱き上げ立ち上がる姿を、憎々し気に睨みつけていました。

家康は

この間、家康は三方ヶ原の衝撃が深く、何をする気力も沸いてこない様子。

湯殿で汗を流していた家康に声を掛けられ、髪梳きに入ったお万(松井玲奈さん)。

この頃、何事もやる気が起きない、と呟く家康をお万は慰めます。

これまで幾度となく死にかけたが、何だかんだ生き延びている、と家康は呟きます。

それは家康の力だとお万は言います。

天は、家康の日頃の行いを見ている、優しい心、だから天は家康を守るのだと万は慰めました。

「万の目には、殿は仙人様のように輝いて見えます」とはにかみます。

そんな万に家康は段々と心を傾けていくのです。

岡崎からの心配

岡崎の信康(細田佳央太さん)は母・瀬名(有村架純さん)に折り入って話があると呼び出しました。

信康の妻・五徳(久保史緒里さん)は、瀬名に浜松に移ってはどうかと進言します。

瀬名は家康と離れてずっと1人でいるから、寂しいだろう、と信康と五徳は言うのです。

瀬名は、五徳に正直に言って欲しい、自分は邪魔か、と尋ねます。

「では」と言った五徳は、瀬名は優しすぎるから、信康は甘さが抜けきれない、と言い切ります。

自分は織田信長の娘だから、信康を信長に劣らぬ強い武将にしたいが瀬名の優しさにより阻害されていると言います。

しかし、瀬名が寂しいだろうというのも本心だと言うのです。

五徳は、早めに浜松に移った方がいい、ずっと1人にしては、家康に悪い虫が付くかもしれないから、と進言しました。

お手つき

その頃、浜松の家康は、湯殿で髪梳きを任せるお万の魅力に抗えずにいました。

後日、服部半蔵(山田孝之さん)に頼み、お万を医師に見せると、お万の懐妊が発覚しました。

家康に子が増えることは良いこと、と言いながら、瀬名の了承を得た側室ではないため、瀬名の知るところになったら大変なことになる、と半蔵は言います。

しかも、お万は築山にて瀬名に仕えていた侍女です。

そのような者が家康のお手つきになったと瀬名が知ったら…、と家康は動揺します。

絶対に誰にも言うな、というと半蔵を下がらせました。

石川数正から、瀬名が浜松にやってくると報告が入りました。

様子がおかしい家康から、何か隠し事があると察した石川と酒井。

言うなら今、と促したところ、家康はお万とのことを話しました。

何を考えているのか、と一喝した石川。

信長が敵を蹴散らしている時に、殿は風呂で何をしていたのか、と酒井は嘆きます。

瀬名に報告すると言った側近2人は、すぐに動きました。

岡崎に入った知らせにより、瀬名や信康は憤り、瀬名は浜松に赴き、詳細を聞いてくると言います。

浜松に到着した瀬名は家康を「阿保戯け」と罵り、叱責しました。

家康に子が増えることは良いことだが、瀬名が知らないとあっては正室としての立場がない、と訴えます。

相手かまわず子を作っては家が乱れる、信康や亀の立場も蔑ろにした、と憤る瀬名。

家康は瀬名に深く頭を下げました。

瀬名は、お万とも話す、とお万のもとに向かいました。

逃げろ、と促す同僚にお万はお願いがあります、と自分を木に括りつけてもらいました。

瀬名が現れると、お万は、大変なことをしてしまった、どうか気の済むまで折檻してください、と懇願します。

気勢を削がれ、子に罪はない、と瀬名は言います。

お万は、この子が生まれれば家を乱す、城を出て育てるとしても家康の子としてそれなりの教育を施さなければならない、しかし、自分の実家の社は戦で焼けてしまった、と訴えます。

父は死に、母は動けぬ、とてもそのような教育はできない、と泣き崩れたのです。

そういうお万を見て、瀬名は縄を解くと、お万を見くびっていた、と言います。

「なんのなんの、才ある子じゃ、これではうちの殿ではひとたまりもない、見事じゃ。殿から金子をふんだんに頂くがよい。その金でこの子を立派に育てよ。焼けた社も再建するがよい。恥ずかしいことではない、それも女子の生きる術じゃ、わたくしは嫌いではないぞ」と言います。

お万は瀬名に、恥じてはない、と言い切りました。

戦で疲れ切った家康を慰めることができて良かったというのです。

男どもは己の欲しいもののために戦をし、人を殺し奪う、女子はどうやって?人に尽くし安らぎを与えて手に入れる、女子の戦い方の方がよほど良い。

自分はずっと思っていた、男どもに戦のない世など作れはしない、女子が政をすればいいのに、そうすれば、男どもにできないことがきっとできるはず、瀬名のような人ならきっと、と。

お万は、もうここに来ることも、姿を現すこともない、この子は立派に育てる、いずれ家康の役に立つ子に育てる、と宣言して、城を去りました。

気が緩んでいた、と謝る家康に、瀬名はそれだけ辛く苦しい時を過ごしたのだろう、と理解を示しました。

そんな大変な時に傍で支えられなくて申し訳なかった、と瀬名は頭を下げました。

ここに移ってくれるのだろう、という家康に、瀬名は移ってくるのはもう少し先にすると言います。

信康や五徳はもう子供ではないというが、自分にはそう思えない、いずれは2人で過ごしましょう、と言うのでした。

そこに石川と酒井がやってきました。

気を抜くにはまだ早いと諭す2人。

遠江の民は、家康を馬鹿にして喜んでいるというのです。

信玄入道が身罷ったと言えども、いまだ武田は強大、徳川勢は半死半生、切り取られた所領を取り戻すには困難を極めると言うのです。

その頃、武田を継いだ勝頼は、三河を手に入れると宣言していました。

「狙うは岡崎、松平信康。そしてその母、築山殿じゃ」と歩き巫女・千代(古川琴音さん)に命じたのです。

岡崎の信康と瀬名に危機が迫っていました。

次回、第20回「岡崎クーデター」

信玄(阿部寛)亡きあとも武田軍の強さは変わらず、勝頼(眞栄田郷敦)は徳川領に攻め込んだ。総大将の信康(細田佳央太)は数正(松重豊)らと応戦するが、苦戦を強いられ、瀬名(有村架純)や亀(當新あみ)も、負傷兵の手当てに走り回る。病で浜松から動けない家康(松本潤)は、忠勝(山田裕貴)らを援軍として送る。そんなあわただしい状況の裏で、岡崎城ではある陰謀が仕組まれていた…。

NHK大河ドラマ「どうする家康」公式サイト

信康と瀬名の身に危険が迫っています。

家康は病に倒れ、助けに行けないようですね。

三河を狙う武田勝頼とその意を受けた歩き巫女・千代の策略。

岡崎の運命が気になりますね。

家康に反感を持っていたはずの井伊虎松が家康の前に膝をついていたようですが、頼もしい味方となってくれるのでしょうか。

次回、第20回「岡崎クーデター」。気が緩んでいた家康もしゃっきりするべき時が来たようです。

最後に

織田勢が敵の駆逐に躍起になっている時に、家康は何をしていたのか、松重豊さん演じる石川数正の叫びは、本当に共感しました。

武田が遠江を去った今がチャンスなのではないのか、なのに家康は…。

まあ、史実では勢力を回復して長篠城から奥三河を奪還、駿河の武田領まで脅かした、とされていますから、この大河ドラマでは描かれていないだけなのかもしれませんが、本来ならば領地回復、戦力回復に務めなければいけない時に、のんびりしすぎだろう、と少し思ってしまいました。

松井玲奈さん演じるお万の方の妖艶な魅力に抗えなかったのかもしれませんが、残念です。

お万の方が生んだ子は、結城秀康となります。

羽柴秀吉の養子となり後に結城家の養子となり生き続けます。

阿部寛さん演じる武田信玄が死んでしまいました。

あれだけ威厳のある信玄が大木に寄りかかりぐったりとしている様は衝撃でした。

ですが、息子・勝頼に全てを託し、最後に見守ると言い残しこの世を去った信玄の死に様、その崇高な様子に衝撃を受けました。

また、それを引き継ぐ勝頼の真摯な様子も素晴らしかったですね。

眞栄田郷敦さん演じる勝頼の真っ直ぐな気性が伝わってきました。

これから勝頼は岡崎を狙ってくるようですが、父・信玄のように歩き巫女を使い、人心を掌握しつつ、戦いに挑んでいくのでしょう。

これからの勝頼の活躍も目が離せませんね。

足利義昭が追放され、室町幕府が終焉を迎えました。

酒向芳さん演じる明智光秀の手のひら返し。

なんとも言えませんでしたね。

この物語での明智光秀の非道っぷりは本当に凄いです。

ここまで悪役っぽく描かれるというのも凄いですね。

さて、次回第20回「岡崎クーデター」では、岡崎城が武田に狙われ、調略されてしまいます。

五徳姫の密告により信康と築山殿に危機が迫ります。

岡崎の者としてではなく、織田信長の娘としての矜持が強すぎた五徳姫。

その心が寂しいですね。

岡崎の人になり切って欲しかったと思います。

徳川四天王の1人、井伊直政がようやく徳川勢に加わるようですね。

板垣李光人さん演じる井伊虎松が家康の前に膝をついていたシーン、嬉しかったです。

これからの虎松の活躍も見どころの1つですね。

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